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グランドキャニオン南北リム往復ラン【後編】R2R2R 闇の中へ

往路ではきつい勾配に喘ぎ、背後の景色を楽しむどころではなかった。下りでは先程とは打って変わって気持ちが高揚している。軽いステップを踏みながら絶景を楽しむ余裕もある。顔を真っ赤にして上ってくるハイカーにも元気よく挨拶。と思いつつ、苦しむ人達を横目に、自分だけ上機嫌は良くない。声のトーンを少し抑えよう。そして、上りのハイカーに道を譲るのを忘れないようにと、先程の自分の苦労を思い出し戒める。

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(上りでは振り返って見る事ができなかった絶景。景色は素晴らしいが、よく見るとかなり怖い)


下りは否が応でもスピードが上る。その一方でトレイルは、狭いところでは幅1メートル程度。横は数百メートルの断崖絶壁。無理は禁物、慎重に行くに限る。上りで擦れ違ったハイカー達が戻り始めているようだ。頻繁に声を掛けられるようになってきた。「何か忘れ物したの?」から始まり、「R2R2Rチャレンジ?」、「何時に走り始めたの?」、「凄いね~」など。

そんな中、再度、例の赤いティーシャツにメダルを提げたグループに遭遇。朝に走ったばかりのレースの興奮の余韻もあってか、そのうちの一人の女性が驚きを隠さずR2R2Rについて、あれこれ聞いてくる。最後には「ランナー仲間に見せるから一緒に写真撮らせて」と、渓谷をバックにツーショットの自撮りをパチリ。何だか有名人になった気分だ。「怪我しないで頑張ってね~」と赤い集団に見送られて、意気揚々と谷底へと向かう。見知らぬ人からでも、声援を受けると言うのは本当に励みになる。


気温は30度を超えているだろう。空は雲に覆われており、更に下り。暑さはそれほど苦にならない。ノースリムから降りてくるハイカーの多くは、既に引き返してしまったようだ。一時間も下ると、人の姿は全く見えなくなった。唯一出会ったハイカーはマンザニータ・レストエリアにて休憩していた30歳前後のカップル。一日で南から北へのR2Rチャレンジ中。丁度、私が到着する前に、「片道でこんなに大変なのに、往復する人なんかいるのかねぇ?」と話をしていたと言う。そこに、丁度いいタイミングでR2R2Rのチャレンジをするランナーが立ち寄った。水補給をする僅かな間であるが、お互いを激励する言葉を交わし、再び谷底目指す。

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(マンザニータを過ぎると、あたりは開け緩やかな下りが続く)


この後、谷底のファントムランチに着くまで、静寂に包まれた緩い下りをトレイルランナーの幸せを噛み締めながら快調に走ること約3時間。結局この間、コットン・ウッドのキャンプサイトも通過してきたが、一切ハイカーの姿を見る事はなかった。嬉やら、寂しいやら。

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(来た道を振り返ってパチリ。標高が変化するため生息する植物も変わる)


もう50kmは超えた事だろう。うち30km以上は下りだが、幸い膝の痛みはない。それでも疲労はだいぶ溜まっているはずだ。標高が下がり、気温は上ってきている。気を引き締めなくてはならない。10数億年前の地層に囲まれた孤独なトレイルで、自分自身に繰り返し言い聞かせていたのは「水分補給を忘れるな」そして「調子に乗るな」。過去にも絶景に目を奪われたり、ついボーッとして転倒した事は一度や二度ではない。多くの場合は疲労によるものではなく、今回のように調子よく走っている時だ。誰もいない谷底で怪我でもしたら、サウスリムのケンネルに預けてきた愛犬のブラウニーを引き取る者がいなくなる。と、どうでもいい事が脳裏によぎる。実は、今回も二年前同様に、家族は夏休みを利用してメキシコ帰省中。そのためゴールデンレトリーバーのブラウニーを連れてきている。無事に帰還して、明日の朝一番で迎えに行こう。

