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誤解級制覇のこと

誤解をしないで聞いて欲しい


井上尚弥さんが、2階級制覇した。
素晴らしい! 
世界では2番めの偉業らしい。
こういう人を、世界最強と言う。
しかし、実生活で世界最強は、誤解級(ごかいきゅう)制覇の人々だ。

誤解級制覇(ごかいきゅうせいは)の人とは

世の中は、変だ!
例えば、いつも百点しか取らない生徒が、たまに95点をとって死にたくなるかと思えば、
いつも0点しかとれない生徒が、たまに60点をとって、大喜びをすることもある。
一体なんだろ、この違いは。
成績が良いなら幸せなはずだけれど、そうならないことがある。
大金持ちの大人と、貧乏な大人も同じように、幸福をお金で推し量ることは出来ない。
要するに、自分をどう感じるか、それが幸福感につながると言うわけ。

自分のことをどう感じるかは客観性ではない

客観性と言う言葉は、実に素晴らしい。
一人だけの意見だと、客観性に乏しいと言われるけれど、
本当にそうかどうかは眉唾だ。
例えば、第二次世界大戦前のドイツでは、ヒットラーの支持者が多かった。
戦争に反対をする人は、非国民扱いを受けた。
反ヒットラーの主張をしたら、それは異端だった。
だから、多くの人々の見方を総合したら客観性を保てるというのは嘘である。
マスコミの良く実施しているアンケートも、同じように信頼が出来ない。
人間というのは、所詮似たりよったりである。
多くの人は世間の流れに乗っているだけである。
だから、ここでは自分のことをどう考えるかを、自立して考えたい。

老後に、自分をどう評価するかで老後のやる気が変わる

人はたいてい自分を評価する。
自分に厳しい人も入れば甘い人もいる。
ここでは、自分を大切にしているかどうかを考えたい。
自分を大切にする人は、甘やかしたり厳しくしたりしない。
言い換えると、自己評価でバランスの良い評価基準を持っていると言える。
現実の自分を、仔細に見すぎると、現実の自分が自分を支配する。
だから、自分を見るときには、近眼のほうが良いのだ。
そして、現実の自分をできるだけ誤解してみるようにすると、もっと良い。
あえて誤解するようにするのではなく、自然に誤解できたらもっと良い。
自分に都合よく誤解するということである。
他人から見たら、身勝手だったり、自己肯定感が強いように見えるし、ワガママに見えたりするかもしれない。
そういう周りの意見も、自分に関心があると、誤解しておくのが良いのだ。
だって、世界で一番幸せになる必要があるのは、自分なのだから。
周囲の世界を、誤解の渦に巻き込むくらい許されるに決まっている。
まあ、これも誤解の一つだが。
でも、積極的に誤解をすることで、やる気が出てくるのなら結果オーライである。

誤解級を制覇すればストレスは拡散する

誤解することを、恐れないのは少し勇気がいる。
多分、相手から「あの人は、ちょっと馬鹿じゃない?」と言われるかもしれない。
そういう誤解を相手に与えやすい。
こちらが誤解をすると、相手も誤解をしやすいと言うこと。
まあ、こちらの誤解が他人の誤解を引き出したにすぎないのだけれど。
誤解級を制覇するには、こういう小さな憶測も誤解することで、良いようにあしらえば良いのだ。
とにかく、相手にしないし相手にされない関係を構築するのが一番。
残り少ない余生を、周囲の雑音で乱されるほどつまらないことはない。
もう誤解の道を一直線で生きていきたい。
誤解は最強だ!

旗じいの話を最後まで聞いてくれてありがとう。
みんな、進んで自分自身を、世界を、どんどん誤解しよう。

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