野本遼平/GLOBIS CAPITAL PARTNERS

GLOBIS CAPITAL PARTNERSキャピタリスト←Supership(KDDIグループ)経営戦略室長/子会社役員←弁護士←東京大学大学院←慶應義塾大学/得意領域はBizDev、戦略提携、政策企画、M&A、PMI/「アプリビジネス成功への法務戦略」著者

【レガシー×TECH】スタートアップがレガシー産業に切り込むときの10個の留意点

バリューチェーン・イノベーションに対するニーズ

こんにちは。グロービス・キャピタル・パートナーズの野本です。

日本情報システム・ユーザー協会の「企業IT動向2018」の国内企業アンケートによれば、デジタル化に成功している企業はベンチャー企業・スタートアップ企業との連携に積極的であり、また、ITを活用したビジネスイノベーションへの取組みの状況は、

 「新しい商品、サービスの創出」、「データ

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データドリブンなビジネスで押さえておきたい5つのポイント

こんにちは。グロービス・キャピタル・パートナーズの野本です。

IDCの予測によれば、ビッグデータ・アナリティクス関連の市場規模は、2022年に3,800億円達し、2017年~2022年のCAGRは8.6%になるとのことです。これはあくまでも、ビッグデータ・アナリティクスを支援するソフトウェアの市場規模ですので、データそのものを活かした事業機会は、これと比較にならないくらい大きいと想定されます。デ

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Supershipを退職し、GCPにジョインしました

こんにちは。野本です。

この度、新しいステップを踏み出すことになったので、これまでを振り返りつつ、ご報告と簡単な所信表明をしたいと思います。

僕はもともと弁護士としてスタートアップ支援をやっていました(今もまだ資格は維持)。その後、リーガルだけではなくビジネス領域も本業として取り組みたいと思い、2015年にKDDIグループのSupershipホールディングス(当時のSyn.ホールディングス)に

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広告の本質と景品表示法

広告の本質について、岩井克人氏は、

広告と広告とのあいだの差異−それは、広告が本来媒介すべき商品と商品とのあいだの差異に還元しえない、いわば「過剰な」差異である。それゆえそれは、たとえばセンスの良し悪しとか迫力の有る無しとかいうような、違うから違うとしか言いようのない差異、すなわち客観的対応物を欠いた差異そのものとしての差異としてあらわれる。だが、広告が広告であることから生まれるこの過剰であ

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競合の事業モデルを推理する3つの切り口

新規事業リサーチ

まったくもって競合すら存在しない事業は別段として、すでに立ち上がりつつあるマーケットにおいて新規事業を立ち上げる場合、競合企業の事業モデルの調査は不可欠な作業です。

業界内でのネットワークが密なベンチャー業界やテクノロジー業界であれば、知り合いをたどってなんとなくヒアリングすることも可能です。しかし、強固な人間関係がなければ採れない手段ですし、失うものも大きい場合があるのであ

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IoT/AI/データで進化する契約スキーム

いわゆるモラハラ問題

「モラル・ハザード」は誰もが聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

日本では「モラハラ」と略され、「倫理観が欠如していること」という意味で用いられることも多いのですが、リーガルや情報経済学の観点からは、

契約を締結した者は契約の相手方に対して不利な行動を取るインセンティブを抱きやすいという現象

を指します(ハウェル・ジャクソン「数理法務概論」)。

例えば、保険業界

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