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毒親から解放されるための”最低条件”

今回は、親から解放されるためには何が必要なのか?ということを私なりに考えてみました。
どなたかの参考になれば幸いです。

結論から言いますと、親から解放されるための最低条件は、

  • 金銭的に親から自立すること

  • 自分の心に折り合いが付けられる親との距離感をつかむこと

だと思います。
少なくともどちらかひとつは最低条件だと思います。

金銭的な自立ができれば、親から離れてどこへでも行ける可能性が一気に広がります。
まだ精神的に離れられない状態だとしても、離れられるタイミングが来た時に、すぐに離れることができます。
こういう状態を作っておくことって、とても大事です。

次に大切なのは、自分の心に折り合いがつけられる親との距離感をつかむこと。
私はこの2つ目をクリアするまでが大変でした。
距離感と聞くと、距離を置けば解決!と思うかも知れませんが、「心に折り合いがつけられる距離感」となると、話が変わってきます。

重要なのは、親との距離感に納得して、心地よい生活が送れるかという点です。
恐らくこの距離感は、人によって違うと思います。
それは「同居をやめる」という距離感かもしれないし、「会わずに連絡を取り合うだけ」とか、「会うことも連絡をすることもやめる」ことかもしれません。

―――――(ここからは私の話)

私は、社会人になっても母親と連絡を取り合う関係でした。
夫と結婚してからは、母親も気を遣っているのかほとんど連絡が来なくなりましたが、折に触れて電話がかかってきていましたし、用事があれば会うこともありました。
電話や会う機会がある時は、愚痴や文句、時には私たちの生活に影響を及ぼすような相談や提案も多く、毎度ぐったり。
私を振り回すので、結果的に夫まで振り回されるようなことも多々ありました。

たまにダメージくらうくらいなら、これも運命。
今はまぁまぁの距離感なのかな?と始めは勘違いしていました。
母親は一人しかいませんしね。

でも、ある大事な局面にさしかかった時、人とは思えない信じられないことを言い放ったのです。

本当に意味が分からなくて、どうしても許せなくて、怒りや悲しみの感情が噴き出し、全力でぶつけたため、大喧嘩になりました。
母親は「あんたが悪い」と言うばかり。

どう考えても母親が悪いので問い詰めると、今度は「どうせ私なんか」「やっぱり私はだめな親だ」と泣きわめいて「死にたい死にたい」「どうしていつもそうなの」と言う始末。

その時、プツン と何かがはじけました。

あ、そうか。もう連絡とるのやめよう。

私が出した答えは、「一切の連絡を絶つ」でした。
毒親はいつまでも毒親だ。モラルの低さが異常です。
人として関わることをやめよう、と、初めて私の頭がそう考えたのです。
気持ちよく前向きな生活をするためには、毒親からの影響よりも楽しいことが多い生活をすることをおすすめします。
自分と大切な人のために!(まだ大切な人が見つかっていないなら、自分とこれから出会うだろう大切な人のために!)

「親は一人なんだから、何があっても大切にしなきゃ」と言う人はたくさんいます。
実際たくさん言われました。

分かります。そういう気持ち。
でも、そう言える人は、私が相手と話しをして感じた限りでは、親から本当の猛毒を浴びていない人です。

私だって、親に代わりはいないと思います。
仲良くできる方が良いに決まっています。家族ですからね。

でもダメでした。
どう頑張ってもダメでした。
私は長い間自問自答を繰り返し、やっと、私なりの選択ができた気がします。

私は胸を張って、親と決別することを選びました。
親から離れたということに強い納得感を持って(というのも変な話ですが笑)、私の中に残った毒を抜く作業にとりかかっています。

これが、毒親から解放されるための私なりのスタート地点でした。


いつか必ず大丈夫になる

自己肯定感どころか、自分の存在すらもズタズタにされている中から飛び出すのは、本当に勇気がいることです。
親のコントロールを浴びている間は本当に辛いと思うけれど、めげずに解決策を探し続ければ、必ず解決の糸口が見つかります。
そう信じることが大切!


そのきっかけは自分の心かも知れないし、他の人からの知恵かも知れません。
今をしっかり見据えて、未来をあきらめず、解決策を本気で探し続けよう。

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