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夢20200529

現在の私の浅はかな夢について

誕生日

誕生日

最近、泣いてばかりだ。
日付が変わって、また涙が目からあふれた。とても静かだった。

ひとりで迎えるのにはもう慣れているはずなのに、毎年、0時を超える頃の不安はなくならない。青い心を満たして、この寂しさに耐えられるかと胸が鳴っている。

昔の恋人との誕生日だったり、夜勤していた時に迎えたことだったり、学生の頃は日付が変わってすぐのメールに期待していたり、シュークリーム買ってくれた友人だったりを思い

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monster

monster

不安がカーテンの隙間から漏れてくる。蒼い闇から、濃い闇に変化していく。肢体が重たく、頭の回転も遅くなることを欲する。

私ではもう彼は楽しくなれないのかと思うと悔しくてつらい。なんでこんなに麻痺しちゃったんだろう。私をこんなに依存させてるのは彼なのに。私の心を試して試して弄んで、私はもう疲れたのかもしれない。

この胸の痛みで死ねたらどんなに心地いいだろう。

薬を飲んで、梅酒をなめた。まだ眠気は

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Do you want me to die?

Do you want me to die?

母に聞きたい。
父に聞きたい。
姉に聞きたい。

そんなわけないって言うんだろう、でもやってることは私を殺しにかかってる。
気づいていないとは言わせない。
そんなのあまりに無神経だ。

みんな苦しめ。
私と一緒に苦しめ。
だから帰らない。
それだけではないけれど、もちろん。
そこに未来を見出せない私を知らないだろう。
15で離れてから、いや、もっと前から、私のことなんて知らないだろう。

育ててく

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黒い蜘蛛の夢

黒い蜘蛛の夢

目が覚めると、罪悪感で胸が苦しかった。

昔住んでいた家に入ろうとすると、玄関には蜘蛛の巣が張り巡らされ、小さなものから手のひらサイズのものの黒い蜘蛛がたくさんいて、私がそこに入ることを遮っていた。
隣にいた若い男がそれが見えないかのように先に中へ入り、私を呼んでいる。蜘蛛がたくさんいて入れない、と言うと初めてそれに気づいたように蜘蛛を追い払い始めた。

iPhoneを見ると、14時過ぎだった。遮

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父と母から電話があった。

父にはもう時間がないから会いに来てくれと、母から電話があった。父の病院帰り、姉の運転する車の中からだった。母の電話は嫌いなのでいつも通り応答したくなかった。留守電も普段は聞かずに削除している。

母の話し方が嫌いだ。頼み方が鬱陶しい。猫なで声を聞きたくない。彼女に関わることが私を殺してくる気がする。気のせいだと思う。
インターネットで調べると、これは過剰な執着があるからだと書いてある。確かにそうか

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このまま

すれ違うだけの私たちの世界、未完成

寝る前の

寝る前の

今、死ぬとしたら、だれに言葉を遺すだろう。

家族にさえ、特別なことを伝えられる人がいないことに気づいた。
成長して大人になり、友達さえ、離れていく存在になった。
恋人もいないし、好きな人は結婚してパパになってしまったし、今、私は自分以外のだれと話をしているのだろう。

こうやって、人々は孤独になっていくのだろうか。SNSは他人と発信しあっているようで、自分との対話が大半を占めている。

寝る前の

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とうきびを茹でる夢

とうきびを茹でる夢

最近、微睡んでばかりいる。お休みがちょうど四日あった。

二日間ベッドで過ごした。外に出かけられなくて、宅配を一日一度頼んだ。
その次の日もベッドで過ごした。一日中雨に包まれて、みんなこうやって雨に閉じ込められているならなんてしあわせだろうと。湿度の高いベトナムの映画を観た。

最後の日、結局コンビニにだけ出かけて、ベッドの上でまた映画を観ていた。
数日間見た映画を肴に、現実逃避に自分と世界のこと

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