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【目印を見つけるノート】1036. やきもののお話の続きと視点

きのうは、「夜更かしダメ」と思っているのに、『漫勉』を見てしまいました。浦沢直樹さんが漫画家と対談する番組。青池保子さんの回は見逃していたのでよかったです😊

さて、
『陶器市に行くなら』ベスト10の7~10です。きのう書ききれなかった分です。

7 会津本郷焼(福島県)

こちらは陶器と磁器を生産しています。磁器の産地としては最北だと書かれていました。
こちらで強い印象を与えるのは青の陶器です。
描かれた青ではなく、うつわの景色としての青です。出方はそれぞれ異なりますし、藍色~スカイブルー~ブルーグリーンまでニュアンスの違う青の表情が見られます。他の色もありますが、青がやはり出色だと思います。

会津で登り窯に伺ったことがあります。取材でしたので写真は持っていませんが、初めて見た登り窯です。そのような意味でも再訪したい場所です。

8 丹波立杭焼(兵庫県)

「土もの」というのにふさわしい、古くからの産地です。同様の意味で福井の越前焼も捨てがたいのですが、ええい、二ヶ所行くかあという感じです。
(丹波篠山から鯖江まででも鉄道では3~4時間かかりますが😅)
どちらも日本の六古窯に含まれます。

丹波立杭焼

越前焼

備前焼もそうですが、伝統はもちろん、何より「土の茶色が心を落ち着かせてくれる」と20代の頃から思っていました。
ケガで入院していたとき、たまたま置いてあった素朴な素焼の花器にどれほど慰められたことか。

やはり、「土をこねて焼いたのだ」と確かに感じられるものに還っていくのかもしれません。

お年を召してから好きになられる方も多いのかと思いますが、自分の暮らしをつくってくれているものたちに目をかけてあげると、ずいぶん心が豊かになると思います。それは陶磁器に限らないと思います。

たくさんなくてもいいし、コレクションのブランドや蘊蓄、金銭的価値もまあ本筋ではなくて(売るのが目的なら大事でしょうが)、
見る、
触れる、
向き合う、
合うように使う、
馴染ませていく、
大切にする、
それで十分ではないかと思います。
数寄(すき)と呼ばれる方々もそのような方が多かったのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
そうだ、でも、
箱はいろいろな意味で取っておいた方がいいと思います😅

9 益子焼(栃木県)

近場の関東圏をここで出します。
「行こうと思えばすぐに行ける」と思うのですが、益子に一度行っただけというていたらく😖

割と近隣ながら茨城になる笠間焼も合わせて見たいですね。笠間焼を始めた方が益子に広げたので、ふたつの産地はきょうだいのようです。今はいろいろなデザインも作られていて、洋食にも合うものがたくさんあります。ですので固定したイメージで語るのは失礼になるのかもしれません。

それはどちらの産地でも同じだろうと思います。ただ、「好き」を語るのはやはり「顔、姿」なのかなと思いますのでそうさせてくださいね。
昔ながらの益子焼の飯椀、鉢は
山かけとろろに最高に似合う、というのが私の激しい思い込みです😅
肉豆腐などもいいですね
(きのうの晩御飯)、
おでんも🍢

私たちが親しんでいる和のおかずにはたいてい似合うと思うのです。

その、私のイメージする定番が、なぜかネットで出てこない。焦りました、私は間違えているのだろうかと。
これです、これ。

灰色地に茶色の縁取り。
これはずっと定番のひとつであってほしいです。

10 薩摩焼(鹿児島県)

いよいよここまで来ました。かごんま😆
薩摩焼といえば藩も生産に力を入れて海外にも輸出されていた「白薩摩(白もん)」と、焼酎をお燗する黒ぢょかなどの「黒薩摩(黒もん)」に分かれますね。私は後者が好きです。

天文館のどこかで黒じょかの芋焼酎を差しつ差されつ……おつまみはキビナゴにさつま揚げ……これはもう、自分的には鉄板です。

どなたか一献。

……と、10エリアを挙げてみたわけですが、自分の趣味によるものです。まんべんなく紹介するという体にはなっていません。

あと、暮らしにあるものとしてやきものを取り上げましたが、他にもいろいろな視点が持てると思います。

そうですね🤔土の成分分析から地質を見るとか(地質学的な方向)。
そして、土も資源ですから取りすぎないような方法を考えるとか(環境保護的な方向)。
破棄される陶片をうまくリサイクルできないかとか(SDGs的方向)……燃えないごみになりますから。それを言ったら土のリサイクルもそうですね。
あと、私はこの漫画のアニメをときどき見ていました。

これは歴史的視点ですね。茶道の歴史もたいへん深いものがあります。松平不昧とか小堀遠州とか突っ込んでみたい方もいます。

思いつくままに書いてみましたが、もっといろいろな方向から見られるのではないかと思います。

なにかを見たときに、
新しいか古いかとか、
おしゃれか野暮ったいか、
格式があるとかないとか、
ステータスとかむにゃむにゃ😴
本能的な好き嫌いというのはあっても、
結局自分はほとんど知らないじゃん、見る目だってまだまだじゃんね、という結論になります。砕けた言葉でごめんなさい。

備前焼はこの前出したので今回は出しませんでしたが、行くリストにはもちろん入っています。

最後に、産地が西高東低なのも気になりました。気候の関係もあるのかもしれませんが、東に北にぜひ、素敵なやきものを見つけに行きたいと思います。

今夜の曲です。
Little Walter『Mean Old World』

リストを作っておいてよかったなあ。オリジナルのT-Bone Walkerヴァージョンはこの前出しました。おかわり。
T-Bone Walker『Mean Old World』

この曲は本当にいろいろな方に演奏されていて、「Mean Old World合戦」の様相を呈しています。一度全部並べてみたいなあ🎵
オリジナルの主人公がギターなら、こちらの主人公はマウスハープです。他のヴァージョンはどうなのかしら✨とワクワクします。

そう、ひとつの曲が変化するのを楽しめるのもBLUESの素敵なところだと思います。

さて、これから小説の作業にスイッチします。遅くなりそうです。
それでは、
お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 BRAND NEWなのですね。

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