チョンボ平塚

19年北海道大理学部卒。14年栄光学園高校(鎌倉市)卒。横浜市出身。プライベートの経験…

チョンボ平塚

19年北海道大理学部卒。14年栄光学園高校(鎌倉市)卒。横浜市出身。プライベートの経験など趣味で書きます。23年4月、LINE BLOGから移行しました。

最近の記事

渋谷の路上で会った留学生と韓国旅行に行った話④

■初めてづくしの韓国旅行 ワールドカップ決勝戦を見た2日後、僕は体調不良で寝込んでいた。数日後には韓国旅行に出発する予定だが、とても行けそうにない。 年末はソウルで、年始はヘジョンの実家がある韓国南部のデグで、計3週間を過ごす予定だった。ヘジョンのほかジョン、ヨニ、芸大生で日本人のココと計5人。僕は忘年会に参加したかったので、4人を残して年内に日本に戻ることにしていた。 幸いにも飛行機はまだ予約してなかったので、先に4人に韓国へ行ってもらって、体調が回復したら僕もあとか

    • 渋谷の路上で会った留学生と韓国旅行に行った話③

      ■そして僕は、素晴らしい違いをたくさんみつけた 彼らが通う東京芸大の学祭のときに、研究室を見せてもらった。 研究室というより、共用アトリエのような感じ。大きめの教室に規則正しくはないが丁寧に机が並べられている。何人かは工具を手に机に向き合って黙々と何かを作っていた。学祭の夜だというのに。 部屋の中央にある大きなテーブルには、ガラス細工やイラストなど、さまざまな芸術作品が並べられていた。部屋のはしっこには木材やペンキなど材料が積み上げられている。 教室の外の広場では、留

      • 渋谷の路上で会った留学生と韓国旅行に行った話②

        ■カラオケで一番盛り上がったのは 夕方5時頃、ジョンが「カラオケに行こう!」と言い始めた。3人ともそこそこ酔ってきたし、居酒屋に居座りすぎて飽きてきた頃だった。そのころにはすっかり打ち解けて、楽しくてしょうがなかった。 二つ返事で「レッツゴー!」ということで、すぐ隣のカラオケ「まねきねこ」に入ることになった。 とりあえず曲を入力するデンモクを手に取ったが、何を歌えばいいかまったくわかならい。え?フランスで流行ってる日本の歌ってなに? とりあえず世界的にヒットしてる韓国

        • 渋谷の路上で会った留学生と韓国旅行に行った話①

          生きているうちに出会うほとんどの人と友達になれない 居酒屋で隣になってふと話し始めた人なんてもちろん、大学時代の居酒屋のバイトの店長も、同じクラスで当時はそこそこ仲良かったアイツとも、多分もう会うことはない。 特に理由はない。ただ会わなくなるだけだ。 連絡先だけ交換したのにすぐにブロックされるなんてのもザラだ。悲しいけどしょうがない。もともと他人なわけだし、みんな他人に構っていられるほど暇じゃない。 だからこそ、その瞬間を大事にしようねってのが「一期一会」って言葉の意

        渋谷の路上で会った留学生と韓国旅行に行った話④

          ケンカして友情固まる

          本来的には物事に善悪なんてものは存在しない。 誰かにとっての正義は、ときに誰かにとっての悪になる。「これはお前が悪い」といくら言ったところで、善悪を決める神がいない限り無意味な争いに過ぎない。 相手がどう思うか。その結果として自分にどんな未来が訪れるか。存在するのはそれだけだ。 社会を成り立たせるために善悪の基準を作ったのが法だ。極論、法を侵さない限りは誰が何をしようとそいつの勝手であり、人の言動を非難することは誰にもできないはずだ。ガタガタと正論気取りの持論を振りかざ

          ケンカして友情固まる

          僕は立ち止まることにした

          会社を休むことにした。 新型コロナウイルスの影響で全国に緊急事態宣言が発令された2020年以降、不安定な体調に苦しめられてきた。最初は不眠症のような症状だったが、次第に不眠と過眠を繰り返すようになり、仕事にも影響が出始めた。 もとをたどれば恐らく、大学入学以降の不規則な生活リズムが身体に定着してしまっていることが原因だ。 当時は夜勤をしていたこともあり、徹夜で学校に行くのが普通だった。そのまま夜も遊んで2日間寝ないようなこともあった。数日間学校に泊まり込んで、ロクに寝ず

          僕は立ち止まることにした

          親友が僕に嘘をついた

          人間はみんな、嘘をついて生きている。 「健全な猜疑心を持って」。会社の偉い人が言っていた。誰かの発言を鵜呑みにせず、裏にある真意を常に想像していないと利用されるし、結果的に人を騙すことになりかねない。 ビジネスシーンでも常に気をつけなくちゃいけないが、日常にも言えることだ。 ****** 親友が僕に嘘をついた。 その嘘は異性がらみのちっぽけな嘘で、それ自体はどうでもよかったけど、嘘をついていたんだとわかったときは嫌な気持ちになった。 すぐに電話したかったけど、その

          親友が僕に嘘をついた

          友達が死んでしまったらしい

          友達が死んでしまったらしい。 それほど仲良かったわけでもなく、連絡先はインスタしかわからない。遠くに住んでいるのを投稿でみていて、たまにメッセージでやりとりをするような関係だった。 もともとは別の友達と職場が一緒で、紹介してくれて朝まで飲んだ。 会ったのはその1回だけ。それくらいの仲だけど。死んでしまったと聞いたときは冷や汗が止まらなかった。 それを知った日は仕事も手につかなかった。 1回しか会ったことないのに、もう2度と会えないと思うとやりきれない気持ちでいっぱい

