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仕事は初動が大事!「エメットの法則」とは?

「この仕事やらなければ!」と思いながらも、「でもこちらの方が優先順位が高いし、後回しでいいか...」と、ついつい先延ばしにしてしまっていませんか?

勉強でも仕事でも、やるべきことを先延ばしにすることは、結局は損をしてしまうことになります。


先延ばしはダメ絶対!エメットの法則とは?


エメットの法則とは、仕事を先延ばしにすると、実際に仕事をこなすよりも多くの時間とエネルギーを要することを指します。講演家・著述家として活躍するリタ・エメット氏が、著書『The Procrastinator's Handbook』の中で提唱した考え方です。

この考え方は次の2つの法則によって構成されます。


第一の法則は、エネルギーの観点からのものです。

第一の法則:タスクを先延ばしにすると、タスクを実際にこなすよりも、多くの時間とエネルギーが必要になる

エメット氏が主張する一つ目は、仕事や勉強を先延ばしにすると、余計な労力がかかってしまうとことです。たとえば、「あれをやらなきゃ」と頭の中で覚えるや思い出す労力、着手が遅れることで短納期で急いで間に合わせる体力、何よりその間にかかる精神的な負担などです。要するに、悩む暇があったら早く始めるべきだ、ということです。


第二の法則は、その人の志向性に関するものです。

第二の法則:完璧主義が先送りの原因である

エメット氏によれば、先送りの原因は完璧主義にあると言います。たしかに完璧主義の傾向が強ければ、プラン作成に膨大な時間を費やしてしまいそうです。プランを立てるよりも、一刻も早く着手すべきだということでしょう。

エメットの法則は、あくまで経験的な法則に過ぎませんが、日々の日常や仕事の効率化を促してくれる大事な考え方です。


でもなかなかアクションに移せないとき、どうすればいい?


では具体的に、どういう場面で「エメットの法則」が当てはまりそうか、考えてみましょう。

たとえば、洗濯物を片付ける場面です。雨が突然降りだしてきて洗濯物を取り入れたまでは良かったものの、「いつか片付けなきゃ」と思いながら、畳んで仕舞うのが面倒になったことはありませんか?

急いで取り込んだので、洗濯物にシワがついてしまいそう。でも、やるならアイロンをかけて綺麗に仕舞いたい。こんな気持ちを抱えているうちに、数日経ってしまったなんてことありそうです。こんなことにならないように、何も考えずに、さっさと動いた方が良いのは間違いありません。

でも、面倒だからこそなかなか動けない…こういうときにどうすればいいでしょうか?

たとえば、「面倒なことは最初に片付けておく」「完璧主義ではなく完了主義で動いてみる」という自分のルールを作っておくと良さそうです。

面倒なことほど後回しにしがちですので、まず最初にそのタスクを着手することを大事にしましょう。その際、完璧にやり遂げるのではなく、とにかく終わらせることを目標にするということです。

余計なこだわりを捨てて、とにかく大雑把でも良いのですぐに着手して終わらせることが大事です。もし心当たりのある方は、一日だけでも良いので、少し意識して取り組んでみてはいかがでしょうか?

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