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ニューロダイバーシティとは何か?

各社でD&Iが推進される中、「ニューロダイバーシティ」も注目され始めています。

ただ、この概念が広がる一方、誤解や誤用も目立ってきています。

発達障害=ニューロダイバーシティではありません。

では、一体どういうものなのでしょうか?


一部の特性を取り出して多様性と呼ぶのは誤り?


「ニューロダイバーシティ」にかかわる誤解の一つは「発達障害も脳の多様性である」という点です。なぜこれが誤解なのか?

そもそも多様性とは、「みんな違う」ということでも、「みんな一緒」ということでもありません。当然、一部の特性だけを取り出して「多様性」と呼んでしまうのも違います。

にもかかわらず、「ニューロダイバーシティ」を議論するときは「発達障害」というマイノリティに焦点を当て、多様性と捉えてしまっているのです。

この記事で紹介されて通り、こうした視点をもとにした議論は、多様性の本質からずれています。


まずはニューロダイバーシティの本質を正しく理解することが大切


発達障害を含めて、人間の神経や脳には違いが存在します。そのため、得意分野や課題が生まれています。こうした違いをそのまま捉えるのではなく、個性として受け入れ、組織運営に活かすことが大切でしょう。

国内ではようやくD&Iが本格的に推進され始めたばかりで、実際に企業内で「ニューロダイバーシティ」を推進するのは、もう少し先のことかもしれません。

ただ、これからの進展を待つだけでなく、まず第一歩は、「ニューロダイバーシティ」の本質を正しく理解することです。

これが企業だけでなく、社会全体にとっても大切なステップとなるでしょう。

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