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憧れの楽器

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2023年5月、いきなり、思い立ってヴァイオリンを習い始めました。憧れの楽器にこわごわと挑戦するレッスン記録です。
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記事一覧

憧れの楽器⑪ ~ブラボー!~

憧れの楽器⑪ ~ブラボー!~

2023年の9月は、わたしにとって(我が家にとって)事件続きのハードでやばいひと月だった。

そのことについては、日記に綴っているのでそちらを見ていただくとして……

心が乱れ、不調が続き、なんとか日常生活をキープするのに必死だったわけだが、そんななかでもヴァイオリンのレッスンにはちゃんと通っていた。
「こんな乱れた気持ちでヴァイオリンを弾くのはむりだ…」とレッスンを休みたい気持ちもあったのだが、

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憧れの楽器⑩ ~のびしろしかないとも言える

憧れの楽器⑩ ~のびしろしかないとも言える

8月某日

軽井沢から帰ってきて、いったん自宅に戻って荷をほどき、楽器をつかんで家を飛び出しドタバタとレッスンへ向かう。

ここ一週間、いろいろあってまったくヴァイオリンの練習ができていなかった。
楽器ケースを一度も開けてすらいない。
いろいろあったというのは、仕事とか、旅行の支度とか、そんなようなことで、どうしても練習しなくちゃという意欲があれば時間は作れたと思う。つまりその時間をつくらなかった

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憧れの楽器⑨  ~物理で3点をとったことを思い出す~

憧れの楽器⑨ ~物理で3点をとったことを思い出す~

もうこれ、先週の月曜の話なのですけど。
コロナが明けてはじめてのヴァイオリンレッスンに行ってきました。

なんと前回のレッスンから半月以上も空いてしまった。
月に3度しかないレッスンなのに、貴重な1回をコロナで欠席してしまったのだ。くやしい。痛恨。コロナのばかやろー。

レッスンはなくても自主練はなるべくしておかねばと思い、まねきねこ練(カラオケまねきねこで練習すること)を何度かおこなった。

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憧れの楽器⑧ ~踊るキャプテン~

憧れの楽器⑧ ~踊るキャプテン~

2週間前のヴァイオリンのレッスンの記録です。

なにしろそのあとコロナ陽性を挟んだため、どえらい昔のことのように感じるしなんかもう記憶が……という感じなのですが、覚えてることだけ書いときます。

・・・

A線からD線へとレッスンが進んで、最初のレッスン。

雨が降りそうで降らず風だけがつよい変な天気で、教室に向かうみちすがら、遠くの空で稲光がかすかに光っていた。

レッスンがはじまる前は、レッス

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憧れの楽器⑦ ~ひじの角度をほめられる~

憧れの楽器⑦ ~ひじの角度をほめられる~

5月から勢いで始めてしまったヴァイオリン挑戦記のつづきです。

7月は5回も月曜日があり、そのうち3回がヴァイオリンのレッスン日である。
ちなみにそれ以外の2回は、娘の部活のコンサートと、サントリードリームマッチに行く予定。

サントリードリームマッチ、はりきって(はりきりすぎて)エキサイトシートを取ってしまった。出場選手を見るだけで胸が高鳴る。この日にレッスンが重ならなくて本当に良かった。

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憧れの楽器⑥ ~脱・ジャイアンリサイタル~

憧れの楽器⑥ ~脱・ジャイアンリサイタル~

前回までのあらすじ↓

さて、6月最後のレッスンでした。

いつものように夜ごはんをこしらえて(今回は中華丼でした)夜のレッスンへ。

ちなみにこの日は夕方に歯医者の予約をしており、その前に美容院にも行っちゃおうか…!?と思いついて予約の電話をする直前までいったけど、やめた。
ふたつ以上の予定を入れるのはやめなよ。
この前なんて「RRR」を観ただけで体力を消耗してレッスンを休んでしまったではないの

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憧れの楽器⑤ ~準備と後片付けを学ぶ~

憧れの楽器⑤ ~準備と後片付けを学ぶ~

前回までのあらすじ↓

さて、先週の「未遂」騒ぎを経て、ようやくレッスンだ。

またも雨。
レッスンの日に雨が降ることが多いな~と思いながら夜の街を傘さして教室に向かう。

今日は、

・プルコギ丼
・ほうれん草の胡麻あえ
・胡瓜とかにぼこの酢の物
・しめじとニラのかき玉汁

をこしらえて家を出てきた。

わたしは昔からカニかまぼこのことを「かにぼこ」と呼ぶのだが、一般的には「カニかま」と呼ぶらし

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憧れの楽器未遂(RRR)

憧れの楽器未遂(RRR)

バイオリンレッスンを休んでしまった。

(なんたること……)

わたしの仕事は月曜がやすみなので、だからわたしは月曜の夜にレッスンを入れている。

昨日もそのつもりで、午前中のうちに、

・ぶり大根
・ほうれん草の胡麻和え
・さつまいものレモン煮
・豚汁(根菜をたくさん入れたやつ)

をこしらえ、お風呂に入り、掃除や洗濯をし、夜8時のレッスンに向けて準備は上々だったわけである。

わけであるが、し

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憧れの楽器④

憧れの楽器④

↓前回までのあらすじ↓

さて、ヴァイオリン話の続きである。

「なにか新しいことを始めたい」と思い立ち、音楽教室の体験レッスンの門を叩いたわたしは、速攻でその教室に入会してしまったのでした。

だが自分の楽器がない。
初回レッスン前に、教室のお姉さんから「楽器はどうされます?」と笑顔で尋ねられてハッとした。
楽器をどうするかなんて何も考えずに入会しちゃったんですね。我ながら思いつきで動きすぎであ

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憧れの楽器③

憧れの楽器③

と、いうわけで引き続き、ヴァイオリンの話。

思いつきでヴァイオリンの体験レッスンを受け、即決で入会届を叩きつけてしまったわたしは、一週間後、初めてのレッスンに行ってきた。

レッスン枠の空きがなかった関係上、おそらく最後の枠と思われる遅い時間帯にレッスンを受けることになった。
20時開始である。習い事にしてはわりと遅い。暗くなってから家を出ていくなんて夜の習い事って感じだ。不思議な気分。

夜道

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憧れの楽器②

憧れの楽器②

さて、ヴァイオリンだ。

つーさんのところへ行ったおととい、いったん家に帰って夕飯のシンガポールライスを仕込んでから、電車にひと駅乗って体験レッスンに向かったのだった。

「どんなに体験レッスンが良かったとしても即決で入会するのはやめよう。一度持ち帰ってから考える、絶対にだ」

と、よくよく自分に言い聞かせ、心に「即決禁止」と書かれたハチマキ(と、ふんどし)をギュッと締めて音楽教室に到着。

ほが

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憧れの楽器

憧れの楽器

なにか新しいことを始めよう。

と、思った。

GWの隙間の平日、昼下がりのドトールで、ミラノサンドAをかじりながら思ったのだ。

新しいこと、なにか新しいことだ。

・・・

ここ数日のわたしは実にくさくさしていて、やんなるなぁ、やんなっちゃうなぁ、なんなのかなぁ、と、久しぶりに自分を投げ出したくなっていた。

先日見た夢(焼きそばじゃないほう)が案外ダメージでかくて、わたしってあんなことを思っ

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