オミノハナ

大阪在住の30代女性。5歳と2歳の子どもがいます。 なんせ本が嫌い。でも本好きになりた…

オミノハナ

大阪在住の30代女性。5歳と2歳の子どもがいます。 なんせ本が嫌い。でも本好きになりたい。どうにかしたい。人が書くものにふれてみようと思い、noteを始めました。ここで自分が本当に書きたいものを探していけたらなと思っています。そんなまじめな主婦をよろしくどうぞ~。

最近の記事

南海男がゆく vol.1

もうすぐ5歳を迎える息子は、南海電車を愛してやまない。 鉄道オタクのなかにも、「撮り鉄」「乗り鉄」など種類がいろいろあるが、息子はまぎれもなく「聞き鉄」だ。 秀逸に再現する南海電車のエンジン音は、周囲の大人にも一目おかれている。 南海初のVVVFインバータ制御装置を搭載した2000系が、加速・減速の時に発するモーター音はほかに例を見ない重低音だ。 これは、高野山の斜面を登るためのパワフルエンジンを積んでいるためで、「ンーンー」という音にちなみ、南海男のなかでは「ンー」

    • ヤンキーの彼 vol.2

      今日、はるばる堺から枚方まで、江弘毅氏×石原卓氏のトークショーに行ってきた。 『K氏の大阪弁ブンガク論』という新著出版記念イベントだ。 江氏は岸和田出身で、わたしの中学校の大先輩である。 だんじりの話こそ出なかったものの(それは石原氏がナイスファシリで食い止めたらしい)、江氏のトークからは岸和田くささがプンプンした。 私は江氏とは世代も性別もちがうので、まったく同じ岸和田弁を発するわけではないが、となりに座っていたみかさん(豊中出身)からすれば、大差ないのかもしれない

      • 「岸和田出身」の破壊力

        私は大阪の岸和田出身だ。 出身地を名乗って「そこ、どこ?」と言われたことはない。 どこに行っても出身地を知らない人がいないというのは嬉しいものである。 そのかわり、「岸和田です」と言うと、相手の顔が一瞬こわばる。 その次に「お、おぉ」という言葉を発するか、目を見開いて口をとがらせた表情で大きめにうなずくかは、その人次第だ。 そして、だんじりと清原のおかげでたいてい元ヤンの推定が働くのだ。 岸和田のイメージはそんな感じである。 ちなみに、ビフォーアフターなんてこと

        • 脱・本嫌い宣言

          小っちゃいときから本が嫌いだった。 でもいつも私のすることなすこと、本につきまとわれてきた。 現国(正式名称を忘れた)の時間がちんぷんかんぷんだった高校生のときも 当時大好きだった彼氏に読書をすすめられた大学生のときも どうにか予備校本だけで司法試験を乗り切ろうとした大学院生のときも いつもヤツに見られていた。 「いい加減、読めよ」という目で。 ヤツの視線に気づいていたけど、気づかないふりをしてきた。 30年以上本を無視して生きてきて、気づいた。 どうやら私

        南海男がゆく vol.1