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(グランドキャニオンをバックに不自然なポーズをとるブラウニー)


ファントムランチは谷底のオアシス。敷地内には唯一の輸送手段として活躍するラバが10頭ほど。そして宿泊用のバンガローが点在する。近づくにつれて、メインロッジの前の広場に集って歓談するハイカーたちが見えてきた。ロッジにはいつも多様な人たちが集う。朝方もボトルに水を入れている時に、韓国人から声を掛けられた。みな出身国も人種もバラバラ。知らない者が集まっても、グランドキャニオンの魅力を肴に話しは尽きない。


水補給で広場に立ち寄ると、一人の女性が声を掛けてきた。午前中に何処かで擦れ違ったらしい。R2R2Rかと聞かれ、Yesと答えると、その場にいたハイカーたちに「この人、R2R2R挑戦中よー」と大声で。ボトルに水を入れ、栄養補給を採り、夜に向かっての準備をする間、大勢のハイカーから「以前にもR2R2Rした事ことあるの?」「今ボトルに入れた粉末は何?」「ところで何歳?」など質問攻めで休む暇もない。またもや有名人になった気分だ。僅かばかりの休憩の後、いざ出発。すると20名程いたハイカーたちが「頑張れよー」の声援と拍手で送り出してくれた。大勢に見送られる中、トボトボと疲労困憊した姿を見せるわけにも行かず、笑顔で手を振りながら、元気一杯のふりで広場を後にした。

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(ファントムランチ出発時のタイムは12時間30分。この時点で午後5時)

グランドキャニオンの渓谷内で出会うハイカーたちの間には、一種の連帯感のようなものがある。特に谷底では顕著である。グランドキャニオンを訪問する観光客の内、渓谷内に足を踏み入れるのは僅か1%程度。谷底まで降りてくる者は、更にその内の一握りである。ファントムランチにいるハイカーたちの間には、達成感や優越感を共有する仲間意識が存在するのだろう。彼らから受けた声援は疲労した体に吸収され、エネルギーとなる。サウスリムまで、残すところ距離にして16km、標高差1,400m。

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(ファントムランチ脇のブライトエンジェル・キャンプ場。気温は午後5時時点で華氏92度。摂氏で33~34度)


グランドキャニオンの南側と北側はコロラド川に架けられた2本の橋で結ばれている。1928年に架けられたブラックブリッジ。そして、もう一本は、その40年ほど後に700mほど下流に架けられたシルバーブリッジ。ブラックブリッジは、カイバブトレイル・ブリッジとも呼ばれ、早朝の下りの際に渡ったのがこの橋。長い間、グランドキャニオン内でコロラド川を渡る唯一の手段であった。

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(シルバーブリッジを渡って、南岸へ渡りブライトエンジェル・トレイルでサウスリムを目指す)


1960年代に作られたシルバーブリッジは、ブライトエンジェル・トレイルに繋がっており、その下をトランスキャニオン・ウォーター・パイプラインという水道管が通っている。この、パイプラインと言うのが凄い物である。ノースリムの水源から始まり、ノースカイバブ・トレイルを下り、コロラド川を越えて、ブライトエンジェル・トレイルを通ってサウルリムまで続いている。一旦、1800m下りた水は、サウスリムに到達するのに1400m上る。凄まじい高圧である。

それと言うのもサウスリムには殆ど水源がない。拠って多くの観光客が利用する水を賄うためには、どこからか運んでこなければならない。実は昨年、谷底でキャンプをした際に、夕刻のレンジャー・トークでコロラド川の水政策の話を聞く機会があった。それに拠ると、コロラド川の水は1922年に定められたコロラドリバー・コンパクトという取り決めにより、周辺の7州(コロラド、ニューメキシコ、ユタ、ワイオミング、ネバダ、アリゾナ、カリフォルニア。後にメキシコが追加された)のみに利用が限定されているという。グランドキャニオンは国立公園であり連邦管轄下であるため、これらの州には属さない。拠ってコロラド川の水は利用できない。従って他の水源から水を運んでくる必要があるとの事。そのために手間を掛けて谷越えで水を取り寄せる事となったらしい。

