のんあさ

クリエイターとして記事を投稿していきます。 演出方法とか、何故この表現が素晴らしいのか…

のんあさ

クリエイターとして記事を投稿していきます。 演出方法とか、何故この表現が素晴らしいのか、とか、技術的なところに向けて書いていきます。 もちろん絶対はないので、参考に見てください。 オススメのものは見るようにして、僕の感じたポイントを伝えたいなと思います。

最近の記事

【小説】 六時十度三百九m/s その4

 客は老若男女が入り混じっているが、その中に簡単に見るだけでも普通ではない奴が何人かいる。例えばスキンヘッドでサングラスの男。タンクトップが筋肉ではちきれそうである。コスプレで警備員の格好をしている男。露出が多く全体的に赤いキャバ嬢。  搭乗券はあくまでランダムなので、二人組みは一切いない。皆一人である。  雄太の視界の端にぽつんと立つ女がいる。同い年ぐらいだろうか、雰囲気は大学生のようである。ぞわっ。  何故か分からないが雄太はその女が気になった。気になったというより得体の

    • 【小説】 六時十度三百九m/s その3

       超高層エレベーターは、その軌道となるタワーの支柱を中心に、等間隔に十二個設置されている。ちょうどケーキを十二等分した、その円周側にエレベーターが配置されている。そして北側を向いて、全く時計の文字版のようにエレベーターは番号が採番されて並んでいる形になる。つまりエレベーターの一番北は12番で、南が6番になっている。雄太は真南の6番エレベーターに案内され、第一回搭乗者だから、ほとんど待たされることなくその中へと案内された。  エレベーターの中は、エレベーターというよりホテルのエ

      • 【小説】 六時十度三百九m/s その2

         式典当日、雄太は銀行の貸金庫に至るまで町内を道を変えつつ三周ほどした。もちろんこれは尾行対策である。  銀行の貸し金庫から当選券を取り出し、何事もなかったかのように駅に向かう。  駅についてからもしきりに周りを気にし続け挙動不審に見えるその姿は、 逆に当選券を持っていますというアピールをわざわざしているようにしか見えない。しかしこれでいいのだ。  重度のエレベーターマニアである雄太からして、この当選券は命そのものであった。当選券が入っていると思われるリュックサックを体の前に

        • 【小説】 六時十度三百九m/s その1

           地上10000階のランドマークタワー及び直通エレベーターが建築されたのは記憶に新しいことである。  その高さおよそ20kmにもなるこの史上最高のタワーは、当たり前のことだが建築途中から全世界に注目され、著名な投資家からの大口出資や企業投資が数度に渡って行われた。人類の今後の宇宙進出が賭けられた一大プロジェクトとして連日連夜テレビ・ネット・ラジオ・新聞にその動向が伝えられることとなる。そんな話題性抜群のエレベーター、この記念すべき第一回搭乗権当選キャンペーンには、実に一億を越

        【小説】 六時十度三百九m/s その4

          本職で徹夜

          本職と書きましたが、別に副業も何もやってないのでおかしなことだなあと思いました。 ミスがあったので、今日は徹夜です。 本職ではWEBに関わる仕事をしています。 WEBも面白い表現が沢山できるんですよね!!!!! 例えばこういう表現がWEBでもできます。 CGをグリグリ動かすわけですね。 なぜこういうワインがびょんびょんとスクロールに追従して動くと、心を奪われるのか、ということについては・・・ また話したいと思います・・・

          本職で徹夜

          ソードアート・オンライン3期の後期OPが狂っている件について

          最初は最近よかったなーというアニメについて語りたいと思います。 これを書くと、僕がアニメの内容ではなく演出方法や背景などに焦点を置くということが少しわかっていただけるのかな?と思いました。 まず音楽がいい失礼ながらこれで初めて知ったのですが、ASCAが歌う「RESISTER」です。 この曲が、かなり疾走感があるうえに、アニメーションと相まってくっそテンションが上がります。 ギャップだらけの曲なんですが、本当にクオリティが高いです。 特にメロディがやばいほどいいんですね。

          ソードアート・オンライン3期の後期OPが狂っている件について

          はじめまして

          のんあさといいます。 これからよろしくおねがいします。 僕は評論というか、演出という観点というか、 作品がなぜ素晴らしいんだろう? それはこういう理由があるんじゃないか? という観点で文章を書いていきます。 そして、もちろん僕が感動したこともあったり、 大衆的に良いと言われているものについて書くこともあれば 自分は興味のない記事ばかりかもしれません。 できる限り僕も深彫りして考えていきたいと思うので 暖かく見守って上げてください。

          はじめまして