歌集『ひかる水』（北神照美氏）を読む。
歌集『ひかる水』（北神照美氏）を拝読しました。
北神照美氏の第四歌集にあたります。
装丁
ハードカバーの歌集です。
表紙のタイトル『ひかる水』が銀箔押しで、銀色に光る点にデザインの美しさを感じます。
五首選
地球儀の紙風船をふくらませパシリと叩き飛ばす 世界を
太古より祈りの塵が積もりゆき祠に溜まると宮司は言ひき
この雨はあの世にも降る雨なのか遠くの遊具がぽつんと赤し
重さうにのぼり来る月に足伸ばし蹴りあげてみむ森へぽあんと
もの書かぬときにはすうすう空つぽのわれの頭をあ、鳥が飛ぶ
リンク
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