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(トレイルに沿って埋められたトランスキャニオン・ウォーター・パイプライン)


水道管が通るシルバーブリッジを超え南岸へと渡ると、2キロほど川沿いの平らな道が続く。そこから先は平坦な道はない。急勾配の上りでスピードは出ない。途中で日が沈むのは間違いない。ブライトエンジェルト・レイルは過去に4回ほど通っており、今回が5回目。暗がりでも道に迷う事はないだろう。水分、栄養分補給を欠かさず、怪我をしないようにパワーハイクあるのみ。

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(急勾配のスイッチバック。ここが前半の一番の難所)


ファントムランチからゴールであるブライトエンジェル・トレイルヘッドまでは、6時間を見込んでいる。谷底を後にした時のタイムが12時間30分。疲労で単純な計算にも時間が掛かる。午前4時30分にスタートしたので、午後5時。プラス6時間。ゴール到着は午後11時頃になるだろう。日没は8時少し前。暗闇の中で3時間程度過ごす事になる。ここまで誰ともすれ違っていない。おそらくこの先も殆どハイカーとは会わないだろう。夜の山道を一人で行くのはやはり不安だ。休憩は取らず、明るいうちに少しでも距離を稼ごう。

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(難所を乗り切った後の、比較的穏やかな川沿いのトレイル)


幾度となく通っているトレイルであるが、その都度異なった顔を見せる。夕刻の上りは今回が初めてになる。人影は全く無く、恐ろしいほどの静寂に包まれている。独りでいるのは苦にならない。どちらかと言うと好きな方であるが、夕闇が迫る中、これほどの孤独を楽しめるほど腹は据わっていない。おそらく渓谷内の周囲何十キロに自分以外の人間は存在しないだろう。勿論、携帯電話の電波は届かない。「誰か来ないかなぁ」と、弱気な自分が顔を覗かせる。


ブライトエンジェル・トレイル、そしてグランドキャニオンの南岸を縦てに走る112kmからなるトント・トレイル。この二つのトレイルが交わる所にインディアンガーデンはある。まだ明るいうちに、何とかここまで辿り着くことが出来た。ガーミンは14時間半を示している。午後7時という事になる。予定より30分程度早いペースだ。この辺り、日中はサウスリムから降りてくる日帰りハイカーも多い。キャンプサイトもあるのだが、何故か人影はない。山の夜は早いが、午後7時はさすがに眠るには早すぎる。何故、誰もいないのだろうか?

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(インディアンガーデンにて。ゴールまで4.5マイル、7キロ強。ここから先は最後まで急勾配が続く)


ボトルに水を補給し、誰もいないインディアンガーデンを後にしたのは日没の約30分前。ここからが最後の正念場となる。太腿やふくらはぎが張ってきている。攣らない様に時折、立ち止まって筋肉を伸ばす。疲労は極限に達しつつある。残すところ2~3時間という安堵感と、夢に見たR2R2Rがあと少しで終わってしまう寂しさが入り混じる、不思議な感覚に襲われていた。

疲労というのは、肉体よりも脳で感じるものだという事は、今までのチャレンジで良く分かっている。十数時間も動き続けていれば、疲労は時間を追うごとに増してくるのは当然である。一方で、ハイカーに励まされたり、素晴らしい景色を見る事により、疲労感は一時的にではあるが、劇的に緩和される。体が疲れてくると、脳が「もう動くな」とシグナルを送る。トレーニングを積むことにより、筋力を鍛えると共に、このシグナルを誤魔化す術を身につけることが出来る。

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(おそらく今日、最後となる渓谷の眺め。次回この景色を拝めるのはいつだろうか?)


