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第二子育休を上の子とのコミュニケーション改善に使う

あなたは、子どもとの接し方につまづいたことはありませんか?
私は仕事と子育てと家事とで余裕がなく、子どもとの関係がうまくいっていないと感じていました。
2人目の子どもを出産して育休に入り、改めて子どもとのコミュニケーションを見直して、自分が人間として少し成長してきたと感じるので、その内容を紹介します。

今日は、第二子の育休中の取り組み、「生活基盤の整え」の一貫で行っている、「家族との関係の見直し」についてです。

現在上の子は年中、下の子はこの夏生まれ、私は育休中です。
上の子は0歳児クラスから保育園に通っており、当初はフルタイム勤務(延長保育利用でないとお迎え間に合わない)で仕事に復帰し、評価を上げたり下げたりしながら、2度目の産休に入る前にはなんとか社内で初めて時短勤務で昇格しました。
しかし、それまでの間、子育てに行き詰まり、心が荒んでいるような気持ちになることも多々ありました。
そのため、産休に入ったら上の子との関係を見直したいと思っていました。
行き詰まるのは、子どもに問題があるのではなく、私の心に余裕がなく、それを子どもが敏感に察して行動に現れるのだとうすうす気づいていたのです。

産休に入る前も、NVC(非暴力的コミュニケーション)やアドラー流子育てについて本を読んだりしていましたが、それを実践できているかというと全くできず、なかなか身に付きません。
コミュニケーションとはスキル、つまり、筋力のようなものであり、意識して鍛えないとなかなか身につかない・・・

これは語学も一緒だなと思いました。
語学学習では、学んだことの実践として会話の練習を行いますが、会話をしっぱなしでは自己満足に終わってしまいます。
重要なのは、復習すること。
自分が話した内容を文字起こしし、何がうまくいかなかったのかを分析し、どう改善できるのかを考えます。
(私が受けていた英語コーチングの受け売りです)

産後落ち着いたら、これを子どもとの対話にも適用しようと思いました。

そして、やったのは、まずいやり取りをしたなと思ったら、大学ノートに

①どういうシチュエーションで、どういう会話がなされたか
②そのとき私と子どもはそれぞれどういう感情を抱いていたか
③私は子どもにどうしてほしたかったのか。/子どもは私にどうしてほしかったのか。
④それではどう対応すればよかったのか。

を書いてみること。

こうしてみると、いかに子どもを下に見て扱っていたかに気付かされます。
嫌われる勇気」の著者の一人である岸見一郎さんは、子どもを小さな大人として扱う、つまり、子どもとの間に上下関係を作らないことの大切さを説いています。

しかし、苛立ってくると、上から押さえつけるように子供に物を言っている私。
ルールを勝手に決めてそれを押し付けたり、少し大きめの声を出して子どもの言うことを遮ったり。

そうしているうちに、上の子の態度も軟化してきたような気がします。
①を書き留めるだけでも効果があるように思います。

最近はノートに書きつけることはあまりできていませんが、「言ってしまった!」と思ったら、頭をフル回転させて、少しずつこれらのことを考えられるようになりました。
言ってしまったことはもう変えられませんが、まずは心を落ち着け、そしてここからどう子どもに主導権をわたせるかを考えます。
新しい思考回路を少しずつ開拓しているような感じです。

子育てに行き詰っていると感じたら、一度書き留めてみてはいかがでしょうか。

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私が参考にした本です。

アドラー心理学の概要を学ぶのにおすすめです。

嫌われる勇気の続編ですが、特に子どもの教育にフォーカスしていて、子育てをするうえでは実践編として参考になります。

子どもの教育にアドラー心理学を子どもの教育に実践するための具体的方法例として活用しています。
どのように声掛けをすればよいかなどの具体的な方法が参考になります。
今すぐにできることが書いてあるので、関係に行き詰まってしんどいときは、まずこの本をよんでみるのがよいです。
少し落ち着いてきてから、「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を読むと、より理解ご深まると思います。。

こちらはアドラー心理学の本ではありませんが、人との対話をどのように行うか、自分が感情的になっているなと気づいたときに、いつも参考にしています。

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