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トゲトゲした心を和らげるインターネットという処方箋

母がピロリ菌除菌薬を飲んだ直後に発疹が出た。
処方してくれた病院へすぐさま連絡し、症状を確認したいから直ぐに来て欲しいと言ってくれたので病院へと向かった。

薬を止め、かゆみを抑える薬をもらって帰路につき、2日ほど薬を飲んだのだが、悪化もしていないが(多分)良くもなっていない。

イライラする母の言動にうなづくことしかできずに、背中をかいてあげることしかできない。

次の日、苦しそうな母の横で同じ症状の人がいないのか調べてみることにした。そしたら、検索トップに知りたい情報がキラキラと輝いていた。(死にかけたおはなしなのに、キラキラだなんてすいません)

掲載されている身体の症状が全く母と同じだった。しかもnoteの記事を検索からおめにかかれるのがなんだか嬉しい。

それに、「薬疹」という言葉を今まで知らなかった。

母は、私が小さい頃から薬アレルギーだと言い続けていた。

アレルギーが出ると頭のてっぺんから足の先まで湿疹が出て痒みが止まらなくなると聞いてはいたけれど、でもその症状を見たことがなかった私は、母が体調が悪くなる度に病院へ行きたがらない母に、行かないと治らないって!と小言ばかり言っていた。

そうだよなぁ・・・。どんな薬で発症するか分からず、発症したら全身痒く症状に見舞われるかもしれないだなんて、風邪ごときで病院なんて行きたくないよなぁと絶賛大反省中。

早速母に、調べた記事を見せたら、あら、、、お母さんの身体よりひどい。この子はもう大丈夫なの?お母さんより若い子よね?と書いた方の心配をし始めた。

さっきまでイライラしていた母の顔が穏やかになった。それまで自分のことでいっぱいだった気持ちが、同じ症状で苦しんでいた人に心を寄せた瞬間、母の心境が一気に変わった。

Twitterでわたみんさんへお礼のメッセージを送ったらわざわざお返事もくれた。

母にお返事をいただいたことと、この方は同じ症状の人のためにさっきの記事を書いてくれたんだよって話したら、あら嬉しいわね、インターネットっていいねと言う言葉を聞いて、なんだか涙ぐんでしまった。

家族間というものは、気持ちの高ぶりが起こった時にどうしても感情的になってしまう。感情を抑え、冷静に話ができるよう、第三者の存在の存在が欠かせない。
そんな関係を、インターネット越しでも可能なのだということを、今日改めて実感した。

私はインターネットが好き。
人と人が繋がるツールであって、ガッチリでも、ゆるっとでも人と繋がれる。距離感を間違えてたまに落ち込んだりもするけれど、助け合いの場になるインターネットを、私は作っていきたいと思う。


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最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。