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381.子どもたちの無断撮影はだめだよ!誰?人を傷つけるのに「撮る自由」なんて言っている人は誰?


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子どもたちの無断撮影はやめてください~

子どもたちが可愛らしい...。
公園で遊んでいる子どもたちを見ていると楽しそう。そこで写真を撮ったら、お母さんらしき人に「撮るのをやめてください!」と言われた。
だけど、可愛いから撮っただけだし、悪用するわけではない。ましてや、SNSに投稿しょうなんて思っていない。
ああ~それなのに、それなのに...。
なんと不便な世の中なんだろう?子どもたちの写真だって撮ってはいけないの?「撮る自由」はないの?

はい、この場合、「撮る自由」はありません!
ましてや、その子のお母さんが「やめてほしい...」と言っているのだから当たり前の話。
許可を取らない、相手に了承をとらない写真は「盗み撮り」「盗撮」だと思われても仕方がないし、現実に「盗撮」となる。

確かに、悪用したり、SNS等に投稿するわけじゃあないのだから、トラブルにはならないと考える人たちが大半だが、許可なく、無断で写真や映像を撮るのだから「無断撮影」となる。

確かに、そのお母さんが警察に連絡したからといって、あまりにも悪質でない限りその場での逮捕はないと思う。しかし、警察官はお母さん立ち合いでそのカメラから確認の上、データを消去を求める場合もある。

ただし、「肖像権侵害」でなかったとしても、無断で勝手に人の姿を撮るわけなのだから、「慰謝料請求訴訟」をされる場合もある。それは、相手に恐怖心を与えたり、不快感を感じさせることです。誰だって、知らない人からカメラを向けられて意味もわからずに写真や映像を撮られたたら、SNS等で公表しないと言ったとしても、無断で採る人の言葉など信用されるわけがない。

もし、どうしても撮りたければ、ご家族の方にちゃんと申し出て、自分の名刺又は名前を出して「撮らせていただいていいですか?」と堂々と言えばいい。だからと言って必ず許可が出るものではないが、そこはやはり、しっかりとした理由と、撮る側の人間性にもよる気がする。

また、相手が、撮った写真や映像のデータを消去してほしいと言われた場合は、速やかに消すべきだと考える。消さない場合は、刑法の「脅迫罪」「軽犯罪法」に触れる恐れもあるからだ。

また、子どもの下着姿、裸の写真を撮った場合は「児童買春」「児童ポルノ禁止法違反」「迷惑防止条例違反(盗撮)」となる。

「撮る自由」、振りかざせばいいものではない。それは撮る側の勝手な自己満足にすぎないからだ。

相手に、恐怖心を与える、
相手に不快感を与える、
相手を傷つけるものは、「撮る自由」なんてない。

だから、どうしても撮りたい場合は、必ず許可が必要。

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※本内容は、しばらく「肖像権」シリーズとなります。
我が国、1億数千万人、すべてがスマホを持つ、一億総カメラマン時代。
現在、様々な場所でこの写真、映像の問題がトラブルとなっています。写真や映像を撮影した者には「著作権」があり、写された者には「肖像権」があります。「撮る側」には「撮る権利」があるといいますが、撮られる側には「撮られたくない権利」というものがあります。
もっとも大切なことは「撮る側」は人を傷つけてはならないという最低限度のルールやマナーが必要になります。
撮っただけであくまでも「個人的利用」「私的使用の範囲」だという人もいますが、たとえ、公表し、使用しなかったとしても、「隠し撮り」「盗撮」のような、悪質なものもあります。「撮る行為」というのは利用の仕方によっては「暴力」と化します。あまりにも安易に写真や映像が簡単に撮れる時代だからこそ、注意と配慮が望まれます。

本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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