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トランスジェンダーであることが原因かもしれない、身体的影響(骨格・病気・その他)

姿勢の悪さ

猫背というか、肩が内側に入って姿勢が悪いのは、間違いなく、胸が目立つのが嫌だからだ。中学以降、母にはいつもいつも注意され続けているが、直せないというより直す気が無い。

これは多分、背が高い人で頭をぶつけることが多い人にも多い身体的なクセだと思う。

モノによくぶつかる・・・視野角が狭い(?)

これも後天的なクセだけど、ややパーソナルかもしれない。恥ずかしいからできるだけ人と目が合わないように、周囲や人を見ないようにしていたら、家の中でも外でもモノによくぶつかる。

小学校の頃、知らないおじさんから「なんで下ばっかり見て歩いてるんだ」と声を掛けられて気づいた。帽子をかぶると視界がすごく狭くなる感覚もあって、視野角が狭いような気がする。

一日一回は何かにけつまづくか頭を打つか、足の指をぶつけるか、何かしら衝突事故が起きる。

男性ホルモン多め(?)毛深い・足でかい・胸尻小さい

胸が大きくなってきて痛みが出始めた中学のころ、毎日気が気ではなかった。鉄アレーや腕立て伏せをして、胸筋を鍛えて、胸が目立たないようにしようと頑張った。

もちろん、一度もブラジャーというものはしたことがなかった。大人になっても、だ。

小学2年の時に、内股気味だったことを母が気にして医者に連れて行かれ、大したことないから下駄を履いて矯正すればと言われた。すくすく育った足は大きくて、中学時代は28cmくらいあった。

元々毛深くて、すね毛と眉毛はかなり濃い。抜いたこともない。

生理が無くなるに至った病気 ― 卵巣腫瘍と子宮癒着 ―

36歳だった。ある朝突然、猛烈な腹痛で起きた。一番近い町医者から、大きな病院へ直行だった。

町医者に着いたとき、それが婦人科の病気だと言われた。デキそうな女医さんに、「生理を無くしたいんです」と、何故か訴えてしまったら、
「これなら生理はなくなるわ」
と言ってくれた。

痛みが吹っ飛ぶくらい嬉しかった。

連れて行かれた病院では、左の卵巣腫瘍見つかり、子宮と癒着していて子宮ごと全摘する手術のことが、あれよあれよと決まった。

内心、ガッツポーズだ。

医療保険にも入っていたから、手術のお金をもらえた上に、生理が無くなるのだから、これ以上の幸運はないと幸せを感じた。なんてラッキーなんだ。

こうして、直径20cm以上ある腫瘍が子宮と一緒に取り出され、生理はめでたくなくなった。それでも、生理を20年以上も経験していたのだ。今も生理があったら、とてもじゃないけれど精神的にも身体的にも耐えきれないと思う。自殺したいくらいに、耐えられないだろう。

うつ・神経症・発達障害(?)

「選ばない病」の後遺症からか、保育園のころに恐れていた「女性として生きている将来が来たこと」からか、高校くらいからだんだんと陽気にふるまう外側と、なんとか世の中の許容範囲に収まるような生き方を探し続けるモヤモヤした内側が乖離していったような気がする。

高校を出てから、そう、生きる道を自分で選ばないといけなくなってから、暗いところをずっとふらふら漂っている感じがする。歩きながら食器を洗いながら、なんでこんなに普通に人と同じような動きができているのか、ふと不思議な気持ちになったりする。自分の目でありながら同じ目で他の自分が自分の体を不思議に眺めている。

今もつらいうつ病は、トランスジェンダーが直接の原因ではないかもしれないけれど、確実に要因の大きな一角を占めていると思う。

我慢しすぎたからなの?関節リウマチ(自己免疫疾患系)

母から学んだ最大のメッセージは、「我慢が美徳」ということだった。痛くても悔しくても苦しくても笑って働く、人や仕事を最優先することが常識であり良いことだと思い込んでいた。

だから、「察してくれ」というスタンスが抜けなかった。それで他人もそうあって当然だと思っていた。それが、最初の結婚に失敗した要因の一つでもある気がする。

2度目の結婚前後で、高熱が1か月以上続いていた。けれど、人に言えなかった。薬も効かなかったし、抗生剤を出してもらっても点滴を売ってもらっても下がらなかった。

折しも年度末だったし、仕事も忙しかった。

熱と同時にやってきた足の指や膝の激痛も、疲労骨折くらいかと思って放置した。

年度末の忙しさが落ち着いた4月の半ば、整形外科を受診してたまたま整形の分野ではないと気づいてもらい、関節リウマチが発症したと知った。

トランスジェンダーの人は、自己免疫系の病気にかかりやすいかもしれない。リウマチの発症は、こんな風に、すごく分かりづらいから、気をつけて。

我慢しすぎたらダメ。絶対。

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