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囲碁を通じて、人生のベースとなった考え方について

エントリー「囲碁との出会い」からの続きになります。長くなるので、キリの良い所で稿を分けました。囲碁を通じて出来た成功体験。

一番は強くなっていく過程、勝負に勝つための考え方です。

先ず、囲碁のルールってみなさんご存知ですか?それを押さえておくと大抵の人は少しずつ打ちだすことが出来ます。アマのスタート、36級付近ですね。そこから段々様々なスキルを身に付けていくことになります。

言い換えれば、ルールが複雑で覚えにくい。将棋やオセロと比べて、初期労働投資が大きいことになります。一度覚えると、豊饒な世界が広がっており、どこまでも極みを探していけそうで、本当に楽しいのですが。そのあたりを描いていたのが大ヒットマンガ『ヒカルの碁』です。(これは私が囲碁に取り組む大分後で登場)

一般解にすると、「ルールを覚える」「各スキルに取り組む」の順になります。そして、実戦を通じ、課題を発見し、反省・分析を通し、力、スキルを着々と身に付けていきます。

その身に付けたものが自分の「棋力」というもので、それが通用するかどうかを大会などで試します。

ベースが普段の取り組み、課題意識と自分の武器を作っていく作業で、弱点も大きすぎるとそこから崩されるので、補強していきます。

また、勝負で勝つためには相手の意表を突いたり、心理戦があったり、相手の力量を図ったりする必要もあります。駆け引き上手になるためにも、一戦一戦大事に経験とし、場数を踏んでいきます。表情や打つスピードなどでも読み、読まれてしまいます。

そうして、様々な力や技術などを身に付け勝負に挑み、段級位を上げていきます。

周りからは面白いと思えないような本や棋譜を読み、自分で並べてみてみる。独学も圧倒的にやった人が伸びていく。センスや才能も関係するかもしれませんが、自分はケーススタディなども多く学んで、判断材料にしていました。


これは当時でも、今でも学ぶこと、仕事、競技にも同じことが言えたと思っています。

指導に当たるチーム、学生もただ走るだけ、勉強するだけでは速く走れても、勝負に勝てなかったり、実戦で活かせない学力だったり、競技力だったりします。

ただただ走りこむだけでは強く、速くなれないのは明白。ある程度まで行っても、頭打ちになると思います。

囲碁を通じて思うのは、基礎となる知識、様々な動作、操作、トレーニングに関するスキルや工夫、みなで行う「部活」という名の合同連だけでなく、独学、自主練の方の重要性がベースとなりますし、取り組む必要があります。

囲碁や多読だったり、人と違う部分と、競技経験や学びなど、様々なものが組み合わさって今の自分が居ます。これからも専門とそういった様々を組み合わせていくことで形成していく自分。その自分がこうして活動する意味は自分ならではの「何か」が提供、提案出来ると考えます。

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