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小説たち

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ニュイの書いた小説達をまとめています。
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#つぶやき

その日、世界の曲線はぐにゃりと曲がって消えた

その日、世界の曲線はぐにゃりと曲がって消えた。曲がって消えたその先の景色は、これまでとは…

〜雨の日の出逢い〜喫茶琥珀での出来事2

田舎から都会に出てきて、3ヶ月。 わたし箕田詩織は地方の大学を卒業したあと、 京都のとある…

目つきのするどい勝又くんと、わたし7

勝又くんと会ってからまもなく、長い夏休みが始まった。 本当なら高校生活初めての夏休みは楽…

番外編・勝又くんの憂鬱

皆んなが寝静まったころ… 毎晩窓をそっと開け、ベランダに出ていく。そして冷たい夜風に吹か…

目つきのするどい勝又くんと、わたし5。

勝又くんに会いたい… 勝又くんに会えなくなれば、会えなくなるほど、会いたくて仕方なかった…

するどい目つきの勝又くんと、わたし4。

「勝又くんが好き」 自分のなかでそう意識をしてしまってから、わたしは今までのように気軽に…

海の見える高台と神様

「このままではダメになる」 そう思った僕は白のサンダルを引っ掛けて、 古びたアパートを飛び出した。 アパートをくだっていくと、 その右手にはこの島の中心を走る階段があり、僕はその石造りの階段を、手摺りも持たずに一気に駆け上った。 この高台から見る景色は最高だ。 けぶる緑と住宅の屋根。 その先には遠く陽の光で揺れる海が見えた。 風がざわめき、頬を揺らす。 身体中の細胞が喜んでいるのが分かった。 坂を一気に駆け上がったからか、顔に大粒の汗が滴っている。 それを手の甲で拭

シャルレ二番館のすれ違い

「外に出たい」 まるで地面を突き破って、出てくるセミのように。 外は曇り、気温は20度 いつ…