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手の込んだ料理よりも簡単においしい毎日を。「とうもろこし」で決めた長野への移住

料理は得意というわけではないが、作るのはすきだ。
夫婦生活がはじまって整理整頓好きなパートナーとズボラな私の家事分担は

掃除・洗濯⇨パートナー
料理⇨私

である。

「整理整頓好き」という言葉をもう少し詳しくいうと、
ミニマリストでいつもコロコロ(粘着性のあいつ)をしていて、すべて物の置く位置がきまっている。

私が彼の愛するコロコロをしようものなら
「いいから、ゆっくりしててー」
と、さっと優しくコロコロを取り返し、私をソファーへいざなって
そしてまたすごい勢いでコロコロをしている。

私はその背中をただただ見つめている。

彼は日常生活において、一切掃除を強要しない。

そう、多少アレな人ではあるが大変ありがたい存在だ。

そんな彼が唯一できないのが料理である。

だからこそ、自分のプレゼンスも高めたい一心で
唯一任されている料理はなるべく美味しい物がいいなと
自分なりに、手を尽くしてやっていた。

なんとなくいつもげっそりしているパートナー。
なんとか太らせてあげたい。
自分で味噌をつくってみたり、調味料なんかはわざわざ表参道で買ったり
わたしなりに、小さなこだわりを積み重ねてきた。

そんな彼に
「今までで一番美味しかった料理は?」

と質問してみた。かえってきた答えは

「とうもろこし!」


「と、、、、とうもろこし。。。」

夏休みに、長野に旅行にいって、「たてしな自由農園」で買ってきたやつね。

全国有数の高原野菜の産地であり、夏には「朝採れのとうもろこし」がならぶ

たてしな自由農園
https://www.tateshinafree.co.jp/

。。。。。わかる

ラップで巻いてレンジでチンしたあれ。。。。もはや料理じゃない。

私はこの時に、悟ったのである。
私ごときがどんなにがんばっても、新鮮で美味しいものには、勝てない。

2時間じっくりコトコトしたなにかより
ラップで巻いて、600Wレンジで5分チンが最高なのだ。

ただし、この美味しいとうもろこしは朝に採れるということがわかった。

実に含まれる糖分がエネルギーとして使われてしまいます。しかし、夜になり気温が下がり呼吸が減少すると、日中に葉で作られた糖分が実に送り込まれ蓄えられていくのです。だから、朝が一番甘いのです。

目がテンライブラリー

実は出荷後も、とうもろこしは「呼吸」をしつづける。だから、どんどん糖分が失われてしまうそうだ。

つまり、都会のスーパーで買うとうもろこしと自由農園で買ってきたとうもろこしではどうしたって糖分の差がある!!


結局のところ「朝とれたとうもろこしを手に入れるためには、物理的にとうもろこしに近づかないと、よいとうもろこしにはありつけないのではないか?」という結論にたどり着いた。

こうして、わたしは料理のスキルをあげるよりもっと手軽に「おいしい」体験ができる場所へ移住したいという気持ちがつよくなった。

次回に続く。。。。



2022年10月に私たちは松本に引っ越しました


Sayoko
 東京生まれ。フリーランスで映像の制作や企業のオウンドメディアの立ち上げをしています。サステナブルシーフード協会に所属。2022年10月にパートナーと松本に引っ越しました。







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