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IgA腎症との長い道のり #4「環境の変化」

じゃがいもの生しぼりを毎日飲み続けていると、尿検査でのたんぱく尿が3+から2+、1+と徐々に下がっていきました。尿潜血は3+か2+が常にありました。
家でたんぱく尿と尿潜血を検査できるキットを購入して、毎日自分でチェックをしていました。体が疲れたと感じる時はやはりたんぱく尿が増えていました。

予備校生だったので、自分の体調をみつつ、勉強しました。じゃがいものおかげで、体が動けないという日もなく、日常生活をおくれました。
ありがたいことに、無事、大学にも合格することができました。

大学は往復5時間かけて通学しました。激しい運動は制限されていたので、体育で走ったりすることはできませんでしたが、長距離通学はなんとかできました。朝は早い時は5時半の始発で家を出て、帰りが20時くらいでした。新しい生活になってからは、朝が早くて、じゃがいもの生しぼりを作れなくて、毎日飲めなくなりましたが、比較的、飲まない日でも手がむくまなくなりました。飲む頻度は徐々に減っていきましたが、そのままよくなるわけではないので、朝の手のむくみがひどくなると、たんぱく尿が増えてきている兆候なので、その時はじゃがいもの生しぼりを朝に限らずに、作れる時に飲んで、体調に応じて、調整していました。

病院は定期的に受診して、24時間尿をためて、一日にどれくらいたんぱくが出ているかの検査をしていましたが、健康状態はほぼ横ばいでした。
通学時間が長かったですが、比較的電車は座って乗れたので、電車の中で寝たりすることも多かったですが、なんとか休むことなく生活できました

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