介護離職　18日目。

数えるのが、もうめんどくさい。

もう少しだけがんばろう。

会社とは『法人』。

法律が作った『人』。

でも、会社に手足がついて歩いたりするわけじゃない。

法律的に『人』として扱うってこと？

会社勤めしてるときは、考えたことがなかった。

考えてみることにした。

『会社』は人なのか？

人だとすれば、会社を主語にして、会話してもいいはずだ。

…ん？

てか、普通にやってるな。

たとえば、

『会社はわかってくれない』

『会社がつまらない』

『会社が決めた』

『会社が悪い』

こんな会話があふれてます。

もちろん、ぼくも使ってました。

でもさ。『会社』って誰？

会社とは、トップ？社長やCEOのこと？

いや。『経営陣』や『取締役会』みたいな偉い人たちの集まりのこと？

このあたりまで会話がすすむと、
ビジネス啓発本をかじった社員が、こんなことを言い出す。

『会社は、お前だ』

『会社は、お前次第だ』

『会社は、お前が作るんだ』

ひく…

なんだ君は……

ぼくの時代で言うなら、

『テレビの見過ぎ』か『漫画の見過ぎ』

一介の社員がそんな大それたこと目標にしたら、失敗したときメンタル逝くよ。

いや、失敗する前に逝く。

言わせて頂くなら
『会社とはお前だよ！』というお前こそ会社の化身だ。

ぼくは、二つの上場企業で働いたが、トップは遠い遠い存在だった。



ちなみに、役員になったあとでも遠い存在は変わらない。


近くに見えてるだけ。

多少話しやすくなるだけ。

ただ、デカイ会社のトップでさえ、ぼくは『トップ＝会社』とは思えない。

ぼくが思うに……

『会社がつまらない』とか、
『会社が決めた』と言うときの
『会社』って、自分の『上司』のことを言ってない？

　上司が良けりゃ、普通は良い会社だって思う。

　だって、社内で接する人なんて、上司と部下以外に、ほとんどいない。

　たとえば、他の部署の人間と揉めたとする。


　縦割り組織だとよくあること。


　それを解決したり、フォローしたり、愚痴を聞いてくれるのって、基本的には上司。

じゃあ部下はどうか？って言うと、
たしかに部下に恵まれないことはある。


会社だから当然。


でも部下の場合、上司と違ってなんとかなる。


自分に人事評価権があるからだ。

『最近は、逆パワハラもあるじゃん』

そうですよね。

でも、それって、もはや恵まれないとかのレベルじゃない。





逆だろうが表だろうが、パワハラなんかする人は、録音して吊せばいい。

やっぱり、会社なんて結局、上司で９割くらい決まると思うんだよね。

だとすると、上司だけコントロールしときゃ、とりあえずオッケってことになる。

『この上司アホすぎる…』と思っても、そこはグッとがまん。

ポジショントークもあるし。

がまんの源は、もちろん今の待遇。

それでも『この程度の待遇で、これ以上のがまんは無理！』ってなることは、充分あり得る。



例えば、上司が無知で、50音から教えてあげないといけないとか。

目線を合わせてあげるにも程があるときだ。悲しいがこれもよくある。

会社だからね。

そうなったら、こんなことを考えたりする。

(定量と定性が入り混じるが）

まず、今の待遇(給料とか地位）というプラス要素から、ストレスというマイナス要素を引く。


　その次に、成長の機会や成長の喜びを失うという損失を引く。

その解は、たいていマイナスを示す。

　だったら転職すっか❗️となりそうだが、そう簡単にはならない。

多くの人が『でもさ…』ってなる謎の算数が始まる。

　人間は、今持ってるものを失うリスクを過大評価する傾向がある。

　それどころかプラス要素に転換して、今の待遇に足しちゃうぐらいのことまでしちゃう。

でも足していいんだっけ？

たぶん、ダメだ。

足すのは、なんか違うとは思っている。

『なんか違うんだよな……』とわかっていながら、今の待遇を失うリスクを恐れ、現状にとどまる。

これが普通。

結局、ぼく思うんです。

人が『変化』を採るかどうかの判断基準。

外に出た方がもっと成長できる！
待遇も上げられる！と思えるかどうか？

もしくは

待遇とかどーでもよくて、
外に出た方が『人生おもしろい❕😃』と思えるどうか？

そう思えるなら、秒で変化を採るべき。


明日死ぬかもしれないから。

会社なんて上司。


上司は人。


合わない人は合わない。

ぼくたちは、合わない人からは離れようとするのに、
合わない会社からは、なかなか離れようとしない。

『人』は、それ自体、面白い生き物。

会社は、法律によって作られた『人』。

どっちも面白い存在。

いまから、元部下(というより同僚）たちと飲みに行く。

みんな少し前に会社を離れた『人』。

そんなこんなで