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ぼくのランニングクロニクルズ 〜熊野古道トレランレース2023〜 その2

ミドルコースのスタート

例によってなんちゃってランナーなぼくは、後ろの方からスタート。
ぼくはウィンドシェルとロングパンツ姿で、まずは平地舗装路を走っていきました。
こういうコース設定は多いけど、きっとウォーミングアップ区間なんでしょうね。

ミドルスタート直前

スタートは意識していなくても興奮気味。10秒程度だけど動画を撮ろうなんて思っていると、そのままランニングウォッチのスタートボタンを押し忘れます。気をつけようと思っていても、けっこう毎度毎度のことです。ゴール後も同じ。ゴールしてもウォッチ計測しっぱなしなんて、ほんとうに毎回で、情けないと言ったらありません。

ロードからトレイルへ

ここからトレイル

今回はブリーフィングで標高図を見ながら解説を聞いたのである程度理解できたためか、上りがどの程度続くのかもなんとなくイメージできていたし、いったいいつ終わるんだろうというストレスも軽減されていました。
ただ、こういうのは、少ないながらもトレランレース経験があったから、想像がついたのだと思います。
いまのところ最長なのが今回の30kmのレースですから、もっと長い距離だと、また少し違って来るのかもしれません。

だけどずっと上りで標高700mとか900mとか数字を示されて、感覚的にもう直ぐおわりかな?という想像ができるようになったかな?
おいおい、ずいぶんナマイキなことを言えるようになったもんだなあ、とちょっとだけ自画自賛モード。カンチガイしないようにしなくちゃ!です。

トレイルに入って、それほど急騰だなあという箇所はあまりなかったように思いました。
それでも歩くところは歩き、走れるところは出来るだけ走るようにしました。
走ると言ってもたいした走りじゃなくって、大股ではなく、ちょこちょこと細かく足を挙げて踏んでいくような感じです。

登っていくにつれて、気温が低くなるのか、風が吹くとやっぱりさむい。ですけどトレイルに入って上り坂を登ると汗をかいてきます。汗をかくので、少しずつ動きながら水分補給。
この辺も出来るだけこまめに口に入れるように注意しました。

階段があるとイヤです。しんどい。
それより鼻水が出て来る。少し心配していた気管支炎症状は出てこなくて、そこはほっとして坂道も一生懸命のぼったのだけど、鼻の調子は悪いまま。鼻をかみたいけどかめない。きちゃないけど手袋があってよかった(謎)

丸山千枚田 向こうの方には雲海?

とても晴れて、丸山千枚田が眼科に広がる場所に出ました。これ初夏に訪れたら、めちゃめちゃ綺麗だろうなという光景。遠くにきっと上から見たら雲海なんだろうな、という雲がもくもくとたいらにうねっているエリアが見えます。

雲海らしきところを拡大!

山肌をトラバースするような区間もそこそこあり、走れるコースという感じがしました。そんなに走れないけど。


どうやらコケのある石畳の道が熊野古道だそうですが、石畳というと箱根の石畳を思い浮かべてしまい、それとはちょっと違うもう少し粗いつくりな感じは受けました。
ですが、苔が生えているのは美しい。
滑るから気をつけてと前日レクチャーがあったので、そればかり気にして通過しました。
そんなわけで写真は撮り忘れました

第1エイド到着

エイドの入り口にもゲートがありました!
補給食コーナー!

最初のエイドでは、まずはウィンドシェルとロングパンツを脱いで、それからトイレ。そのあとやっと補給食コーナーへ。
バナナ食べて茶粥、茶粥の横には梅干しさんが大量に。おお、これを茶粥に入れるのですね! 酸っぱいものと炭水化物。ランナーにはご馳走です。それから、チップスター?チョコ?レッドブル?どれも美味しいなあとすっかり長居をしてしまいました。
滞在している間にどんどん他のランナーさんはスタートしていきます。この後もう一山超えるので、ここはしっかり英気を養おう。言い訳っぽいけど、やっぱり休憩をすると回復するので、この後のパフォーマンスには好影響があると思います。

トレイルは、慎重につまづかないように。
登って登っていくと階段をさらに上がるとツエノ峯。
すごくひらけて景色が綺麗でした。
ほんとうはここで雲海なんでしょう。看板が出ていました。

