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【勝手に人生相談 No.425】余命1年の母を支えたい ( 秋田県・30代女性)

▼ご相談内容▼

母ががんと診断され、余命1年と宣言されました。

手術も受けられない状態です。

私は東京で働いていましたが、地元に転勤させてもらい母と同居しています。父はろくでもない人で母と離婚、私も絶縁しています。

苦労しながら愛情を注いで育ててくれた母をどう支えればよいのか。

さまざまな不安が押し寄せてきます。

秋田県・30代女性

▼やまのぼ回答▼

 余命1年と宣告されたそうですが、絶対的にきっちり1年しか生きられないということではありません。余命宣告を受けながら、それ以上何年か長く生きられた人を何人も存じております。

 また、手術も受けられない状態とありますが、一定の年齢になられたら、手術のリスクが大きすぎて、あえて手術を避けたということでしょう。逆にいえば、そのほうがお母さまにとって、いいことだったのです。

 愛情たっぷりで育てられたことを感謝しつつ、転勤までして寄り添ってあげていること以上に、お母さまへの支えになることは他にはありません。

 お母さまの痛みも苦しみも、どれほど癒されていることでしょう。

 できることなら、いままでの嬉しかったことや、楽しかったことの思い出に耽るのもお薦めですし、かけてもらった深い愛情に対する感謝を、言葉にしてあげることも、いい時の過ごし方だと思います。

 あなただけではありません。誰しも、大なり小なり将来に対する不安はあります。あれこれ悩んでも始まらないことの方が多いのが将来というものです。

 下手な考え休みに似たりとも申します。

 乱暴な言い方のように聞こえますが、なるようにしかならないという、大らかさも、時には有益な人生の処し方だと思います。避けられないことは、受けとめるしかないのですから。

 だからこそ、一日一日、大切に生きるというのが万人の基本姿勢だと思います。今日きょうからは、お母さまの笑顔をできるだけ多く見られるように努めることにしましょう。


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.426】茨城県・30代男性のご相談です。「虐待反省せぬ母にがっかり」を、予定しております。

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