#観察スケッチ の超優秀な参考作例と、観察の対象を広げる方法

#観察スケッチ が流行ったおかげで企業さんからもいくつかお声がけいただけたりしていて嬉しいのですが、先日MdN公式さんが観察スケッチの記事を書いてくれました。(ちなみに特に取材とかはされておりませんので未承諾ですがリンク貼ってくれているしオールOKです。)

こうして観察スケッチがちょっとしたコミュニティになるくらいに盛り上がってきたので、SNSで観察スケッチをあげてくださった方と話したりもしています。

で、肝心の僕のスケッチは全然アップしないのは何でか?と思われているようなので、ちょっと回答しておきます。

まず、僕は発端になった人物なので教科書的な存在になってしまう可能性がありまして、見本を提示することで皆さんがそれに縛られる=枠を作ってしまうのがもったいないと考えています。

工夫の余地、参加の余地を残したい。だからあえて現時点の僕のスケッチはあげていない、というのが大きな理由です。(いまより全然ヘタだった昔のは何枚か参考に出しました)

もう一つはこの盛り上がりに合わせて出版社さんからお声がけ頂いたりしまして、WEB上での未公開のスケッチを僕の手元にとっておく必要があるというのも理由です。(まだ企画段階なので本当に書籍化できるかは未定です、念のため)


観察スケッチの超優秀な参考作例

上記の理由から、僕は観察スケッチのオフィシャルみたいな感じになりがちなので、特定の参考作品を出してこうしましょう!という扇動みたいなのはあんまりやりたくないのですが、これはもうあからさまに参考になるという方がいらっしゃいます。

先に言っておきますが、このお二方はプロです。それも新人ではなく中堅〜ベテランクラスのプロであり、専門の教育を受けてからさらに現場の最前線で腕を磨いている人たちです。

絵の上手さはもちろん、構成からディティールの描込みや観察の着眼点まで素晴らしい。何でその形状なのか、その構造なのかという点まで深く考えられているところが、まさに観察スケッチの真髄を体現されています。

何より、この方々は対象物への敬意と愛があるんです。おそらく檜垣さんはプロダクトマニアでしょうし、佐藤さんは車が大好きなはず。観察力がストーカーじみています。(褒めています)

プロダクト系に関してはこのお二人のものが額に入れて飾りたいレベルで素晴らしいので、ぜひ参考にしてください。最初はマネから入るのもいいと思います。ちなみに檜垣さんは本職ならではの高い精度と趣味的な分解癖を盛り込んでいるので、じっくり時間をかけて観察しているそうです。(掲載許可いただきました)


また、東大大学院で教えていられるデザインエンジニア山中俊治先生が授業で課題として観察スケッチを使われるとのこと。シェアをお願いしてみたので、もしかしたら東大院生の観察スケッチが見られるかもしれません。


観察の対象を広げよう

プロダクト系は人間が作った物なので、そこには技術と意匠が綿密に織り込まれています。

その綿密に織り込まれた技術と意匠を紐解くのが観察スケッチの醍醐味なのですが、何もそれはプロダクトに限った話ではありません。

以下、プロダクトじゃないものに着眼されている事例もいくつかご紹介しておきます。ロゴとか、風景とか、植物とかですね。

これ以外にファッションとか、フード(食)とか、空間とかお店とかもおもしろいですよ。他にも元デザインファームIDEOの方が書いている「考えなしの行動?」という本なんかは、人と物との事象の観察として非常に参考になります。


観察スケッチでは絵のうまい下手はどうでもいい

何度も言っていますが、観察スケッチはお絵かき競技じゃないので絵の上手下手はどうでもいいです。カタチが上手にとれない、描いていて失敗する、下書きしないと不安etc...そういう上手いこと描きたい気持ちは一度隣に置いておきましょう。(これは今度別記事で初心者さん向けのフォローをやります)

そんなことよりも、絵は下手でいいから5分〜10分、しっかりと見て考えることが大事です。描写に意識を取られてしまうと、描き込みと色ぬりにたくさん時間を取られます。それはそれでいいのですが、毎日続けられますか?

毎日少しづつでも観察してみる練習を積み重ねることが一番大事で、僕が伝えたかった事です。

ですので、僕の場合はほとんどは見て触って測って考えるのに時間を使い(10分〜15分)、スケッチは本当にスケッチでボールペン一発描き(5分〜10分)ミスってもはみ出ても気にせず。コメントとかは色分けする時もありますが、基本的には色は塗りません。

そして気づきの書き込みを多めにして、自分ならどうするか?どんな展開や改善や他への転用ができるか?を考えてメモ書きしています。ほぼ即興のクイックドローイングです。


どうでしょう?もう描くものがなーい!とか思っていた方は少し視野が広がったでしょうか?観察スケッチ、続けると本当にあらゆるものが観察対象になって世界が広がるのでオススメです。


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