          友達が死んでしまったらしい

          ずるい仕事術(佐久間宣行氏)

          佐久間宣行ダイヤモンド社 2022年4月6日 ※あくまで僕が読んだ感想です※多少のネタバレを含みます ■簡単なようで難しい 序盤は佐久間さん自身がサラリーマンとして生き抜く中で身につけたコツなどが紹介されている。ホウレンソウや速レスの大事さなど基本的なことから、付き合いは悪くていいとかメンツを立てろとか意外なことまで書いてある。 読んでいて僕の悩みを見抜かれているような気持ちになった。 会社員生活は今年度で4年目になるが、いまだに会社での立ち回りや職場の人との距離感

          ずるい仕事術(佐久間宣行氏)

          【小説】ブラックボックス

          砂川文次講談社 2022年1月24日第166回直木賞受賞作品 ※あくまで僕が読んだ感想です※多少のネタバレを含みます ■主人公が感じる閉塞感 自転車便の配達員である主人公が、雨の日の配送中に事故に遭うところから物語は始まる。交差点を渡る人々から注がれる無関心な目線、事故の主因をつくったのに走り去っていく車、壊れた自転車。主人公は人目があるなかで衝動的に叫ぶ。 主人公の目に映る世界は繋がっているようで断裂している。そんな違和感がたびたび描写されている。オフィスを覆うコンク

          【小説】ブラックボックス

          行動指針2022

          トオルの行動指針2022 常に探究心と開かれた心を持って人や文明、科学と接する。地球と人類の未来がよりよくなるように、自分に何ができるのか考え続ける。短期的な意味でも、今ある選択肢とそれがもたらすであろう結果を想像しながら行動する。 人の行動の裏にある感情、さらにその裏にある経験を想像する。 犬と子どもには自分の持てる最大の優しさで接する。女性に怖い思いをさせないように、品格を持って振る舞う。 無意味な同調圧力に屈しない。堂々と学び、不必要に自分の考えを隠さない。努力

          行動指針2022

          変化こそが、こころのゆらめき

          東京の新型コロナウイルス新規感染者が50人を下回り続けて、もうちょいで1ヶ月。 関係あるのかないのか、僕の周囲の世界も少し動き出した感じがする。 ■拓夢が東京に来た! 札幌時代からの我が相棒・拓夢が10月末に東京に引っ越してきた。札幌・すすきののニュークラブ(東京でいうキャバクラ)を辞めて、不動産会社に転職した。 拓夢とは大学2年生の春の学祭で出会い、すぐに意気投合した。それからは2人で北海道1周の旅もしたし、マレーシアに旅行にも行ったし、刺激的な記憶をともにした。日

          変化こそが、こころのゆらめき

          無力な僕とデカすぎる地球

          ■温暖化を憂うエイト 「僕らが生きている間に、人類は滅亡の危機を迎えるかな」。大学からの親友であるエイトの家で焼き肉を食べたあと、ベランダでタバコを吸いながらそんな話をした。世間では新型コロナによる緊急事態宣言が解除されたばかり。岸田内閣も発足して、変化に慌ただしい。 最近は僕らのなかで、週末の夜にたまに集まってはカーシェアでドデカショッピングセンターのコストコへ行き、アメリカ仕様のデカい肉などを大量に買ってからエイトの家で盛大に食べるのが流行りだ。 エイトの彼女と僕も

          無力な僕とデカすぎる地球

          大学生だった僕の、青すぎた春

          ずっとブログには書けなかった話。 誰にでも一度くらいはあると思う、鮮烈な青春。僕は大学3年生のときに、忘れられない恋をした。 26歳になった僕だが、いまだに恋愛は上手にできない。経験も豊富な方ではない。そんな僕にも、ほろ苦い恋の思い出がある。 ブログには僕の体験のなかでも印象的で忘れられない瞬間を切り取って書き記してきた。 今から書くエピソードは、何度も書こうと思っては立ち止まった。あのときの強烈な感情を、僕に見えていた景色を、文字で伝えられる自信がなかった。 なる

          大学生だった僕の、青すぎた春

          大学時代からの親友、翼が渋谷に引っ越してきた

          14年に北大に入学してから約7年来の友達、翼が1月に渋谷に引っ越してきた。 翼とは入学時に住み始めた学生会館(下宿先)が同じだった。2人とも初めての札幌で知り合いもいなく、夜になると会館の屋上か玄関先で待ち合わせてはコーヒーを飲みながら「今日はどうだった」なんて話していた。 1年生のとき、翼に「バンドをやろう」と誘われ、メンバーを紹介されに行ってみると変なテンションのやつが集ってて、気づけば謎の「旅行サークル」を作ることになってたこともあった。 本当に大学生らしい、血の

          大学時代からの親友、翼が渋谷に引っ越してきた

          4年越しに掘り起こされた僕の全裸画像

          最近は真面目な話ばっかりしていたので、今回はバカ話といきやしょう。 会社員になってもアホはアホ。意外とこんなんでも生きていけんだなぁという気持ちで日々を生きています。 最近のSNSを見ていて思うのです。自分のキラキラをアピールするのに必死な人と、働いているのになかなか認めてもらえず病んでいる人ばかり目につく。世界はこんなに歪だったっけ?黙って踏ん張っている人が報われず、ぺらぺらの「自分論」を振りかざす人ばかりが注目される。 変わったのは僕なのか。世界なのか。 まあきっ

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