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境界とか巨石とか、やや根源に関するエッセイ

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相変わらず「機材愛」というフェチズムをけっこう嫌悪しておりますが(もちろん共感できる方もいます。)、まあそのようなノイズも写真には大切なんで、多少バカバカしくも日和ってみました。… もっと読む
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随筆または"essay" i

梶井基次郎は、びいどろを口に入れて最大限の享楽を感じたと『檸檬』の作中でインプレッション…

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surrealism

メンタルに問題がある。日本で生活する上で、各人の社会的生命を脅かす言葉だ。メンタルって精…

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分断の町で分断を忘れる?

”分断”っていつのまにか退屈な決まり文句になってしまいました。分けて断つ。野菜や木材を分…

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製鋼所とループ橋

ここは、大正区の南端、大阪市随一の鋼鉄まみれな界隈である。基調色はもちろん錆色。 錆色は…

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オルタネイティブな中国製コピー製品

精巧なコピー技術により、ハイブランドの製品を市価の何分の一もの価格にて手に入れた気持ちに…

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ふゆのそこ。わかのうら

和歌山県、和歌の浦。県名を掲げるこの名勝地はきっと、和歌山の名に深い関わりがあるにちがい…

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七里御浜(三重県)-熊野エクスプローラー

日本最長の砂礫海岸、七里御浜(しちりみはま)と人々の付き合いを振り返ってみると、西国三十三所めぐりの第一番が那智勝浦の青岸渡寺、また熊野三山の新宮・熊野速玉大社へ通じる「信仰の道」として位置づけられ、古来より多くの人々が往来した海岸道だったことがわかります。 砂礫海岸を構成する砂礫はこのような角の丸まった手のひら大以下の石で構成されています。思わず持ち帰りたくなるような姿形の良い石がいくつか自動車の中に転がっています。 現在は、熊野大花火大会(コロナで未開催)の観覧場所と

ふゆのそこ。たかまがはら

近畿地方住在者の感覚では、2月初旬から中旬のはじめ頃、冬の底を打つ印象である。またなかな…

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岸和田だんじり祭り--手作り地車でトレーニングする少年達(岸和田旧市)に明るい未来…

緊急事態宣言の続く大阪、日課のように撮り歩いているつもりだが、最近は街歩きするのも気が重…

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