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旅レポ(国内編)

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地方視点で感じた東京

地方視点で感じた東京

何十年も昔の話になるが梅田の某予備校に通っていた。東京の大学を目指すクラスだったこともあり、英語講師(革命家を自認する面白い人だった)が何かの拍子に「大阪の街には色がついているが、東京は無色だ」という話をしていて、なるほどと思ったことを覚えている。もちろん東京には色がないと言うことではなく、あまりにもたくさんの色がありすぎて無色になるという意味だ。
あれから幾度となく訪れている東京は、さらに巨大で

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離島が好き(沖縄・小浜島)

離島が好き(沖縄・小浜島)

昔から離島が好き。
特に鹿児島から沖縄にかけての離島が大好きで、幾度となく訪れている沖縄本島以外では、屋久島、奄美大島、喜界島、沖永良部島、与論島、久米島、慶良間諸島(座間味、渡嘉敷、阿嘉島)、石垣島、西表島と結構多くの島を巡ってきた。
この中の多くは、学生時代にテントを背負って訪れたものだ。

離島の良さってなんだろう?四方を海に囲まれた開放感の一方で周囲と隔絶された感じが同時にあるのが離島。

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神戸空港からの旅_長崎編2(雲仙、島原)

神戸空港からの旅_長崎編2(雲仙、島原)

雲仙温泉は、諫早市街地から車で50分ほど。気持ちの良い諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)を抜けて向かいました。

雲仙結構な山道。それがひらけてきたと思ったらかすかな硫黄のかおりが漂ってきました。温泉地に来た!と実感する瞬間です。

雲仙は、奈良時代の高僧行基によって開かれた歴史ある場所であるということを行ってから知りました。

個人的な話ですが、兵庫県伊丹市出身の私にとって行基は子供の頃か

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持続可能性の具体例をこの目で確かめる(岩手県・オガール紫波)

持続可能性の具体例をこの目で確かめる(岩手県・オガール紫波)

神戸空港から仙台空港へ。そこからレンタカーで岩手県を訪れたのは2019年5月中旬のこと。

10年ぶりに東北を訪れた目的は、東日本大震災からの復興状況をこの目で確かめたかったということと、岩手県にあるオガール紫波の空気感を現地で感じることだった。

東北旅レポは気が向いた時に書くとして、ここではこれからの人口減少社会の中における持続可能性の一つの答えと思えるオガール紫波について書いていきたい。

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人吉球磨・秘境駅レストランLOOPでランチ

人吉球磨・秘境駅レストランLOOPでランチ

2019年3月末に某地方自治体を早期退職してから、新たな人生に適応する準備のためしばらくゆっくりすると決めていた。できた時間を活用して月に一度は神戸を離れて旅に出ている。妻と一緒の場合もあればひとり旅のこともある。

4月の終わり頃。記念すべき退職後初の旅の行き先は熊本県の人吉市だった。

最初の旅は妻とともに。退職というわがままを快く受け入れてくれた彼女と素敵なレストランでランチをしたいと思って

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