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【目印を見つけるノート】686. 小説を書き始めたのは

『あさイチ』を見て清々しい気持ちになりました。金子隆博さんのお話もすごくよかったし、日本のジャズのレジェンド外山喜雄さんが演奏されていて。いつもより短い時間というのが本当に……。

そう、音楽は時間の芸術です。
ですので、どれだけの残響を自分に残せるかが大事だなと思います。リスナーとして。

さて、
最近バラのことを書いていませんので、「枯らしてしまったのでは」と思われるかもしれません。いえ、バラはそれほど弱くありません。咲くかどうかが分かるのはもう少し先ですが、育ってくれています。ありがとう✴
今は冬なので水を数日に一度あげつつ、様子を見ています。もう少ししたら追肥をする予定です。
これはニコル。

こちらはトモさん(品種名は鞆の浦)。

ニコルは新苗で来てもうすぐ3年目になります。
トモさんが大苗で来てもうすぐ2年目。

どちらも広島県福山市からやって来た苗です。トモさんに至っては、The BirthdayとThe Grooversの2マンライブの日にたまたまいただきました。
ありがとうございます。
福山づいとるのぉ(ふたつのバンドには福山出身の方が3名います)とひとりでニヤリ。
😏

バラとのお付き合いはーー福山のばら祭りがオンライン開催になって、現地で販売予定だった苗を急遽ネットで販売するというニュースを見たのがきっかけです。
このご時世のイベント開催は本当にご苦労が多いと思われますが、それがなければ私も生涯バラを育てることはなかったでしょう。
その意味において、稀有なきっかけでした。

たまには宣伝しますか。
(しょっちゅうしています)
2017年に『天下無双の居候 六左衛門疾る 水野勝成報恩記』という小説を公開しました。

並外れた勇ましさが裏目に出て、しくじって追放されて放浪していた人が、新しい藩を興すまでのお話です。
その新しい藩が備後福山藩(広島県福山市)です。

もともと、小説じたいまったく書いていなくて、このお話も地域史的なエッセイにしかしていませんでした。
それを以前の職場の先輩(新聞のキャップでした)に強引に😱見せたのです。先輩は読んでくださって、「うーん、この人を知っている人が少ないんじゃないかな。知らない人に興味を持ってもらう前提で書いたらどうかな」というような趣旨のアドバイスをくださいました。
それで小説を書き始めたのです。

先輩、ありがとうございます。
もうじかにお伝えすることができないですけれど。

2017年に本編を公開してから、毎年1本番外編を書いています。他の小説までひっくるめれば、水野勝成さんがらみでずいぶん戦国から江戸のビッグネームを書きました。
織田信長、豊臣秀吉、伊達政宗、佐々成政、立花宗茂、井伊直政、加藤清正、後藤又兵衛、黒田官兵衛と長政親子、宮本武蔵、徳川家康・秀忠・家光・紀州頼宣・家康の母於大、水野信元・忠重……。
えーと、私がこれだけ書いたからすごいということでは間違ってもなくて、勝成さんがこれだけの方と関わっていたからなのです。
フォレスト・ガンプと張るようにも思えます。
でもフィクションではありません。
ゲームでもない😅

この方が気になったのはたまたまですけれど、本当にすごい人です。どんどん同心円で広がるような人とのつながりを持っています。そして、縁を結んだ人をとても大切にしていました。それはこの時代としても、今でも見るべき重要な部分だと思います。

彼が岡山の成羽で数年居候し、領主の三村氏に世話になることがなかったら、後に福山の町を築くこともなかったでしょう。
(ということを先般、岡山県高梁市の方にお伝えできて私は幸せです😆)
そして、
この人のことを書いていなければ、織田信長のことなど書けなかったことでしょう。

彼は私がこの時代を描く軸になってくださった存在でもあります。

この方は出自を誇って、肩書きをひけらかして諸国を回っていたわけではありません。印籠も桜吹雪もない。身分を隠して諸国を放浪していましたし、肩書きも「一番鑓の六左」という通称。実際に戦闘能力が高くなければ使えない。もちろんHPはつきませんが。

広島県福山市の媒体で、しばらく前に水野勝成の優れたところ、という記事を載せられていたように思いますが、今に至るまで地元の方々に愛されているのも素晴らしい点だと思います。

今年は福山城築城から400年記念の年です。福山市では、福山城天守の北側壁面の鉄板張り復元も含めた大改修工事をされています。
福山市の公式インスタグラム

私は、私の軸になってくださった方に深い敬意を抱いています。
彼が築いた福山の町にも愛着があります(今のことは詳しくないですが😅)。ですので、このお祝いの年をよそもんながら、お祝いさせていただきたいのです。
バラと一緒にひそやかに🌹
バラのようにうつくしく咲けたらいいのですが、私には書くことぐらいしかできないのです。

ということで、
秋には少し長めに福山を訪問させていただこうと考えています。今は下調べで福山がらみのインスタグラムを見ていますが、何か食べ歩きになりそうな予感がします😅
おいしそうなスイーツやラーメン、焼肉、牡蠣、とんかつ……ははは。
本分はどこへ😑

そのときは福山旅日記でも書くとしますか。

さて、ここまで福山のことを書いていますが、今日の1曲はTHE BEATLESです。
『Two Of Us』

口笛の出てくる歌があります。
Otis Reddingの『Dock Of The Bay』、
Billy Joelの『Stranger』、
Guns' n Rosesの『Patience』などなど。口笛ってつい真似してしまうのですが。この曲が最初かな。

口笛を吹くと、気分が軽くなる気がします。この曲の口笛は特に。
夜中だと蛇が来るらしいですが。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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