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李白 望廬山瀑布 二 の自解

ex rebus dolorum 悲哀のものことより



原文: (望廬山瀑布 - 维基文库,自由的图书馆 (wikisource.org)から)
日照香爐生紫煙,遙看瀑布挂(掛)前川。
『自分の和訳:
日に照らされて香炉(廬山のこと)が紫煙を生じ,遥かの滝を見ればそこに掛けた前の川。』
(又は:廬山上與星斗連,日照香爐生紫烟。)
『又は: 廬山の峰天井は北斗と繋ぎ、日に照らされて香炉が紫煙を生じ』
飛流直下三千尺,疑是銀河落九天。
『飛び流れし直下三千のあの尺長、銀河が九重の天から落してまいかと疑われし』

自解:

日かぐれに紫色(ゆかり)の叢雲
屍華咲くや昨夜の彼岸荒神の通り雨
かの滝の水に打たれ死ハエ、ダニとノミのののかたまり
唐辛子 胡椒 塩 艾草 油溶かし醍醐味 ちりばめ焔  
虚空下ろし北東空の流れ星如く、燃え契れん
千億の星屑降れや、夜大空に銀河
八雲の無常浄土がししのしの味が知れば
堕落する九天九地の黎明曙光が雲切れん
知恵色欲の仄灯りを飲み込みもうす
東方の境界線より唄うや語れ
髪切り神知りけり
阿波移し東方浄瑠璃世界


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