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[転載] Jung-The Key Ideas 訳出にあたって

はじめに


以下に転載するのは、筆者が翻訳専門職大学院の修了作品(修士論文)として提出した訳書の巻末に付けたリファレンス(訳出にあたって参照した資料の情報)である。原書は Ruth Snowden著  Jung-The Key Ideas(仮の邦題:『キーアイデア! ユング』・未刊行)であり、ユング心理学の入門書だ。リファレンスの著作権は筆者に帰属するので公開することにした。いずれはシノプシス(訳者による原書の分析)も公開できればと思う。

転載部分


<リファレンス――訳出にあたって>

◯本書の訳出にあたっては、以下の文献を参考にした。
文献1 :河合隼雄『ユングの生涯』第三文明社レグルス文庫 1978年
文献2 :アンリ・エレンベルガー著 木村敏・中井久夫監訳『無意識の発見 下』弘文堂1980年
文献3 :アンドリュー・サミュエルズ他著 山中康裕監訳『ユング心理学辞典』創元社1993年
文献4 :A・ヤッフェ編 河合隼雄ほか訳
『ユング自伝―思い出・夢・思想―Ⅰ・Ⅱ』みすず書房 1972年
文献5 :C・G・ユング他著 河合隼雄監訳
『人間と象徴 上』河出書房新社1975年
文献6 :河合隼雄『コンプレックス』岩波新書 1971年
文献7 :マギー・ハイド文 小林司訳
『マンガ・ユング心理学入門』講談社ブルーバックス2010年
文献8 :フランツ・アルト編 金森誠也訳
『ユング名言集』PHP研究所2011年
文献9 :鈴木晶『フロイトからユングへ』NHKライブラリー 1999年
文献10:林道義『ユング 人と思想』清水書院 1980年
文献11:ロバート・H・ホプケ著 入江良平訳
『ユング心理学への招待』青土社 1995年
文献12:M-L・フォン・フランツ著 高橋巌訳
『ユング 現代の神話』紀伊國屋書店 1978年

なかでも文献1~文献4は頻繁に参照した。また訳出の前提となるユングやユング心理学関係の予備知識については、過去に訳者が在籍した甲南大学(兵庫県)における心理学関係の諸講義のほか、

文献13:河合隼雄『ユング心理学入門』培風館 1967年 
文献14:織田尚生『深層心理の世界』第三文明社レグルス文庫 1992年

などをはじめとする、日本のユング派分析家たちによる一連の著作から学んだものが主要なバックボーンとなっている。

◯本書の訳出にあたってはインターネット検索による情報収集も頻繁に行ない、上記の文献に加えて参考にした。検索により調べた項目は、直接ユングやユング心理学に関わるもの、訳語や訳文に関わるもの、出版物に関わるものなど多岐にわたるが、本文中に頻出するユングによる著作の邦題については日本で実際に出版されているものと統一する必要があるため、本書「さらに知りたい人のために」でも挙げた渡辺学(ユング研究家)による以下のサイトを参照した。 

http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/~mwatanab/links/jungbib-a.htmhttp://www.ic.nanzan-u.ac.jp/~mwatanab/links/jungbib-b.htm

◯ユング心理学の専門用語については主に上記の文献3『ユング心理学辞典』における訳語をベースとしたが、用語の意味内容については本文中の「用語解説」の項目を参照されたい。
                                         以上



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