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【おすすめ本紹介】常識のない喫茶店

僕のマリ「常識のない喫茶店」おもしろいので、
つい自分の考えを後回しにして仕事頑張っちゃう!みたいな人に読んでほしい。

これはちょっと変わった喫茶店を舞台にしたお仕事エッセイ。
その喫茶店はきょうび珍しい「お客様は神様」とは真逆の考えを持っていて、

・従業員に理不尽なクレームつけてくる人やめちゃくちゃマナー悪い人はお客様ではないから「いらっしゃいませ」も「ありがとうございました」も言わなくていい
・そしてそう言う人たちは従業員の一存で出禁にしていい

というルールのもと回っている。

他にも服装・髪型自由で仕事中のおしゃべりokなど、「働きやすい」ポイントがたくさん。
バイト募集をかければ応募が殺到するのだという。

ここまで読んで「えっ…?エッセイ?」と思う人もいるだろう。

この店は本当に東京の四谷にあって、そこで働いている僕のマリさんが「うちの店こんなに変なんだよ〜。お客様もこんなに個性的だよ〜」ということを冷静に書き綴ったのがこの本!

日本にこんな店が実在するなんて、本当に信じられない。けれど、クスッとくるし、読み終わると「この国もまだまだ捨てたもんじゃないな」なんて不思議と元気が出る。

こんな従業員本位の働き方、今すぐに全員が真似しちゃうと国が回らないかもしれないけど、
今働くのが辛い!ていう人は、
働いている時間の内のふとしたときに、ちょっとだけ、自分の気持ちを優先してみてもいいのでは?

劇的には変わらなくても、先週より少しだけ働きやすいかも…みたいな日が増えたら嬉しいよね。

疲れた時の一杯のコーヒーのような、そんなささやかなパワーがこの本にはあると思いました!

私も次東京行ったらこの店行ってみたいな。
(出禁にならないようにしなきゃ笑)

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