ツエノ峯の看板

カメラマンがいて、声をかけられ、手を挙げてポーズと取って撮影してもらいました。


更に上って下って、そろそろ25kを越えるのかなというあたりで、私設エイド?おじさまが数人、土手を降りる前に休んでいきな!とコーラやジュースやなぜかビールが1缶。
コーラをいただいて、土手に降りてその先にもろに河原。でっかい石が並んでいる。なぜかここで急に足に痙攣が。。。
それとさっき下っている途中で、なんか足の裏に違和感を感じていました。マメでもできたのかな。足マメは出来にくいのだけどな。
「あ!」とイヤな予感が。
以前にもあったのですが、中敷を入れないままシューズを履いた?
「やっちまったかも」
いまさら脱いで確認したところで、ショックを受けるだけ。ここはなにごともなかったことにしよう。
足の親指の腹あたりがいたいなあ。
そんな独り言を心の中でつぶやきながら歩いていると、どんどん抜かれる。ひええー。

第2エイドに到着 先が見えてきました。


河原からあがるとそこが第2エイド。
やっとここまで、あと5kくらい?
塩おむすびかゆかりのおむすびか?どっちがいい?とおねえさまに聞かれてまよわず「ゆかりちゃん!」と答えていただきました。
お味噌汁も用意されていて、どれも味が濃い。こういう時でなければ塩分過多だなあと思いながら、まさに最適な塩加減に「おいしー」と絶叫していただきました。
ですけど、さらにおいしかったのはみかん。

ゴールまで4.6kだったかな、そんな表示が。
ああ、まだあるのか。
そこからは上り下りのはず。
そしたらいきなり階段です。
階段で息が切れまくって、5kは何分で行けるだろう。もう5時間以内を目標にするとちょっと厳しいかなあ。
そう考えて登っていきました。
その後も苔むすエリアを通りましたが、足が上がらない。またしても抜かれる。
とおもいつつ地道に足元を見ながらしっかり登ろうと意識を変えて進んでいくと前に人影が見える。
ロードに出るとこのあとは下り。
少し足が進み出しました。前に人影が。
追いついて、こんどは脇道を降りるようなトレイルへ。
ここまでくればなんとかなるかなと決してしっかりはしていない足取りですけど、もたもただけれど、走り続けることができて、またロードへ。あと2kくらいかな?
景色からして、ゴールが近い気がする。
ここからまだ1k?そうするとゴール地点を回り込むようなコース。
あと700m、まだまあるなあ。淡々と走るけど1名抜いて1名に抜かれました。
この人には追いつかないなあ。
やっとゴールへ。
なんとか帰って来ることができました。

ゴールの後は、参加賞振る舞いラーメン

鶏塩ラーメンです しょっぱめ(笑)

鶏塩ラーメンいただいて、茶粥はセルフサービス
梅干しもたっぷり
それから、みかんを4個くらいたべました。

めっちゃうまい
買ってかえればよかったのに、なぜかケチってしまいました。

そんなこんなでゴールエリアをうろうろしているとロングの2位?の選手が帰ってきた。
しっかりした走り。やっぱりすごいな。
あ、土井選手。NHKのグレートレースでよく見る人だ。
おお、一位やったんか。さすがです。

自分の速報タイム順位が出るまで待とうかと思いましたが、帰り道を考えるとのんびりもしていられません。
だって明日は月曜日なんだもん。

早々にお暇して、シャトルバスで駐車場へ。
クルマについてからまずやったのは、シューズを脱ぐこと。中敷を見たのはいうまでもありません。
敷いてねーわ。そういえばこのシューズを履いた感じもフィット感が薄かったんだよな、と思い返しました。
まじであたまわるい。
それでここまで出来たんだからよしとしよう。
5時間は切れなかったけど、エイドではけっこう休んだし、もし来年も出たなら5時間ギリだね。
来年は10回大会だそうだから、記念大会かもしれないな。。
また考えましょう。
クルマの中で着替えて、いそいそと帰っていきました。

教訓

・シューズの中敷は入れろ!
・芍薬甘草湯の摂取は早めに!
・補給食マネジメントの見直し!

今回ほとんど脚が痙攣することはなかったけど、エイドの補給食ばかりたべていて、それはそれでとっても良いことなのだけど、最終盤でエネルギーが切れた感じがあったのはなんとか改善したいところです。

来週は身延山修業走ということで、風邪っぽい状態を早く治してがんばろうと誓って450km以上の帰り道、遠いんだよなあ。


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