前回は、戒名は必ずつけないといけないの？についてお話しました。今回は、収納家具を買う前にして欲しい事についてお話します。

私の母は、綺麗好きです。その母に育てられた私の家は、とっ散らかっています。片づけのDNAは引き継がれないものなんだなぁとしみじみ感じている今日この頃ですが、その母から以前、

「ニトリ連れてって」

と言われました。何買うの？と聞いたら、

「棚みたいなやつ」

というので、どこに使うの？と聞いたら、

「この隙間にはいるやつ」

と、３０ｃｍほどの細っそい隙間を指さして言うのです。当時私は、色んな家具店やホームセンターを回りましたが、そのサイズにピッタリのものは見つかりませんでした。

そこでもう一度母に聞いてみました。

「ここに何をいれるん？」

ちょっと考えて、母は言いました。

「そやなー。タオルとか、かな」

この答えを聞いて、収納家具を買おうとするのを止とめました。

理由は三つ。

１．その収納家具が、本当に必要なのものなのか
２．収納家具を買ってしまうと、不要になった時、処分に困る
３．できるだけモノを減らして、動線を確保したほうが安全

１．については、「必ずしも必要な物ではないんじゃない？」と思ったからです。

「そやなー。タオルとかかな」

という母の答えは、「そやなー」で、「ええーっと。何をいれるつもりやったんやろ？」と一瞬考えたことで、絶対必要なわけじゃない、とわかります。そして、「タオルとかかな」というあいまいさで、「母の中で、何をどう収納するのかが固まっていないけど、とりあえず収納家具が欲しい」という気持ちだけが強いと思いました。この状態で買っちゃうと、後で「やっぱりいらんかった」になりかねません。

２．については、ホームセンターによく売ってるカラボ（カラーボックス）ぐらいならまだしも、

頑丈なコンテナ型を買われた日にゃ、不要になったときどう処分するん？！問題が起こります。

なので、３．です。歳を重ねると、「箱ものは、増やすより減らす」方が「安全」です。もし家の中で倒れたときに、収納家具の角で頭打ったりしたら、即入院→介護コースです。

ということで、実家の親御さんから収納家具や大きな家具類を買いたいと言われたら、本当に必要なのかどうかをよーく考えてから購入するようにした方がいいと思います。

次回は、支払額が3倍から5倍以上変わる葬儀。まずは見積を取る。についてお話します。

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