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こんなふうに生きていたなら、いつか、大変なことになるかも。などと、そんなふうに思わなければならぬとは、神よ、きみは、どんな神か。紙でこさえて、人為的。そんなじゃきっと、先は見えてる。そうじゃなくて、見たか、木々の成長を。我の手をして、切り倒しても、蘖よ、また、芽を吹く。輪廻かと。
春だけれど、夜は少し寒い。でも、これがほんとだろう。半袖はまだ少し先にしよう。外は真っ暗。虫の声と星の雫と目には見えないけれど風のさわさわとゆく、そのかたち。何も不安がないのである。それがかえって恐いくらい。この安堵はどこからくるのか。嘘をつかず、ありのまま生きているからなのか。
素敵なことを描く人よ。私はあなたの心のなかを旅してみたい。
ビールを飲んで、自作の料理を、ましてや、美味しいとか、感じて、ぐいぐい、いく。こんなふうに、単純で、かわいらしい、わたくしである。自慢ではなく、もちろん、これは小さな抵抗であり、または、肯定である。できるだけ、触れず、触れられずに、過ごすことをモットーとす。失いかけているものよ。
嬉しい。
ただ、ほんとうに、こころから嬉しいのである。
発露なる我の言の葉。
感謝。
前向きの驚きなら、いい。滞ることの恐ろしいまでの、緩く効き始める毒のような侵襲。山を見て、我にかえる。ああ、山が笑ふとは、こういうことなのかと、今更ながらに合点して、遅きに失する。いや、今日ほどはやい日はないのだから、大丈夫だと、早い動悸を優しく撫でる。撫でるより、撫でてほしい。
新しいことは、いつになっても、いくつになっても、疲れるものである。と、再認識。野にひとり眠りたい。静かに、しずかに。