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妊娠中にファイナルファンタジー15がオススメである5つのポイント。

発売当初いろいろと話題になった今作ですが、私は好きですFF15。というか、この作品があったことに感謝しています。
ゲームの面白さという点とは少し違うかもしれませんが、今作があったことで(ちょっと大げさかもしれないけど)救われたからです。FF15は、いいぞ。

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ファイナルファンタジー15に救われた妊娠期間

うちの奥様の妊娠期間中。
妊娠期間中って、
食べるものに気をつけなきゃいけないし、
運動も必要だし、つわりもあるし、
でも体力も落ちて体も思うように動かせなくなるし、とにかく眠いしと、はたから見てても辛そうな日々か続いていました。

そんなはじめてのことだらけで奥様はしんどくなってきて、私も私で生活の変化が大きくなっていき、お互いに余裕がなくなって、少しギスギスした空気に陥ってしまったのです。

そういう時期はみんなに訪れるし、解消法も人それぞれ夫婦それぞれだと思うけれど、
我が家の場合、心が折れかけたその時期を救ってくれたのは、何の気なしに言った『生まれるまでに、セフィロスを倒そう』の一言でした。

その当時うちはまだPS3が現役で、時間潰しにでもなればと思って始めたアーカイブスのFF7が効果てきめん。
ゲーム、特にロープレは、ひとつひとつ何かを達成していけるのが、当たり前にできていたことができなくなっていく毎日のなかで、すごく癒しになったみたいで、めちゃくちゃストレスに効きました。

私が仕事している時はレベル上げをして、一緒にプレイする時はどっちかが攻略本担当。
共通の話題も増えて、一緒にひとつひとつストーリーを達成していくことで、少しずつ家の中の雰囲気も回復していきました。

順調にマザコンやろうをやっつけて、
次にFF9を始めたのですが、ついにPS3が寿命を迎えて、ムービーで落ちまくる事態に。苦笑
だましだまし進めてたものの、戴冠式のムービーをどうしても越えることができず…。

映画を観るのにも使っていたので、ならいっそ値下げしたPS4に買い換えよう!んで、せっかくなら最新作も買ってみよう!と出会ったのがFF15でした。
結果、最終的には陣痛がくる前の晩までプレイすることになったのですが、システム面でもストーリーでも、FF15は妊娠期間にとてもよかったので、そのポイントを紹介いたします。

1.没頭しすぎないストーリー

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今作のテーマは『旅』となっていて、旅先でいろんなことに出会いながらお話が進んでいきます。メインストーリーも含めて、進行の単位が''クエスト''ごとなので、ストーリーに没頭しすぎずに済むから、やりやすい。
眠くなってきたり、つわりがきてやめたくなっても、ストーリーが気になってやめられないということもなく、快適にプレイ出来ました。
そのちょうどよさで、プレイ中のうちの奥様から『今陣痛がきても特に後悔しない』の名言が生まれるほど。
ストーリー自体も、変にドキドキしたり、驚く演出も少ないし、急にぐっと力が入っちゃうとこもないので、お腹にとても優しいです。

2.分量のちょうどよさ

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クエストという単位があるので、ちょっとやるにも気分転換になっていいです。
体調がいい時はメインストーリーを進めて、それ以外ならサブクエストを適当に遊び散らすみたいなやり方ができます。
やることは探せばいくらでも見つかるので、
つわりがおさまらない時などに気を紛らわすのにもちょうどいい。うちの場合は食べづわりだったので、ぴったりだったみたいです。
サブクエストの登場人物もストーリーには重要じゃないけど、ちゃんと魅力的になっていて飽きない加減がいい。

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ちなみに、お気に入りはビブ。

ミニゲームも多くて、やり込み要素はあるけどとっつきやすい仕様なので、遊び散らすのにもってこいでした。

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うちの奥様は釣りがお気に入りとなり、体調を整えてから大物を1時間半かけて釣り上げてました。笑

3.難易度の易しさ

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難しい攻略や倒せない敵はほとんどなくて、成長要素もわかりやすいのでサクサクいけます。それでいて必要なアイテム集めも適切な塩梅でグッド。
全滅しても直近から再開できたり、ダメなら戻ることができたり、サポートが手厚いので『勝てない。やーめたっ』にならず、助かりました。
(もちろん、やり込み要素はたくさんあるので、濃いめのプレイも楽しめます)

4.景色が綺麗

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オープンワールドのフィールドや、街並みが綺麗だから、ぶらぶら歩き回ってるだけで楽しいです。細いところまで作り込んであって飽きません。歩いていると新しいイベントに出会えたりして、クエスト集めにもなるし、時間変化で朝夜の違いも楽しめてよかったです。
ゲーム内の車の移動の時間とか、ぼーっと見ているだけで景色が流れて行くから、受動的なプレイが出来て、気分転換になりました。(もちろん移動演出は必要に応じて飛ばせます)

5.みんな一生懸命

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FF15が今までのファイナルファンタジーと違う一番のポイントは、『思ったことをそのままちゃんと言葉にしている』ところだと思います。
今までの主人公たちはそれぞれ背負うものがあったり、いろんな絆で仲間と結ばれていたり、特別な思いや力があったりして、そしてここぞという時に心に響くセリフやカッコいいことを言ってくれて、プレイしているひとのこころを熱くしてくれました。仲間との絆もイベントや出来事を経て深まっていくのを体験できたのだけど、逆にいうと言葉に出てないところを想像で補っていた部分が残されてたんじゃないかな。『きっと、あのあと宿屋でこういうことあったんだろうな』とか、『あれからあいつらはお互いこう思ってるんだろうな』とか。

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FF15は仲間の入れ替えもなくて、宿屋もキャンプもずっと一緒なので、そういう想像で補っていた部分をちゃんと言葉にしてくるんですね。トレンディドラマか!ってくらい、しっかり言葉にしてくる。
冒険中に辛くなったら辛いって言う。いっぱいいっぱいな時は思わずそう言っちゃう。
幼馴染を含めた4人のくせに、『俺たち仲間だよな』っていちいち確認しながら『ちげーし』なんて悪態ついたりして、照れ隠ししたりする。そういうきちんと言葉にするあたりが、ばかで、いじらしい。
歴々の主人公やキャラクターたちの、プロのライターさんがついているようなこころ鷲掴みのセリフはないけれど。
いつのまにかできてる強い絆や使命を帯びた生き様より、普通の言葉で、でもちゃんと伝えようとするセリフの積み重ねが、すごく人間くさくて、めちゃくちゃ素敵です。

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妊娠期間中って解決策がないこととか、我慢する以外にできないことがどうしてもあって、そんな時期だからこそFF15が響いたのかもしれません。
思ってることを言葉にするのって、親しいほど恥ずかしかったりして難しいけれど、気持ちを込めて言えば、それ自体が心の何かを解消してくれるんだと思うから。

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ゲームシステムやプレイのポイントがたまたま我が家のライフスタイルに合致しただけかもしれませんが、FF15は妊娠期間中にとてもオススメのゲームです。
もし未プレイのゲーム好きの方がいましたら、ぜひ気分転換に(体調に無理ない範囲で)遊んでみてください!

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