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HSC次男の挑戦。

彼にとって、予定変更というのは小さな頃からほんとに辛いことのようでした。

心の準備ができないから、その変更が自分にとって少しでも望ましくないものだった時にはパニック、発狂してしまうほど。

新しいことをやってみるとか、予想できない人の中に入っていくとか、そういうことも予測できないので苦手です。

だけどそんな彼が最近、敬遠してたものにも挑戦しようとし始めました。

今日も、30分だけのお友達と会える隙間時間へ、「いってみたいんだ。」といって、1人で出発しました。

本当はわたしも一緒に行くはずだったから、その自分の決断にさえ、泣きそうになりながらも。

でもやっぱり、どうなるかわからない未来への不安なのは隠しきれず、わたしからの連絡に、震える声、弱々しい声が返って来ます。

結局バスのタイミングが悪く、時間になっても来なかった(なんと珍しく20分程度の遅れ!)ので、間に合う時間に行けず、断念して帰って来たのだけど、、

親としてもはじめての経験(見たことのない次男の行動)に、なんとなく心震えて。

もう彼にとっては十分な一歩だったと思って、「もう今日はみんなでお散歩しようか。」と、帰り道にある図書館で合流し、1時間程度過ごしたあと、兄弟みんなで笑いながら走って帰りました。

HSCという特徴を知らなかったのなら、なんと弱い子だろう、こんなので大丈夫なのだろうかとか、もっと突き放したほうがいいのではないか、とか、色々考えたと思います。

だけど彼は彼のままでいいんだというわたしの中の結論が、こういう優しい時間を作ってくれて、彼の挑戦も傷つきも、なんとなくいい方向へ流せていってるんじゃないかと思います。

もともとおおらかとは言えないわたしは、自分の親としての納得や技量、対応におおいにHSCという理解を使わせてもらってるなぁ、と思います。

特質や枠組みを、プラスにするのかマイナスにしてしまうのかもまた、親の捉え方なんだろうと、最近少しずつ肌で感じて来ました。

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