【勝手に人生相談 No.423】傷つけずに母離れしたい ( 埼玉県・20代男性)
▼ご相談内容▼
母と二人で今まで頑張って生きてきました。
母には大切に育てられました。母は入浴中の風呂に入ってきたり、時には私の部屋に来て、布団と枕を運んできます。
もちろん別に寝ていますが。
自分は早く母から離れしっかりとした一人の大人の男性にと思うのですが、どう話せばいいのか。
私は母を傷つけたくありません。
▼やまのぼ回答▼
あなたの今の深層心理は、お母さまと別れたくない気持ちでいっぱいなのでしょう。お母さまを傷つけたくないのではなく、あなたが傷つきたくないのでしょう。
お母さまからの深い愛情に包まれて成人になり損ねたあなた。
見方によっては、あなたはとても不幸だったのかもしれません。過剰な母性愛の犠牲者とも言えるのでしょう。
そんなお母さまとは、一日もはやく惜別を絶ち切り、自律し自立すべきです。あなたのするべきことは、お母さまにはっきりと宣言することです。
できれば、家を出るべきでしょう。多分、お二人とも惜別の情で壊れそうになるでしょうが、ここが踏ん張りどころです。
将来、きっとこの時のことを思い出せば、あの時ああしておいて、よかった！と安堵の情が溢れることでしょう。
逆に、今のままグズグズして、日常を送っていたら、近い将来あなたもお母さまも鬱積するストレスで、諍いまでに発展するでしょう。
あなたが大人になりたい！と目覚めた今が、お母さまと別れる潮時だと思います。
糊塗した言い回しなど無用です。お母さまの思惑を忖度するのも、まったく無用です。親子と言えども、お母さまとは別人格ですから。
単刀直入に宣言するべきです。一人の成人男性になる！と、はっきりと宣言しましょう。お母さまにも、ご自分にも、強く言い聞かせるべきです。
今こそ、そうするべきです。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.424】和歌山県・60代女性のご相談です。「自己肯定感が低い娘」を、予定しております。
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