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本の断捨離を通して気付いた自分の本当にやりたかったこと


前回、収集を続けた本をまとめて手放した記事をあげましたが、今日はそれを通して得た気付きについてです。

売った本の内訳はこんな感じ。
半数が小説、その次に多かったのが自己啓発本の類。

では自己啓発本に並ぶカテゴリーが、???と記しているところですね。



この???正解は...

英会話の学習本



でした!


私は幼少期から英会話教室に通わせてもらっていたのですが、中学の英語の授業で挫折しました。興味が無いどころか嫌いでした。

では、なぜ嫌いなものに関する本が多いのか?
決して人にもらった訳ではありません。実は自分でも気づかなかったのですが、何年もかけて自分で買い集めていたようなのです。

英語に関する苦手意識を持ったまま大人になってしまい、このコンプレックスを解消しようと思い立っては本を買い、少し読んでは本棚に眠らせ、すっかり忘れてまた新しい本を買う、の繰り返し。
恐ろしいことに本の整理をしたことで初めてそれに気がついたのです。


少し時代を遡ってそれは大学時代のことです。私は専門大学に通っていたので、クラスには留学生が沢山いました。そのうち中国人2人、台湾人1人と仲良くなり、4人で1つのグループになりました。

一緒に課題をこなしたりしているうちにプライベートでも旅行にいくような仲に。そこで気付いたんですね、中華圏の人達ととても気が合うと!彼らは一度仲良くなると深い愛で包んでくれる。アルバイト先などの学校外でも中華圏の友人が増えていきます。

それを機に初めての海外旅行で台湾を訪れました。



そこで、人や食べ物、空気感、建物、全ての魅力に取り憑かれ、彼らに少しでも近付きたいと第二外国語は中国語を専攻しました。
勉強は不得意でしたが中国語の授業は本当に楽しく、授業で習う範囲で中国語検定の準4級 (一番初級)を受け合格できました。

大学を卒業し、就職すると仕事が忙しく中国語を続けることはせずに必死に働きました。


ここで現在に戻ります。


本を選別するため、手付かずの英語の学習本を手に取ると気持ちはどんより。しかし、使い込まれた中国語の本を手に取ると心が踊り、よく見るとマーカーが至るところに引いてありました。
やっと気付いたんです。


私が本当にやりたいことは中国語だと。


それに気が付いたら即行動!
英語の本は全て売り、中国語のマンツーマンクラスに入会しました。
まだ、中国語は再開したばかりですがとても気持ちが良いです。

英語が話せて当たり前の時代、まずは英語が話せてからじゃないと他の言語なんて学習してはいけないと強く思い込んでいました。

でもそれって誰かに強制されたのではなく世間の目を気にした私が勝手に決めつけて自分の気持ちを押さえつけていたんですよね。
それに気付いた今は開放感に満たされ、フレッシュな気持ちで中国語に向き合っています。

本を買うって不思議です。その人の潜在意識が現れる。

今回私の場合は本の断捨離を通して自分の本当の気持ちを見つけ自分の背中を押しました。
皆さんも本を断捨離することで、もしかしたら自分の不本意に気付き、やりたいことの断捨離ができるかもしれません。


最後に言語の学習のモチベーションアップにぴったりの映画をご紹介します。


マダム・イン・ニューヨーク

インドに暮らすシャシは夫と子供と義母と幸せに暮らしながらも、英語が話せないことに関して強いコンプレックスを抱いています。
家族を愛する妻として慎ましく生きながらも夫や子供から英語が話せないことに関してからかわれる度に人知れず傷つき、アンデンティティの崩壊を迎える寸前。
姪の結婚式を手伝うために一人家族より先にニューヨークに放り込まれたシャシの目に留まったのは「4週間で英語が話せるようになる」という広告...

言語に関係なくこれから何かを学びたいと思っている全ての人に見て欲しい映画です。


それではまた!

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