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無水鍋を使ったライ麦パン

普段はガスオーブンの強い火力で
パンを焼きますが、
今回は無水鍋を使いました。

出来上がったのは、
硬いが柔らかい弾力がある、
不思議なハード系ライ麦黒パンです。

我ながら、とても美味しいと思いました。

ガスオーブンとは全く別のパンになったと思います。

無水鍋は近所のおばさんが、家をオール電化にしたので、使えないから貰い受けました。

直径27cmと大きい無水鍋。

何に使おうかと迷っていたときに
パンを思いつき、やってました。

当初はバゲットパンの
ミニサイズをいろいろ始めていたのを
思い出しました。

正直言って、無水鍋はうまく使用すれば、
結構美味しくパンが焼けます。

さて、ライ麦パンでは
試していなかったので、
今回はとても良い機会でした。

今回は、福岡県のある小麦粉1割と
ドイツのシュバルツというライ麦粉(どちらも作った本人が確認できるくらいのものです。)を使いました。

発酵は、白神こだま酵母と
青梅の手作り酵素青ボックリ(青い松ボックリのことです。)入り、
48時間発酵、
自家製の赤梅酢とユカリです。

青梅の酵素もよく仕上がっており、これだけでも良いパンができるかもしれません。

青梅 青ボックリの手作り酵素です。松で微炭酸のようになっています。これだけでとても
美味しいドリンクです。

水は月のしずく(発酵がきれいだと思っていましたが、発酵が良いと研究済みだそうです。)、

月のしずくの水です。何かが違う、としかはっきり表現できません。白神こだま酵母との相性も良いです。

ちょっとニッチですが、個性的でプライスレスな材料で行きました。

この暑さの常温発酵に48時間も耐えるのは、梅干し類のおかげです。 

発酵は抑えず、でも腐敗はさせない、とても興味深いところです。

若干焦がしてしまったこともありますが、
無水鍋の中は高温になります。

パンの水分で軽い蒸し風呂状態なのか、
ふっくらと、でも中はしっかりと詰まった焼き具合になりました。

色は、黒っぽく、まさに黒パンと言えそうです。

途中ですが、美味しそうには見えません。


梅干しと赤しその隠し味が
何ともいえない味わいを出してくれました。


これまで色々試行錯誤していますが、
思うのは、自分でいろいろやって見ると
面白い世界があるということです。

よくよく調べれば、大変個性的で
良質な原材料は探せます。

納得の行く材料で、自分こ手作りものを
合わせる。

好きなように作れるのは
とてもおもしろいですね。

何度か焦がしてしまったことなど
失敗はあります。

人に硬いと言われ、
気が乗らなかったこともあります。

思ったのは、人それぞれ違う。私がハード系パンが好きなだけで、

柔らかいパンには
興味すらなかっただけのことだと
気が付きました

それでも、自己満足レベルでも、
そこそこ個性的で美味しくできるものだと思いました。

手を使ってこね、丸めるという行為が
おにぎりと似ていて、
外せない工程だと思っています。

手の常在菌がよく働くところだと
考えています。

家族や子供に弁当を
持たせる親の気持ちに
通じるものがあると
思いました。

そして正解がなく、
我流で永遠と答えのないものを作る、

謎の道ですが、いい世界を知れたと思います。

個性的で、見た目は微妙ですが、興味深い味がします。
中はしっかり詰まっています。柔らかくてとろけるものではないです。

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