振り向くと、そこには数億年の年月を経て創られた、グランドキャニオンの堂々たる姿があった。幾度となくこの偉大なる景色を見てきたが、飽きることはない。すぐに夜のとばりが下り、谷は闇に包まれる。今回はこれで見納めだ。トレッキングポールを岩に立てかけ、名残惜しい気分で暫し遥か彼方のノースリムを眺めた。

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(まだ空と稜線の境が見える。日没後は一気に闇が加速する)


ヘッドランプのスイッチを点ける。まだ明かりがなくても何とか歩けるが、それもほんの数分の事だろう。渓谷内の闇は深い。これから訪れる漆黒の闇。孤独な闇に不安がないと言えば嘘になる。今回は最大光力500ルーメンの心強い見方がある。多少なりとも不安を和らげる手助けとなるだろう。

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(ヘッドランプの明かりが届かないところは、闇というより「黒」)


闇は静かに、そして容赦なく訪れた。一歩、もう一歩と足を前に進めてさえいれば、いつかは必ずゴールに着く。暗闇から妙な鳴き声が聞こえる。時折、目玉のように光るものが見える・・・

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(下っては上るW型の今回の標高図)


サウスリムにあるロッジの明かりが見えてきた。残すところ、1キロ程度だろう。あと僅かで、今回のチャレンジも終わる。思い返せば長い一日だった。何度見ても感動に値する景色を充分堪能した。多くの人に励まされた。始める前には大きな不安もあった。闇の中ではマウンテンライオンの恐怖もあったが、無事ここまできた。

ロッジの光が大きくなってくる。リムに誰かいるようだ。人の声が聞こえてくる・・・

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(17.5時間掛けて午後10時にサウスリムに到着。脳から送られる疲労のシグナルは誤魔化せても、疲労困憊した顔は誤魔化せない)


最後の緩い傾斜を上りきると、平坦なトレイルヘッドに出た。遂に念願のR2R2Rを完走した。しかし、そこにメダルはない。人々の歓声もなければ、祝福の言葉もない。あるのは極限に達した疲労と安堵感。そして、それらを遥かに上回る達成感。左腕のガーミンに目をやる。タイムは17時間21分を表示している。「いま何時だ?」疲労で思考能力が更に落ちている。指を使って計算し、漸く午後9時51分であると分かった。ここからマスウィックロッジ前に停めた車まで、数百メートル歩くのみ。喜びと、満足感に浸りながらの数分間のビクトリーランならぬ、ビクトリーウォーク。

十数時間前にロッジ前に停めた車が見えてきた。「車の鍵どこに入れたっけ?」思い出せない・・・長い夜になりそうだ。


By Nick D


ワンポイント・アドバイス


世界中のハイカーやトレイルランナー達の憧れ、バケットリスト(生きている間に成し遂げたいこと)と言われる、グランドキャニオン南北リム横断。片道はRim to Rim(R2R)、往復はRim to Rim to Rom (R2R2R)と呼ばれています。この世に二つとない大自然が作り出した芸術ですが、のんびりと景色を楽しむのみならず、トレイルランナー達が所要時間を競う場ともなっています。GPSのトラッキングシステムを使って所要時間を計り、歴史の一部に名を刻む、Fastest Known Time (FKT)と呼ばれるもの。現在のR2R2Rの記録は2016年に、トレイルランニング界のスターJim Walmsleyが出した5時間55分20秒。驚異的な速さ。


FKTはさておき、夢のグランドキャニオン横断を現実のものとするためには、脚力強化と合わせて、いくつかの事前準備が必要です。先ずは、いつ実行するかを決める事。次いでルート選択。そして宿泊施設や移動手段と言ったロジスティック。以下、私の個人的な経験に基づいてのアドバイス。計画立案の参考になると良いのですが。

