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続ける勇気がわいてくる。韓国映画『不思議の国の数学者』

 20~30代半ばまでは、映画館で映画を観ることが大好きでした。大学時代の後半を過ごした札幌では講義をさぼったり、さぼらなかったりしながら、「シアターキノ」や、今はなき名画座「蠍座」によく通ったものです。

 関西に戻ってからは、神戸の「元町映画館」や「シネリーブル神戸」に足繁く通ったり、神戸100年映画祭で過去の貴重な名作を大スクリーンで鑑賞したり。大阪の「シアターセブン」「シネリーブル梅田」「第七藝術劇場」などにも大変お世話になりました。

 その他、ご縁があって暮らした山口では「テアトル徳山」で周南映画祭(現:周南「絆」映画祭)に参加したり、隣の広島にある「横川シネマ」でダマー映画祭(現:広島国際映画祭)に参加したり。亡き佐々部清監督や、西川美和監督など映画制作に携わる方たちの生の声に触れ、交流の機会まで得られたのは、まさに映画館のおかげでした。

 読んだ本や観た映画の内容をきれいさっぱり忘れてしまうことが多い私でも、映画館までわざわざ足を運んだという思い出は、何年たっても色あせることがありません。だから本当は、映画は映画館で観たい。だけど、韓国に移住して以来、子どもができたことやコロナの影響もあり、映画はすっかり家で観るものになり、観る回数もすごく減ってしまいた。

 そんな中、ある方の記事を読み、久々に観たいと思った映画に出合ったのです。今回の音声配信では、その映画についてお話ししています。(後半は4歳児の子育てに苦戦する日々を告白する内容になってしまいましたが…)


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《番組内容》
久々に「これは観たい!」と思った韓国映画『不思議の国の数学者』のお話。勉強や仕事や子育てを投げ出したい時、人生の難題を前にした時に、思い出したい名台詞がいっぱい。映画は現在日本で公開中。韓国在住の方はNetflixで観られます。/2023.05.17収録

★番組名でお話ししたシーンが登場する予告編はこちらです

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 この映画を観たいと思ったのは、noteでしんぱち。さんという方の記事を読んだのがきっかけです。

 彼が49歳の1年間、毎日欠かさず1日5分だけKpopダンスを練習し、踊れるようになるまでの過程を記録したnoteにも感動してしまいました。記事の中で紹介されているYouTube動画もすごいんですよ。Kpopダンスの20数年にわたる進化史———H.O.TからBTSまでを踊って紹介している外国人男性たち。いやーすごい。とにかく、しんぱち。さんの記事とYouTube動画のダンスを見て、楽しませてもらいました!

 映画「不思議の国の数学者」を観たら。そして、しんぱち。さんの記事を読んだら、みなさんも〝続ける勇気〟がわいてくるかもしれません。私は今日も、フランス語をひとつだけ覚えようと思います。覚えたそばから忘れていく毎日だけど、気にしなーい、気にしない(笑)。

▼映画館にまつわる過去のエッセイ

トップ画像は映画「不思議の国の数学者」の配給会社、クロックワークスのTwitterより引用させていただきました。


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