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#102 毒親育ちが親になってやっておきたいたった1つのこと。

この記事は、

☑子育てが上手くいかなくて悩んでいる
☑感情的に子供に八つ当たりしてしまう
☑自分が毒親になってしまわないか不安

と思っている方の参考になれば嬉しいです。



毒親育ちが親になってやっておきたいたった1つのこと

毒親育ちが親になったら、まずは「自分なりの子育てポリシー」を決めておくことを強くおすすめします。

子育てポリシーとは、自分が子育てで何が何でも大事にしたいことです。子育ての自分軸…と表現した方がわかりやすい方もいらっしゃるかもしれません。

子育てポリシーは、親になったら誰しも持っておいたほうがいいと思います。それでも特に毒親育ちにおすすめするのは、初心に立ち返って自分の言動を振り返り、自分が毒親になりそうになっても軌道修正できる仕組みが作れるからです。

今は子供がいてくれて良かったと思っていますが、妊娠が発覚した当初は中絶一択でした。その理由は、毒親育ちであることの不安と自由度が少なくなる自分の人生に対する失望でした。その後、自分なりに心の整理をして今に至ります。

今になって思えば、子供のいない人生だと毎日が単調で、おそらく今のような働き方をしていなかったと思います。渡しの場合、結果的に出産が良いループを生み出してくれたんだと思います。

だからこそ、自分なりに子育ての方針を決めておくことで、ひと呼吸を置いて適切な対応をしやすくなります(毒親のように、PTOに関係なく自分の感情をぶちまけずに済むのは大きいです)。


毒親育ちの私が決めた「子育てポリシー」

では、そんな毒親育ちの私が決めた「子育てポリシー」とは?気になる方もいらっしゃるかもしれないので、ご紹介します。

・ポリシー1:成人するまで育て上げる
・ポリシー2:ネガティブ語は控える
・ポリシー3:できることをやってみる
・ポリシー4:後悔ない毎日を過ごす
・ポリシー5:母ちゃんの背中を見せる


ポリシー1:成人するまで育て上げる

子供を持つからには当たり前のこと…ではあるのですが、当たり前すぎておざなりにしやすいことでもあるので、あえて挙げています。

というのも、妊娠当初から元夫に貯金がなかったから。お金にまつわる嘘までつかれていたので、この時点で元夫に期待するのはやめて、自分の資産だけで自分と子供を守れるように準備をしていました(仕事をしていて良かったと思えた瞬間ですね)。


ポリシー2:ネガティブ語は控える

子供と話すときに、ネガティブに聞こえる・受け取りかねない言葉は、できるだけ控えるようにしています。

ネガティブ語とは、たとえば話のターンで「でも」「だって」から始めない、やめてほしいときは「~しないで」ではなくて「~されたら悲しいよ」とかに言い換える方法です。

ネガティブに聞こえる言葉を一番聞いているのは自分、次に子供。ネガティブな言葉の方がインパクトは強いですが、その分心に与えるダメージも大きいです。ダメージを受けるくらいなら、うまくいかないことがあっても前向きに取り組めるいい方に変換していきたいなと思っています。


ポリシー3:できることをやってみる

はじめての子育て、しかも子供を持たない人生を想定して生きてきたゆえに知識ゼロなので、試行錯誤の連続なので、自分なりに調べて納得できる方法をやってみるようにしています。

幸い、今は子供のことで手こずることはほとんどないですが、素朴な疑問は多く、よくググってます。最近は、2歳児の食事量の目安について調べました。大人と同じ量を平らげることがあり、ビックリして思わず調べました。

子供が早生まれなので、まだ幼いうちは他の子と比べると発達が遅いように見えることもあったのですが、子供なりのペースがあると思えば気にならなくなりました。保育園では、他の子に負けないくらい全力で遊んでいるようなので、それで十分と考えています(子どもの仕事は遊ぶこと)。


ポリシー4:後悔ない毎日を過ごす

万が一、今日が人生最後の日だったとしても後悔しない毎日を過ごすように意識しています。

私は30歳のときに自分の親が毒親だと認識して解毒をしたので、自分の足で自分の人生を歩けるようになってまだ10年弱です。年齢的にはそこそこ生きてきたおばちゃんかもしれないですが、人生的にはまだまだ小学生レベル…というわけで、毒親にむしばまれていた期間を取り返せたらいいなと思っています。

そこで生まれた考えが「後悔ない毎日」、言い換えると「今日も生きていてよかったなと思える毎日」とも表現できるでしょうか。日々変化しますし、後悔ないように毎日自分に100点をあげられるような成果・結果を求めてはいません。何かしら「良かった」と、自分で自分をほめてあげられる何かがあればモチベーションも自己肯定感も上がるのかなという発想です。

私が自分で自分の機嫌が取れて、毎日笑顔で過ごせるなら、私自身も気分が良いし、子供のメンタルにも良くて、そこから波及して関わるすべての人がハッピーな気持ちになれるんじゃないかなと思っています。


ポリシー5:母ちゃんの背中を見せる

漠然としていますが、子供から見て「カッコイイ母ちゃん」でいたいと思っています。

カッコイイというのは、私の中では生きざまです。男性と比べて、女性はライフステージの変化で役割がどんどん増えてしまいます。それだけでも対応に精いっぱいになる方もいらっしゃる中、母親になると母親らしさを過剰に求められてしまって、自己犠牲を求められているように感じています。

私で言えば、母親であり、仕事人であり、そしてひとりの女性。どれをとってもそれなりの楽しさはあるのですが、「趣味は仕事」みたいな性格なので、仕事を否定されてしまっては何も手につかない状況になりかねません。谷亮子さんの名言になぞらえて、「仕事でも金、母でも金」でもいいはずだし、なんならその姿を子供に見せることでプラスになればいいんじゃないかと思っています。

どれも自己満足なので、子供が「うちの親(私)は毒親だ」と感じてしまったなら、それまでです。なので、自分が毒親にならないように何ができるかを考えながら行動に移す必要はあります。


まとめ:迷ったときに立ち返る場所を作ろう!

この記事では、

☑子育てが上手くいかなくて悩んでいる
☑感情的に子供に八つ当たりしてしまう
☑自分が毒親になってしまわないか不安

とお悩みの方に向けて、毒親育ちでもママをやっている私の体験を紹介しました。少しでも参考になれば嬉しいです。

そもそも、毒親育ちは自分の人生を毒親から取り返すことで精いっぱいになってしまうのかなと思います。そのような状況でも、縁がつながって子供のいる生活があるのだから、どんな形であれ、親になったあなたが「この人生で良かった」「子供を産んで良かった」と思えることが大切です(あなたのやってきたことをあなたが認められることが一番大切です!)。

子育てと一言で言っても、子供の性格、子供との相性などの色々な要因で子育てのしやすさがかなり変わります。大変なことの方が大きかったりもするので、感情の浮き沈みが激しいことも否めません。

でも、子育てポリシーで「親としてありたい姿」を決めることができるので、子育てに迷ったときに初心に立ち返られると良いですね。私は、このポリシーを常に頭の隅に入れて子供と接するようにして、自分のなりたい親の姿に慣れているような気がしています。

良い親かどうか決めるのは子供です。自分の言動はあくまで自己満足なのですが、良いと思える行動の積み重ねが子供のためにも自分のためにもなることもあるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。毒親のことで悩んだとき、困ったときは、お問い合わせフォームまたはTwitter DMからご連絡いただければと思います✨

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