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『すずめの戸締まり』を観て流した涙から派生する感情・気づきについて書いてみた


おはようございます!

昨日から梅雨入りしたらしいですね。
雨の日が続くと嫌ですね。

雨の日はどこか暗い気持ちになって、
心も澱んできて、外に出る気分ではなくなって、小説の中では、空が泣いているなんて表現をされる「雨」という存在。


私はそんな雨が嫌いではなく、
むしろ好き。

時々さ、落ち込みたくなる時もあるんですよね。
その時に雨が私の気持ちに寄り添ってくれる気がして。


晴れの日に落ち込むと、なんだかできた人間と、できない自分が対比されているような感覚がするというか。

より差を見せつけられて
より落ち込む、みたいな感覚。

それを雨は拭ってくれる感じ。

物語の中では何かが起こるときや、主人公の悲しい心情を映す時に描かれる雨だが、
その一方で恵みの雨、という言葉があるのも納得がいく。

人間味を感じるんですよね、雨に。


そして今日のテーマは「最近泣いたこと」


ふと、このテーマと向き合って感じたことは、
物心ついた時からつい最近までは、
泣くこと、に対して抵抗があったなぁと。

もっと言えば他人の前で泣くことに対して抵抗があるなぁと。
迷惑かけないかな。私が泣いてしまうと相手に気を遣わせてしまうな。そもそもカッコ悪い自分を見せたくないな。とかさ。


でもこの感覚ってみんな持って思うし、
少なくとも私に限った話ではないと思う。


だからこのテーマに若干の抵抗があるなぁと感じた。


でも前に比べたらだーいぶ泣き虫な自分も受け入れているし、泣くことができると本当に楽になる。心が軽くなる。洗い流される。自分の気持ちの重りや淀み、モヤモヤ、憤りまで。


それは自分も変わってきたのだと思うけど、
周りの環境がそうさせてくれたんだなぁと、
振り返って思う。

有難いなぁ。返せているかなぁ。
不安になる。


さて、テーマに戻って最近泣いたことです。

これは結構あって書けない、、

…じゃあ新海誠監督の「すずめの戸締まり」を見た時の涙について書こうかな。

実は私、映画は2022年の11月公開でしたが、2023年の5月に観に行きました。

結構遅めなんですよね。
これもタイミングだなぁなんて思いながら観に行きました。



※若干ネタバレ含むと思います※
見たくない方はこれまで!




いろんなシーンで涙するところはありましたが、
私が今1番思い出せるシーンは
主人公のすずめが
ダイジンを追いかけて、
ひょんなことから愛媛に到着。

愛媛で出会った女の子が、
「あんたは大事なことをしようとしている気がしているんだよね」という言葉に、
すごく じーーーーーん、ときて涙が止まらなくなったんですよね。


「何しにきたの?」とか
「何をしているの?」という質問を
女の子がすずめに対して聴くのですが、
上手く言えないすずめに対しての
受け入れのセリフだと思うんですよね。

信じているよって。


はじめましてで、
自分の素性とか、
やっていることとか、なぜここにいるのかとか、絶対疑問しかない、そして上手く説明ができないすずめに対して、
理由もなく、ただただ肯定してくれる

その言葉にとてもうるっと来てしまいました。

ああ、自分もそんな優しい世界に行きたい。

受け入れてほしいな。

受け入れてくれている人に感謝だな、と、


そして相変わらず、
新海誠監督の作品の世界は美しくって美しくって泣いてしまいました。


どんなに主人公たちが暗い気持ちでも、
キラキラ海は眩しいほどに輝いていて。
星空は今にも吸い込んでしまいそうなくらい、煌びやかで。


いつでも綺麗な世界はここにあるよ。


あなたの隣にあるよ。


あなたの日常は素晴らしいものなんだよって。
言ってくれている。


いや〜〜〜〜
良い作品でした。


そして、それと同時にRADWIMPSのLiveに久しぶりに行きたいと思いついたんですよね。


これまでRADWIMPSの、野田洋次郎さんの歌詞が好きで好きで、RADWIMPSの歌は文學だな、って思いながら、彼らが作り出す世界観が好きなんです。

唯一、Live観戦で横浜や、岡山まで行ったことがあるくらい好きなアーティストさんです。

それが、なぜかこの1.2年どうも何だかなぁという感じで、Liveも行きたくないわけではないけど心から楽しめないなと思ったから、Liveに行けなくて。行かない月日が流れていたのですが、すずめの戸締まりを見て、

改めてライブに行きたい!と
強く思えて6月公演のZepp Nagoyaに申込したんです。
(残念ながら当選はしなかったですが)


好きなものを心から楽しめない状態って結構しんどくって。


好きってこともホントだし、
楽しめないってこともホント。


両想いで付き合って2.3年経ったけど、
なんかマンネリ化してきちゃったな、でも相手のことが嫌いじゃなくって、相手のことも尊敬しているし、大好きな気持ちもある。でも、なんだが心がそうじゃないって言ってる感じ。


それが私にとってはちょっと気になっていた心のヒリヒリだったのです。



それがこうして映画を見ることで、
あ、行きたいなって素直な気持ちに戻れた感覚。


だからこのタイミングで観に行こうって思えたのかもって思えて。


そして、朝から書いていたら、
野田洋次郎さんのエッセイ、
『ラリルレ論』の一部の言葉が思い出したくて、パラパラめくっていたらどっぷり読んでいてもうこんな時間。


あーよかったな。
洋次郎のこと、RADのことちゃーんと好きだったな。と。


きちんとした大人だけれど、
子どもみたいな無邪気な感覚を持っていて。

色々考えて好きと嫌いの二面性を持っている彼だからこそ、誰もが考えつかない表現力や言葉が紡がれていて。

音楽として生み出されていく世界観がとても好きだなぁ。これからも応援したいなぁと思いました。


もしかしたら長い人生生きていく中で、
もうこれサヨナラだ、って時が来るかもしれないけれど、この今抱いている気持ちは無駄じゃないなぁと思わせてくれるアーティストさんです。


よし!書きたいこと書いた!
おーわり!


今日もいい日でありますように!


DAY9.最近泣いたこと

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