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顔を上げれば、光。

年明け早々から、心が揺さぶられるような出来事が立て続けに起こり

気が休まらないお正月を過ごされたかたも多かったのではないでしょうか。


新年のご挨拶の前に、まずは三が日に起きた大きな地震並びに悲しい事故などで辛い思いをされているかたに心からのお見舞いを申し上げます。

直接的には影響が及んでいないという場合でも、ニュースやSNSで目にする衝撃的な映像の数々、起こってしまった出来事の数々に心を痛めているというかたが多くいらっしゃる… というか自分を含めほとんどのかたがそうなんじゃないかと思います。


繰り返し流される 衝撃的に切り取られた映像は、小さなお子さんたちにはもちろんのこと、

私たち大人の脳にも知らず知らずのうちに焼き付いてダメージを与えます。(ダメージという言葉が不適切だったらごめんなさい)


ショッキングなニュースが続き、気分がひどく落ち込んでしまうとか、朝起きて現実を見るのが辛くなってしまったというかたは

苦しい思いをされている方々に心を寄せる気持ちは大切にしつつも、

勇気を持ってテレビを消す、情報から離れるということもひとつなのではないかなと思います。



私のnoteに来てくださるかたは、感受性が鋭く(時に自分自身を傷つけてしまうほど)優しいかたが多いとおもうのですが……


たとえばニュースなどを見て、人の痛みを自分のもののように取り込み抱え込んでしまう、そのようなかたにとっては

自分の生活を平常通りに送ることや、目の前の楽しいことを楽しむことがなんだか後ろめたく感じ られるかもしれません。

身近に被災されたかたがいらっしゃる場合などは、なおのこととお察しいたします。



それでも私たちにできることは、(とてもありきたりな言葉で恐縮ですが)まずは目の前の自分の生活を整え日々を生き、当たり前ではないこの命に改めて思いを馳せるということだと思うのです。

そうしているうちに、誰かをちょっと笑顔にするような「何か」をしたくなる。

そうやって、自分の周りに小さな笑顔の連鎖を作っていけばよいのだと思うのです。



起きてしまったことをどうにか変えることができたら…… と願うけれど、そうはできないから

せめて日本中が悲しみや不安に暮れたお正月だからこそ、「今、命がある」という有り難みを胸に刻もうと、わたくしはそのように思いました。




あと、全然関係のない話なのですが

サイコロをいくつか振って、ゾロ目の数字が出る確率と、そうではない数字が出る確率、これは意外にも同じだそうなのです。


ゾロ目が揃うと、なんだかものすごい奇跡が起きたように感じますよね。

でも、確率的には他と同じなのだそうです。


それと一緒にしていいのかどうかはわかりませんが(数学ほんとにダメなのであんまり下手なことは言えないのですが)

なんとなく直感的に思ったことがあります。


「お正月からこんな災難続きなんて、2024年先が思いやられる…」なんて思わなくていいんじゃないかなって。

サイコロを振って、他の数字が出るのと同じ確率で「たまたま」ゾロ目が出るのと同じように

たまたま 辛いことが集中したのがお正月三が日だったわけで、

そこに「2024年は不吉な年になる」とか余計な意味づけをしなくていいんじゃないかなあって思ったんですよね。



誰かが言ってました。

辰年だから『昇り龍🐉』なんだって。

ここからぐんぐん良くなるよって。


昇り龍ってなんじゃろなと思い調べてみたところ、

『人々に願いを叶える宝珠をさずけるために地上に降りた龍が、再び天に戻っていく姿』とのことです。

龍って、ちょっと怖い姿をしているし、ああそうか… そう言われてみればそうなのかもなあ… などとおもいました。



それでね。

これを聞いたときに、

起こったことにどうせ何か意味づけをするなら

人を不安にするようなことではなくて、こんなふうに人の心に ぽっとあたたかな火を灯せることを言える人でありたいなと思いました。


もちろん、このお正月に起きた惨禍を見て、安全な場所にいる私の口から「大丈夫、安心してね」なんてことは言えません。

でも、辛いことが通りすぎて やっと顔を上げられたときには、きっと暖かく優しい光がわたしたちを歓迎してくれる。

まるで天使たちが両手を広げて抱擁してくれるかのように、

顔を上げたその先で、誰かの笑顔や優しい気持ちに出会えるのかもしれないし、きれいなお花が微笑むように咲いているのを見つけられるのかもしれない。

そう信じて、生きていきたいねって、こころの底から思ったんだ。



相変わらずいろんなことが起こるのが人生というものだと思いますが、

みなさんとわたしさんの安寧と幸福を、今は特にお祈りしたい気持ちでおります。

そして、いま命があることや、痛みなく過ごせる瞬間への感謝や愛しさを忘れずに生きていきたいなと いつも以上に強く思った2024年の幕開けとなりました。


ご挨拶が遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ご清聴誠にありがとうございました。




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