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ニチニチエッセイ

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1冊の本にまとめたい、日々の大したことのない出来事エッセイ
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文学フリマ東京まであと二週間

文学フリマ東京まであと二週間

Park Side Books ニッチです。
あぁ、ろくな宣伝もできずにここまで引っ張ってしまった。
あと二週間後の日曜日 東京流通センターで開かれる「文学フリマ東京」のブースは

ちー30です。よろしくお願いします。

恐怖の文学フリマ東京。SNSで宣伝をしないと誰も振り向いてくれない、ブースにも立ち寄ってくれない文学フリマ東京。ひとりぼっち、孤独との戦い。

今までに参加した人の体験談を聞いて

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しりとりのその後 

しりとりのその後 

りんご こだまスイカ かき キウイ いちご ゴールデンピーチ チェリモヤ ヤマモモ もも 茂木びわ ワンダフル ルビーグレープフルーツ 筑波栗 リリコイ 

果物だけでしりとりをつなぐのは難しい。
リなんか、りんごしかないじゃないかと思って苦しんでいたら、ハワイアンフルーツが見つかってホッとしている。
小さくても発見があると心が充実する。
つまらないことでも続けられることは楽しい。

今日は展示を

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ペア(西洋梨)→安全靴→ツナ缶詰

ペア(西洋梨)→安全靴→ツナ缶詰

ものの絵しりとりも順調に繋がっています。絵しりとりをしている理由はただただ絵が上手くなりたいから。しりとりにしたり、単なる月極のテーマにしたり、アルファベットの順にしたりと色々飽きないようにしながら続けてもうどれくらいになるのかな。

コツコツと描いているといいことがある。その絵を使った副産物が作れること。
絵を題材にした冊子やしおりも作れるし、冊子のテーマが決まっていたら、コツコツ描かなくてはい

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しりとりの始まりはル→ルーペ

しりとりの始まりはル→ルーペ

三年前、格好をつけて、写真用のルーペを買った。

虫眼鏡の形ではなく、片手で持って、直接目の近くへあてがう形のルーペで、倍率が上手に合うと印刷物のCMYKのドットが綺麗に見える。

拡大して見える世界は面白い。たくさんの色のてんてんで一つの印刷物ができていると思うと、日常の小さな出来事が、目の前の点々のように思えてくる。飛び跳ねたくなるような特別な出来事や、不機嫌になったこともあったあったと思い出

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しりとりでつなぐ2024年

しりとりでつなぐ2024年

noteがすっかりご無沙汰になり、何か書いて動かさなくてはと焦っている。
絵も文章も取り組まないことには上手くならない。

下手くそでもこなれていけばなんとなく見られるようになるんだ。

ひと月の間、何ができるかなと悶々として、インスタグラムの絵しりとりをあげようと思った。

ちょっとしたエッセイっぽい文章も書けるようになりたい。なりたいなら何かしら足掻いて発表したほうがいい。
ということで、イン

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12月31日 noteありがとう 仕事納め

12月31日 noteありがとう 仕事納め

昨日、仕事を納めの案内をSNSに出していたけどnoteに書くのが抜けていた。ここもきちんと納めないと。

SNSは一通りやっていているけど、その中でも特に、今年noteで新しく知ったクリエイターの方々がいていろんな感性と楽しみ方を知ることができてよかったよかった。楽しい一年でした。

来年は、いろんなところにいって、自分で作った本をいろんな人に見てもらえますように。noteで知ったクリエイターさん

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12月12日 工具箱の中に

12月12日 工具箱の中に

昨日使っていたコーヒーミルの歯の部分が壊れた。
何かが噛んでしまっているようで、全く動かない。私は仕方なく、結婚した時に持ってきた工具箱を開けた。

私の持ってきた工具箱には、謎の道具類が入っている。錐とか、カンナとか大きな金槌とか、今時のDIYでは使わないような日曜大工の道具類。実際に使ったことはほぼない。
その中に多分何か大きくて、力のかかるものを挟んで回す三十センチほどの長さの工具が2本も入

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12月9日 マフラーの身につけ方

12月9日 マフラーの身につけ方

今日は少し暖かかったけど帰宅が夕方になるので、首元が心配になり、マフラーを持って出かけた。

身につけ方は今までは二択だった。
ぐるりと首に巻きつけ結ぶか、長さを半分にして折り返したところにマフラーの端を入れるか、のどちらか。

でも今回は、父親がしていたように長さの中心を首に後ろにかけて、結ばずコートの襟に沿わせるように身につけてみた。

たったこれだけだけど、ものすごく大人になった気がした。

12月10日 フィナンシェ

12月10日 フィナンシェ

昨日の朝、フィナンシェを焼いた。

フィナンシェはマドレーヌの親戚のようなおやつだけど、作り方が少し違う。
もう少しだけ手間がかかる。

粉にはほんの少しだけ、強力粉が入る。
バターはわざわざ焦して入れるので、焦しバターを少し冷やす水の入った桶を用意しなくてはいけないし、生地に合わせる時にはストレーナーで越さないとそばかすのような茶色の破片が入ってしまう。

ちょっとだけ気遣いが必要なおやつがフィ

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ダンサーとオットセイ

ダンサーとオットセイ

私は女性で法的に結婚しているため、配偶者は男性だ。結婚して20年以上経つのだけど、いまだにその呼び方に悩んでいた。

口から自然に出る呼び名は、初々しく名前のときもあったが、それは時間の流れが存在を薄くしてしまった。今は「旦那さん」と呼ぶことが多い。
DANNASAN。実は気に入っている。DANという響きの後に一呼吸あってsan と入るところが弾みを感じてダンスっぽい。口に出していうと特にこのリズ

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