もうすぐ5歳を迎える息子は、南海電車を愛してやまない。 鉄道オタクのなかにも、「撮り鉄」「乗り鉄」など種類がいろいろあるが、息子はまぎれもなく「聞き鉄」だ。 秀…
今日、はるばる堺から枚方まで、江弘毅氏×石原卓氏のトークショーに行ってきた。 『K氏の大阪弁ブンガク論』という新著出版記念イベントだ。 江氏は岸和田出身で、わた…
私は大阪の岸和田出身だ。 出身地を名乗って「そこ、どこ?」と言われたことはない。 どこに行っても出身地を知らない人がいないというのは嬉しいものである。 そのかわ…
小っちゃいときから本が嫌いだった。 でもいつも私のすることなすこと、本につきまとわれてきた。 現国(正式名称を忘れた)の時間がちんぷんかんぷんだった高校生のとき…
オミノハナ
2018年7月9日 23:59
もうすぐ5歳を迎える息子は、南海電車を愛してやまない。鉄道オタクのなかにも、「撮り鉄」「乗り鉄」など種類がいろいろあるが、息子はまぎれもなく「聞き鉄」だ。秀逸に再現する南海電車のエンジン音は、周囲の大人にも一目おかれている。南海初のVVVFインバータ制御装置を搭載した2000系が、加速・減速の時に発するモーター音はほかに例を見ない重低音だ。これは、高野山の斜面を登るためのパワフルエ
2018年7月8日 02:48
今日、はるばる堺から枚方まで、江弘毅氏×石原卓氏のトークショーに行ってきた。『K氏の大阪弁ブンガク論』という新著出版記念イベントだ。江氏は岸和田出身で、わたしの中学校の大先輩である。だんじりの話こそ出なかったものの(それは石原氏がナイスファシリで食い止めたらしい)、江氏のトークからは岸和田くささがプンプンした。私は江氏とは世代も性別もちがうので、まったく同じ岸和田弁を発するわけでは
2018年6月20日 13:54
私は大阪の岸和田出身だ。出身地を名乗って「そこ、どこ?」と言われたことはない。どこに行っても出身地を知らない人がいないというのは嬉しいものである。そのかわり、「岸和田です」と言うと、相手の顔が一瞬こわばる。その次に「お、おぉ」という言葉を発するか、目を見開いて口をとがらせた表情で大きめにうなずくかは、その人次第だ。そして、だんじりと清原のおかげでたいてい元ヤンの推定が働くのだ。
2018年6月19日 16:23
小っちゃいときから本が嫌いだった。でもいつも私のすることなすこと、本につきまとわれてきた。現国(正式名称を忘れた)の時間がちんぷんかんぷんだった高校生のときも当時大好きだった彼氏に読書をすすめられた大学生のときもどうにか予備校本だけで司法試験を乗り切ろうとした大学院生のときもいつもヤツに見られていた。「いい加減、読めよ」という目で。ヤツの視線に気づいていたけど、気づかな