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『半グレ』には4割ぐらいの「チート付与」原作要素がある

原作「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。〜俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?〜」の既刊分、全2巻を読みました。 1巻を読んだ感想はこちらに書いたので、 このnoteでは2巻のみの話をします。 コミカライズ版がどうしても脳内を駆け巡る1巻とは打って変わって、2巻は純度100%の原作「チート付与魔術師」を楽しめました。 受付嬢ニーナとの距離感や、まだ原

    • れちゃん日記 終活編

      れちゃんアカウントのTLを見ない生活にかなり慣れてきたので、引き続き見ずに暮らすことにしました。 それに伴って4月かられちゃんアカウントを縮小します。 4月以降は普段ログアウトをして、絵を載せる時だけログインします。 返事ができなくなるので、3月末にお題箱とskebを閉じます。 ファンアートや絵日記は描けば載せます。 絵日記をKindleにまとめたらそれも載せます。 たまたま覗いた時に空リプや言及したいものがあればいいねや返信はします。 pixivとnoteはそのまま使い

      • 原作の大ファンが原作を盛りまくった結果がコミカライズ版『チー付与』ではないか

        ここ最近私の中で『チー付与』のブームが凄く、絵を描いても文字を書いても消化しきれないので、ならばいっそ…と思い原作の1巻を購入し、つい先ほど読み終えました。 早速レビューをしよう!と思ったのですが、読んでいる最中あまりにもコミカライズがチラついて、原作単体のものとして見ることができませんでした。ごめんなさい。 でも原作レインが「D級です」なんて言ったら脳内で「言わない方がマシよそんなクソ等級」がどうしても再生されますよね。仕方のないことですよ、もう。 小説版「追放された

        • 手放しで褒めるのが少し難しい、『チー付与』ことコミカライズ版「チート付与魔術師」

          『チー付与』、Twitter廃人の皆さんならこの言葉をご存知でしょうか。 定期的にトレンドに乗り、定期的に誰かしらの感想ツイートがバズる、局地的な人気がすごく高い、なろう小説のコミカライズ作品です。 2024年の2/16、2/17の2日間にわたって有償先読みを除く全話が無料公開されるので、まだ読んでない方は読んでみてください。34話しかありません。 !ここで読めます! この作品は先述した通りなろう小説をコミカライズしたものなのですが、原作なろうでしょ?とナメてかかると混

        『半グレ』には4割ぐらいの「チート付与」原作要素がある

        • れちゃん日記 終活編

        • 原作の大ファンが原作を盛りまくった結果がコミカライズ版『チー付与』ではないか

        • 手放しで褒めるのが少し難しい、『チー付与』ことコミカライズ版「チート付与魔術師」

          チー付与に登場する『半グレ』たちは何者なのか

          はじめに このnoteは、連日連夜インターネットを騒がせている、「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~ 」(通称チー付与)に登場する不良冒険者集団、通称『半グレ』についてまとめたものです。 作品は以下URLから読めます。 この作品は所謂なろう作品と呼ばれる小説のコミカライズなのですが、「ギャグパートが狂っている」

          チー付与に登場する『半グレ』たちは何者なのか

          タコピーが好きだからインターネットは嫌い

          私は『タコピーの原罪』もタコピーというキャラクターも大好きで、作者のタイザン5先生も大好きで、同作者の読切作品も大好きだ。だから『タコピーの原罪』のPOP UP SHOPが開催されると聞いて嬉しかった。コロナの勢いが増してるけど絶対にタコピーに会いたかったから最終日2日前ぐらいに滑り込んだ。タコピーのパネルを連れて帰りたくなるぐらい会えて嬉しかった。 タコピーは、Twitterという名のインターネットで大バズりした結果、「無垢で愚かで最悪なマスコット」という烙印を押されたキ

          タコピーが好きだからインターネットは嫌い

          【お題箱】2000件の呪詛【記念】

          始まりは2021年6月1日でした。 現在2022年3月19日。1年足らずで2000件の投書をいただくことになりました。皆さんありがとう。 今回は2000件記念に色んな投書を紹介しようと思います。心からの呪詛もあれば人の箱でTwitterするなと言いたくなるような書き捨てもあり、書いた人が分からないからこそのエンタメを楽しめるんじゃないでしょうか。 一応ジャンル別で紹介していくつもりなので、心が弱い方は性根が腐ってそうな項目はスルーしてください。 【読まなくてもいい】箱設

