松井一郎は、人として〈クソ〉
「大阪では、維新の会が圧倒的に強い」などと言われるたびに、恥ずかしくて仕方がない。これはどう考えたって「大阪人は、知的レベルが低い。事実、派手な人気取りのパフォーマンスに目を眩まされるのは横山ノック時代以来のことで、まったく進歩が見られない」と言われているようにしか思えないからだ。
私は、生まれも育ちも現住も「大阪」の、生粋の大阪人だが、はっきり言って「大阪は、知的レベルが低い」と思う。よく言えば「庶民の町」、悪く言えば「知的レベルが低い」ということだ。
だいたい、松井一郎大阪市長や吉村洋文大阪知事といった「目立つ維新政治家」の言動だけでも、まともに見ていれば、いかに「維新の会」の政治家が「口ばっかり」で「イイカゲン」かくらいは、「中卒程度の学力」があれば分かるはずだ(その他大勢にも、酷いのが大勢いる。例えば、丸山穂高をご記憶だろうか)。
ところが、2回にわたって行われた「大阪都構想をめぐる大阪市の住民投票」の結果を見ても、約半数の大阪市民が、維新の会の目玉政策である「大阪都構想=分割による大阪市廃止」を支持したのだから、周辺の府下市町村が「大阪市の住民は、レベルが低いのだろう」と言って差別化をはかろうにも、大阪府民の3割以上が維新の会を支持しているという事実は、否定できないところなのである。
それにしても、「松井一郎と言えば、雨合羽でコロナ対策」と派手に訴えて、医療従事者用に雨合羽を寄付させた結果、それを「ゴミ」にして無駄な税金をつかった男。
「吉村洋文と言えば、イソジンでうがいをすれば、コロナが防げる」と記者会見して、コルゲンの興和社を儲けさせた知事だ。
あるいは「2回の住民投票」で「都構想」に対する民意を確認したにも関わらず、今では住民投票や法改正という正規の手続きを取らずに、市長権限で大阪市の財産である学校などを、大阪府に献上しているような、小狡い政党である。
さらには、「夢洲にカジノを含む総合リゾート施設」を建設するとか「大阪万博」を開くとか言って、莫大な税金を使って、関連企業を儲けさせている人たちで、しかも、会場予定地である埋立地の夢洲への地下鉄延線工事では、今頃「軟弱地盤が見つかったので、工事費が膨らむ」などと、「辺野古沖の埋め立て」と同じように、予定どおりに「少なめに申告していた予算を、どんどん上方修正」しているような、まったく信用ならない政党なのだ。
一一そう言えば「大阪都構想に関する住民投票」で、一体、いくら税金がかかったのか、知っている大阪市民が何人いるのか? 百人に一人もいないだろう。これは維新の支持者だって、基本的に同じである。
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こんな感じで、「維新の顔」である松井一郎、吉村洋文の、話にならない問題言動は、あまりにも多すぎて、新しい話題に次々と上書きされ、忘却の彼方へと押しやられてしまう。さらには、在阪テレビ局の「提灯持ち報道」により、上書きされてしまうのだ。
そんなところへ、今回はまた、松井一郎が「ゴーマンかましてよかですか?」と、例によってやってくれた。
(水道橋博士)
さすがは、「スラップ裁判を得意とした、元弁護士の吉村洋文」とタッグを組んでいる、見るからにヒールの松井一郎。吉村から、いかに「スラップ裁判」が「弱者を黙らすのに有効な、脅迫手段」かを、体験に基づいたレクチャーでも受けていたのかも知れない。
いくら、顔が怖くても「スラップ裁判」で、一般庶民を脅すような「政治家」は許せない。ここのところ、維新の調子が良いからと言って、調子こいてんじゃねえ、ということだ。おまえはもう「2回の住民投票」の責任を取って、すでに辞めててもよかったような人間なんだぞ、ってことだ。だから、さっさと辞めろ。
ともあれ、橋下徹が、水道橋博士の弁護に就くことはないだろう。調子に乗ったおっさんが、勢いで「脅し」をかけただけで、本当に「スラップ裁判」など起こしたら、世間の物笑いであり、維新の足を引っ張ることにしかならないのは明らかだからだ。だから、さっさと辞めちまえ。
で、松井一郎が「コロナ自粛期間中に大宴会」と同様、うやむやに誤魔化そうとしているところに、今度は「骨のある知性派芸人」ラサール石井が、水道橋博士の応援に駆けつけた。
