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見てくる子。

先日、預けている息子のお迎え前ギリギリに
どうしてもスーパーに寄りたくて、
通り道にあるスーパーへかけ込み。

お目当てのものを手に取り、
足早にレジへ。

「148円になります。6番レジへどうぞ。」

レジの方にそう促され、
6番のセルフレジの前に立つ。

6番のセルフレジに立ったと同じタイミングで
視界の右端に人影が入る。

「ん?見られてる?
え、なんかめっちゃ見てくるやん、、」

と心の中で思いながらも
すぐ直視はせず、お会計を済ませる。

買ったものを手に取り、
ぱっと右方向を向いた瞬間に
ついその人のことを見る。

ニヤニヤ、ニコニコしながら私を見ている
20歳前後の男の子。

障がいのある方だとすぐに分かった。

そう思った次に、
お父さんのような人が
「おい、こっちやぞ。」と声をかけていた。

わたしはそそくさと出口へ向かった。

出口を出る前にもう一度振り返って見た。

わたしのことを見てニヤニヤニコニコしていた。

なんとも言えない気持ちになった。

それは嫌悪する気持ちではなく、
何か声をかけるべきだったのかな、とか
避けてしまった、、とか

はたまた、息子の将来を見ているのかも
と少し不安が募った。

少しじゃない、結構
な気がする。

スーパーという不特定多数、大勢いる中で
わたしを選んだことにも
なんだかご縁を感じたりもした。

やっぱりなんとも言えない気持ちになった。

障がい児を育てている親だとしても、
そういう感覚で思ってしまう。
見てしまう。
そんな自分に嫌悪感。

でも今は、
そのことについて少しでも考えることができた
ということを大切に思いたい。

きっと日々の積み重ねや、子育ての中で
少しずつ少しずつ自分なりに気持ちが進むはず。

そう思いながらも、今日も
大暴れで大変で
それ以上に可愛い息子の子育てに
奮闘したいと思う。

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