          【お題箱】2000件の呪詛【記念】

          タコピーが幸せになるところしか見たくない

          タコピーが何か悪いことをしたか?人を殺すのは悪いことか?しずかちゃんに手を差し伸べたのはタコピーしか居なくて、そのせいで結果的に人が死んでしまったけどタコピーが何か悪いことをしたか!? 『タコピーの原罪』7話を読んだ。1話から熱心に読んでると自負してるけど私は7話が一番苦しかった。 タコピーが痛みと恐怖の概念を身をもって学んだ2話は正直良かった。空気も読めずにしずかちゃんのイジメを遊びの相談と言ったり明らかに虐待を受けてるしずかちゃんにヘラヘラと楽しそうに話しかけるタコピー

          タコピーが幸せになるところしか見たくない

          『タコピーの原罪』は鬱漫画か

          2021年12月、「彗星のごとく」と表現するしかない漫画が現れた。『タコピーの原罪』だ。 可愛らしい絵柄でありながら精神を抉るようなストーリー展開で、読んでいると気分の浮き沈みがだいぶ激しくなる。『タコピーの原罪』、『キスしたい男』、『ヒーローコンプレックス』、作者のタイザン5氏は人の心を動かすのがうまい漫画ばかり描く。 『タコピーの原罪』のあらすじをざっくり説明すると、ハッピー星からやってきた宇宙人・タコピーが、笑わない少女・しずかを笑顔にするため奮闘するハートフルスト

          『タコピーの原罪』は鬱漫画か

          9話までの要点整理と解釈の言語化

          「チ。-地球の運動について-」、1巻発売おめでとう!!! 12月11日に1巻が発売されたばかりの「チ。-地球の運動について-」が、今絶賛に次ぐ絶賛らしい。7話にして巻中カラー2回目(5話、7話)なのは本当に人気なんだと思う。10話でまた巻頭カラーだし。嬉しい。 私は本誌で7話を読んで“この回を言語化しないと後々詰む”と感じた。それぐらい7話の論理展開は凄かった。8話を読んだら普通に黙ってられなくなったし、のんびりしてるうちに9話が公開されたので9話までの感想を書こうと思う

          9話までの要点整理と解釈の言語化

          感情が動かされる「チ。」の4話を読んでほしい

          魚豊先生の新連載が週刊スピリッツで始まった。タイトルは「チ。-地球の運動について-」で、タイトル通り地球の運動に焦点を当てており、地動説をテーマにしている。 時代は15世紀と書かれているが作中で架空の宗教を崇拝していることと、作者本人がツイッターでこう言っていることからフィクション色がかなり強い。 端的に言えば、「チ。」は地動説を突き詰めようとする人間と、天動説以外を認めない世界が対立する学問的宗教フィクション漫画である。 私は天文学に全く興味がないし知識もないので、地動

          感情が動かされる「チ。」の4話を読んでほしい

          『チ。―地球の運動について―』が面白すぎてどう言えばいいか分からない

          「チ。」、読んだ…? https://twitter.com/uotouoto/status/1314494430506754049?s=19 1~2話が無料公開らしい。3話はKindleで単話購入が可能(“魚豊”で検索かけたら出る)で、4話以降は10月12日時点では週刊ビッグコミックスピリッツ46号を買えば読める。 私は今4話を読んだ。これがもうすごい。1話から1週間に1話のペースでちょくちょく追いながら読むのと、1話から4話までを一気に読める今と、どっちが良いのか分

          『チ。―地球の運動について―』が面白すぎてどう言えばいいか分からない

          『鏡の国のアリス』の刺さる文章たち

          アリスと言えばディズニーアニメが有名だが、原点となったのはルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』だ。その不思議の国の続編として、『鏡の国のアリス』という作品がある。 私は不思議の国の方に登場する例の虫がとても苦手だったため、アリスだけは何があっても見なかった。はらぺこあおむしも見なかった。怖いから。 某楽曲に「ハンプティダンプティ」の歌詞が出てきたときに初めてマザーグースと鏡の国のアリスの存在を認知し、ハンプティダンプティのために鏡の国のアリスを買って読んだ。 鏡の国

          『鏡の国のアリス』の刺さる文章たち