1.ベストシーズン
グランドキャニオンの南北を結ぶトレイルは、基本一年中オープン。渓谷内での宿泊が無ければパーミットの申請は不要(学校やボーイスカウトによる企画旅行、商業目的でのグループ旅行で “Organized Group” と看做される場合は、事前にパーミット取得が必要)。真夏の谷底は最高気温50度近くまで上昇、冬は雪に覆われる箇所も多いため、これらの季節を避けると、5月あるいは10月あたりが気候的にはベストシーズンと言えるでしょう。その一方で秋にはモンスーンの影響で、天候が不安定。局地的な大雨もあるので注意が必要です。   

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2.ルート選び

リム・テゥー・リム(R2R)と呼ばれる、グランドキャニオン横断(片道)の場合、サウスリム発、ノースリム発、それぞれ一長一短があり、意見が分かれるところ。個人的にはサウスリム発をお勧めしますが、急勾配の下りが苦手な方や、炎天下の長い上りは避けたいという方など、好き嫌いの要素が強く、一概にどちらが良いとは言い難いのも事実です。


その一方で、リム・テゥー・リム・テゥー・リム(R2R2R)と呼ばれる往復の場合は、殆どのランナーがサウスリム発を選びます。最短距離は、サウスカイバブを下り、北側唯一のルートであるノースカイバブを往復し、改めてサウスカイバブを上るルート。全長約67km(Jim Walmsleyはこのルートで5時間55分の記録を達成)。


景色では他を圧倒するサウスカイバブではありますが、勾配がかなり急な上に、水補給場所がないという難点があります。更にブライトエンジェルと比べ100mほど標高が高いため、上りには適していないというのが私の考え。また、サウスカイバブ・トレイルヘッドから、グランドキャニオン・ビレッジ方面に戻るシャトルバスは日没の後、30分を以って運行が終ります。最終シャトルに間に合わなければ、疲れた足を引きずって、数キロを歩く必要がありますので要注意。ちなみに、サウスカイバブ・トレイルヘッドまでの往復は、園内を走る通常のシャトルバスではなく、Hikers Express Shuttleという直行便が便利。

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(今回のルート。表示はマイル)

今回、私が選んだのは、敢えて5kmほど距離が長くなるサウスカイバブ⇒ノースカイバブ⇒ブライトエンジェルのルート。ブライトエンジェルは、サウスカイバブ対比で距離は長いものの、標高差は1400mと100mほど少なく、必然的に上り勾配は緩やかになります。更に途中に水場が3箇所あるのも心強い見方。また、今回はハイカーとは遭遇しませんでしたが、トレイルの整備状態が良く、最も多くのハイカーが利用するのがこのトレイル。という事で、私のR2R2Rのお勧めルートは、サウスリムから始め、サウスカイバブ⇒ノースカイバブ⇒ブライトエンジェル。最終ゴールであるブライトエンジェル・トレイルヘッドは、極めてアクセスが良く、多くのロッジが徒歩圏内というも大きな魅力。


3.宿泊先の確保

サウスリム発での日帰りR2R2R以外のルートであれば、ノースリムでの宿泊が必要となります。ノースリムを起点とする場合は、スタートの前日。逆に、サウスリム起点の場合は、R2R当日の夜にノースリムに宿泊することとなります。訪れる観光客が少ないノースリムの唯一の宿泊施設は、グランドキャニオンロッジで空き部屋を見つけるのは一苦労。一方で、サウスリムには数多くの宿泊施設があるので、ピークシーズンを外せば、宿泊施設の確保は容易です。よって、日程を立てる際にはまず、ノースリムのロッジを予約する事をお勧めします。https://www.grandcanyonforever.com/ 


4.復路の交通手段確(シャトルバス)
サウスリムとノースリム間を結ぶ定期運行のシャトルバスはありません。よって、R2R片道横断の場合には、出発地点に戻るための交通手段である、乗り合いシャトルの事前予約が必要になります。例年5月15日~10月16日まで運行しており、南北リムよりそれぞれ一日4本運行。所要時間は4時間30分程度。https://www.trans-canyonshuttle.com/ にて予約可。


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