私的読書今昔記

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ノート

今年はたくさん書評を書いたので、書評の書き方まとめてみた

世界一簡単な書評の書き方 1.本を読む 2.書評を書く 3.信頼できる読み手に読んでもらってアドバイスをもらう 4.修正する 3〜4を繰り返す 以上! ...

古川日出男『アラビアの夜の種族』書評<序>

6月半ばの日曜日、雨のすきまの曇天の中、私は愛する電動自転車にまたがり今出川通を突き走っていた。  待ち受けるのは、最近顔を出していない研究室の...

平野啓一郎はんぱないって--平野啓一郎『日蝕』

平野啓一郎はんぱないって。アイツはんぱないって。中世ヨーロッパの神学僧の神秘体験めっちゃ擬古文で書くもん。そんなん出来ひんやん、普通。そんなん...

君の黒髪の乙女はいつかのサークルクラッシャー麻紀なのです--佐川恭一『サークルクラ...

読書好きの父親の影響で幼い頃から活字に親しんでいたサークルクラッシャー麻紀はしかし小説に造詣が深い。読解力にも定評がありセンター 現代文も満点...

書いて残すということ--三島由紀夫『豊饒の海(一)-(四)』

日曜朝、家族でワイドナショーを見ていたら、目の大きな幼い女の子の顔がいきなり画面いっぱいに映し出された。ニュースによるとその子は親に殴られて、...

「大滝瓶太」という現象について--大滝瓶太『コロニアルタイム』

正直にいうとこの本についてなんて何にも書きたくなかった。著者を知っている状態でその作品に言及するなんて、内弁慶で豆腐の角どころが豆腐の真ん中で...

好きじゃないけど祈ってる、あるいは舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる』について

私の愛は祈らない。願いもしない。あなたが健やかに心地よく生きていけたとしても私のいない世界になんかいて欲しくないし、私とあなたが一緒にいれるな...

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“眠り”を犠牲に“少女だったあの頃”を召喚したい私を見つけないでよーー村上春樹『TV...

村上春樹が文學界にて新作を発表するらしい。だから、今書きつつあるこの文章には、彼の作品について一度は書いてみたいという私の願望とともにちょっと...

卵子を排除できない私の愛についてーー川上未映子『ウィステリアと三人の女たち』

朝方、下腹部の痛みで目が醒めた。 昨晩から私の体を漂う、この予感には慣れているけれど、現存する感覚には全く慣れなくてうまく信じてあげることがで...

noteで書評、はじめちゃおっかな

生きるという事は、たいへんな事だ。あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴き出す。太宰治『桜桃』、青空文庫 しょっぱなからこの...