今、電車で隣に座っている人は、進む道が違ったら「友達」や「仕事仲間」だったかもしれない。

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最近知り合った子が、数年前に私が時々訪れていたカフェで、店長をしていたと聞いた。

私はそのお店が好きで、たまに仕事帰りにふらりと立ち寄って、コーヒーを飲んだりしていた。
人との待ち合わせに使ったこともあった。

聞いたところ、彼女が働いていた時期と、私が通っていた時期は同じ。
きっと、一度ぐらいは顔を合わせていたはずだ。

ただ、私も常連と言えるほどは通ってはいなかったし、お店の人と話すこともなかったので、顔までは覚えていない。

でも、当時はただの「店長さんとお客さん」だったのが、時を経て「友達」になっている。

縁って、不思議だなあって思う。

他にも、ある職場で同僚として出会った3歳年上の人が、同じ小中学校の出身で、小学生の頃同じピアノ教室に通っていたと知ったり、

フリーランス同士で出会った相手が、数年前の同じ時期に、同じ会社で派遣社員として働いていたと知ったり、

逆に、私が大学時代バイトしてたレンタルショップに「私、そこめっちゃ通ってたけど」と言われたり。

多分、気づいていないだけで、他にもそういう人はいると思う。
「え！あのお店の！」とか「あの時の！」とか、きっとあると思う。

一度は関わらず通り過ぎて、違う形でもう一度出会って縁が深くなる。
もし、何かが少しでもずれたら、出会うことはなかったかもしれない。
違う人と出会っていたかもしれない。

もしかしたら、今電車で隣に座っている人は、無二の親友になっていたかもしれないし、さっき乗ったエレベーターで一緒になった人は、仕事仲間になっていたかもしれない。

逆に、今仲良くしているあの子は、スタバで背中合わせで座るだけの関係だったかもしれないし、駅のホームですれ違うだけだったかもしれない。

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日本の人口は、約1億2千万人いる。
その中で、いろんなタイミングや偶然が重なって出会いが生まれ、「友達」や「家族」になる人とつながっていく。

もしも私の進む道が違っていたら、相手の進む道が違っていたら、出会えなかったかもしれない。

そう思うと、人との縁って本当に不思議だなって思うし、今周りにいて、共に笑ったり泣いたりご飯食べたりしてくれている友人たちと出会えたことって、本当に奇跡だなぁって思う。

みんな、出会ってくれてありがとう。感謝。

そして、この文章を読んでくれてるあなたも、ここを訪れてくれて、ありがとうございます。これもひとつの出会いだよね。

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これからも、つながった縁を大切に、そしてこれからつながる縁を楽しみに、進んでいこう。
一期一会。
袖振り合うも多生の縁。