円高、また日本人が狙われている...

「外貨建て保険急成長 生保大手5社 18年度5割増 3.6兆円」

 またか。「お金のマニュアル」でも書いたが、大手の新聞が記事にして(しかも1面)書くときは、既成事実として済んでしまっている=対象となる顧客はほとんど買い終わっている状態である。そこへ計ったように円高。

 今までのパターンだと、この外貨保険の損切りが終わるまで続くんだろうなあ、円高。そして損切りが終わると何事もなかったように元に戻る。大体銀行も保険会社も利益が上がらずに四苦八苦しているところで甘い顧客に売り込んだのだろうが、本当に身勝手な話だ。「お客様のOOOO」が聞いてあきれる。

 そもそもこういうやり方はユダヤ商法の最たる例で、三菱地所がロックフェラーセンターを高値でつかんで後に投げ売りになった例や、古くは南北戦争でわざと株価を売らせておいて実は底値で株を拾っていたり、相場の世界では良くある手法。いわゆる「人の損切りは拾え」

 違った例で言えば、最近話題の徴用工訴訟。あれは弁護士の世界(特に欧米の)では「Class Action」と呼ばれる集団訴訟の手口で、不特定多数の被害者予備軍をなるべく多く集めて賠償額を引き上げ、多額の手数料を得ようとするために裁判を起こす。米国辺りではこれを完全にビジネスとして生業にしている弁護士が多く存在するようなので、徴用工の件はこれを国家ぐるみで取り組んでいると考えると合点がいく。ちょっと日本人の私には理解しがたいが、ある意味、これが世界標準とも言える。

 しかし…..日本人もそろそろ目覚めませんか? これだけお金持ちなのにここまでお金に緩いお人好しはおそらく日本人だけ。このままでは、いつまで経っていいカモのままなので、せめてネギをしょっていくのは止めよう!

 「いい人はどうでもいい人」という言い方もある。親切は日本人の美徳であり最大の長所でもあるが、そこに付け入ろうと虎視眈々な人達もいる。しかも身近にいたりする。過剰な疑心暗鬼はよくないが、せめてお金に関することは少し疑ってかかってみよう。少し臆病なぐらいが丁度良い。


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損切丸

福島県郡山市出身。日本の銀行から某外資系銀行東京支店の投資銀行部門へと転職。いわゆるマネーマーケットで資金、金利取引に従事。欧州通貨危機、リーマンショック、東日本大震災など多々ひどい目に遭いながらも何とか20数年生き延びた。当局(日本銀行、金融庁、財務省等)とのやり取りも多数。
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