この記事の内容で肝心なのは、水道橋博士がツイッターで紹介した、金子吉友氏のYouTube動画「維新の闇!大阪市長・松井一郎の経歴を調べたらヤバかった!」は、裁判になど訴えられてはおらず、松井一郎が「勝訴した」とか言っているのは、まったく別件の、ずーっとくだらない、SNSへの書き込み「松井氏は過去に強姦事件を起こした」だったという事実である。
この動画は、タイトルのとおり、松井一郎の「バック」を事実に即して取材したものであり、「松井氏は過去に強姦事件を起こした」という書き込みとは、縁も所縁もないもので、そんなものと一緒くたに扱うこと自体が、むしろ「名誉毀損」と言えるだろう。
ともあれ、この動画は、非常に真っ当にジャーナリスティックなもので、とても興味深いものなので、ぜひ多くの人に視聴していただきたいと、私も強く強くオススメしたい。
(例えば、松井一郎の父親は、右翼の巨頭・笹川良一のお抱え運転手だった。松井は、学生事件に暴力事件を起こして退学となり、その後、笹川良一関係の学校に編入しており、笹川と松井の関係は長いものである。現在の松井の押しの強さの背後には、笹川金脈があるのではないか、等々)
なお、松井一郎の「スラップ裁判」恫喝に対し、水道橋博士も「ラサール石井によるこの記事」(画像)を引用して、次のように、ツイートしている。
(https://twitter.com/s_hakase/status/1494099363584679937)
なお、上記の、松井一郎の「告訴するぞ」という恫喝ツイートから1週間が経っているが、いまだ松井が水道橋博士を告訴したという報道はないし、新しい情報もないようだ。
記事といえば、下の「LITERA」のものが付け加わっているくらいで、訴えるのなら「LITERA」も当然のその対象だろう。なにしろ「LITERA」は、ずっと前から「維新の敵」だったのだから。
しかし、「戦争はしない」と言っていたロシアのプーチンがウクライナに侵攻したのとは真逆に、「訴えるぞ!」と言っていた松井一郎は、未だ訴えないし、大方の見方は「絶対に訴えない。なぜなら、内容的に、とうてい訴えられるようなものではなく、逆提訴されかねないからだ」といったものだ。
言うまでもないことだが、政治家に「経歴詐称」は許されない。
一昨年の東京都知事選前に、現・小池百合子都知事の「経歴詐称問題」を扱った、石井妙子のノンフィクション『女帝 小池百合子』が刊行されてベストセラーになり、しかも「第52回大宅壮一ノンフィクション賞」を受賞したことからも分かるとおり、国民生活に多大な影響を与える政治家たちの「信頼性」を担保する情報として、政治家の「経歴」の詐称や隠蔽は許されないことなのである。
したがって、松井一郎が「右翼の巨頭」で、「日本船舶振興会」要は「競艇(ボートレース)」の親玉で、あちこちに寄付をするほど、たんまりと金を持っていた、笹川良一とつながっているという「事実」があるのであれば、その事実は報道され、周知徹底されてしかるべきであろう。
それを、「強姦をしたなどという、幼稚なデマ」と一緒くたにして、自分に不都合な情報を「闇に葬ろう」とすることなど、絶対に許されてはならない。
松井一郎が、水道橋博士の生活を脅かしながらも、いまだに「スラップ裁判」を起こさないのは、いかなスラップ裁判といえども、事実に基づかない裁判では、勝ちようがないからである。
ともあれ、こんな「ヤクザまがいの政治家」を、「大阪市長」だの「元大阪知事」だのとして担ぐことは、「大阪の恥」であり、ひいては「日本の恥」である。
(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11180671701)
「松井一郎だの吉村洋文だの維新の会だのを支持しているやつは、知的レベルが低い」と、至極まっとうな評価を下している、多くの日本国民同胞に伝えたい。一一「おっしゃる通りで、大阪府民の少なくとも3割は、知的レベルが低い。残念ながら、大阪府民の一人である私も、それは認めざるを得ない」と。
そんなわけで、一日も早く、大阪が「維新の悪夢」から目を覚ますことを願って、維新の批判を続けたい。
「顔だけがヤクザなのではない」松井一郎が、大阪市であれ、大阪府であれ、とにかく「大阪の顔」状態にあることなど、誇りある大阪人として、断じて我慢ならないのである。
(2022年2月26日)
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(2022年3月22日追加)
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